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、修羅の門まだ帯刀が当たり前だった時代。その時代にあって無手(素手)で人を殺す技を極めた一族がいた。その技を現代に受け継ぐ17歳の少年・陸奥九十九(ムツツクモ)は祖父に言われ格闘技界という表舞台に姿を現す。謎に包まれた千年不敗の古武術・陸奥圓明流が今そのベールを脱ぐ。作者は川原正敏。作者は過去に『あした青空』という空手少年とヒロインの青春漫画を連載したが、思うように人気が出ずコミックス全2巻で終了した。この時、作品自体はヒットしなかったが主人公が出場した空手選手権での試合シーンは読者
『陸奥圓明流外伝修羅の刻』第20・21・22巻を読みました。第20~22巻は、平安時代を舞台とした「酒呑童子編」。日本史の隙間に「陸奥圓明流」を挿し込んでくる外伝シリーズ『修羅の刻』。どこにどう挿し込んでくるのか、その絶妙さが毎度楽しい。今回の「酒呑童子編」は、源頼光が大江山の鬼・酒呑童子を倒した伝説が基になっています。頼光四天王のひとり、坂田金時が「陸奥」の一族という設定。坂田金時は、金太郎のモデルとなったといわれる人物で、実在性があやしいので、「陸奥」という架空
『陸奥圓明流外伝修羅の刻』第23・24・25・26巻を読みました。第23~26巻は、平安時代を舞台とした「安倍晴明編」。時系列的には、第20~22巻の「酒呑童子編」を内包する形になります。つまり、「安倍晴明編(前編)」「酒呑童子編」「安倍晴明編(後編)」の並びになるわけです。主人公は、陸奥圓明流・二代の陸奥桃李。「酒呑童子編」の主人公・陸奥庚の父親です。「修羅の刻」シリーズに関しては、感想はいつも大体いっしょです。よくもまあ、史実の隙間にうまいこと〝陸奥〟を挿入するものだ