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自殺をしようとは思わないが、若きウェルテルの悩み、神風特攻隊、三島由紀夫の自決、太宰治の心中にしろ、自らが望んだ永遠の眠りや来世への期待の気持ちは官能的で甘い匂いがする。辛い現実を生き続けるよりも、一番大切な人と永遠の世界に入ったり、誰かを助けて轢き殺されたり、キリストとして全人類の業を背負って磔にされたりする最期こそが、究極のマゾヒズムだと思う。死は美しく、そして儚い。
《新古今和歌集・巻第十五・恋歌五》1354題知らず相模稲妻(いなづま)は照(て)らさぬ宵(よひ)もなかりけりいづらほのかに見えしかげろふ☆☆☆☆☆【新編日本古典文学全集「新古今和歌集」☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(訳者・峯村文人・小学館)の訳】☆☆☆☆☆☆☆☆題知らず相模稲妻は照らさない宵もなく、その光の一瞬の間も、わたしは忘れていないことだ。どこにいるのか、ほのかに見えた陽炎のように一目会えただけのあの人は。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆