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「入江さん、おめでとうございます!元気な女の子ですよ!」「生まれた。。。」琴子は泣きながら産まれたばかりの我が子を抱きしめた。「よく頑張ったな。お疲れ。」直樹もその姿を微笑ましく見守り、琴子の頭を撫でた。一段落して琴子も眠りについた頃、紀子ママが病室へやって来た。「琴子ちゃん!どっちが生まれたの!??」「お袋静かにしてくれ。琴子眠ったばっかなんだよ。はぁ。絶対に騒ぐなよ。女の子だ。」「女の子………。お兄ちゃん!?本当なの!?」「だから騒ぐな!一回出るぞ。」直樹は紀子ママを連れ
だいぶ不定期なブログになってきているので頑張ります毎週、毎週すみません◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇「おはようございます」「おはよう、琴子ちゃん。今日は顔色いいわね、何かあった?」「はい、少しいいことがありました。」「よかったわ〜最近辛そうだったから」「ご心配お掛けしました」今日は午後に沙穂子と会うことになった琴子。急であったが、沙穂子も琴子と会いたかったため、急遽予定を変更した。「琴子ちゃん、これ」「アルバム…ですか?」紀子は琴子にピンク色のアルバムを渡され、開くと、そこには
「・・い、入江くん、お誕生日おめでとう!!」「・・・ああ」今日は入江くんの誕生日。入江くんの論文作成もあり、2人でお義父さんの別荘に来ているのだ。いつもの私なら、入江くんの誕生日はテンション上がりまくり。しかも今年は別荘で2人きりだし。いろいろと準備もしていたのだけれど。「・・・・・はぁ〜」お互いからこぼれるため息。なぜ、こんなことになったかと言うと。それは昨日の出来事。別荘に到着し、翌日は入江くんの誕生日!ということもあり、私は張り切って準備していたのだ。そして、荷物を抱