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こんばんは!本日もご来店頂き誠にありがとうございました。本日も気温が非常に暖かくなり、ファッションが薄着に変わってきますと、気になるのがアクセサリー。当店でオープン以来、13年間ずっと定番で人気のメイドイン熊本のシルバーアクセサリーのご紹介です。【standingstraightstudio】"肥後象眼"の伝統美を受け継ぎ、熊本に拠点を置き活動を続ける伝統工芸士「麻生翼」氏によるオールハンドメイドの作品。当店はそのブランドのシルバーアクセサリーシリーズ【garbaw】が再入荷し
『源氏香』は誰がデザインしたのでしょうか?源氏香之図のデザインがあまりにもよくできているので、以前からとても気になっていました。いろんな文献を調べましたが、作者は不詳です。源氏香は、江戸時代初期、当代文化の指導者後水尾(ごみずのお)天皇の文学愛好の精神と香との結合から生まれた組香(二種以上の香を焚いて香の異同を判別するもの)の一種だと言われています。源氏香とは文字通り香道から来た言葉で、数や名前は源氏物語に由来しています。「源氏物語」は54帖あり、そのうち最初の「桐壺」と最後の
浮世絵から学ぶ風俗この浮世絵の女の着物の衿の黒い襟について。これは、時代劇でもおなじみの黒い衿スタイルだ。では、現代の着物にはまず見る事の無い、黒い布の正体とは?あの黒い衿のようなものは「掛け衿」といい、衿周りの汚れ(主に鬢付け油汚れ)を防ぐ為に付けられていた。現在の着物にも、共生地で『掛け衿』がかかっているが、それと同じだ。当時、裕福でない庶民の女性達の工夫で生まれたと言っていいだろう。手持ちの着物の枚数もしれているので、当然同じ着物を着回すことになるが、最も汚れやすい衿周り
源氏香の図これは「源氏香」をアレンジして、桜、富士、菊、紅葉、を配したデザインです。源氏香とは、組香の主題のうちのひとつです。組香とは、数種類の香りを組み合わせて香りを聞き(嗅ぎ)分けるという風雅な遊びです。この組香では、和歌や古典文学を主題にして、香りを組みます。そして主題の中で最も人気の高い主題が源氏物語を主題にした組香「源氏香」です。桐壺と夢の浮橋の2帖を除く52帖の巻名が一つ一つの図に附されている源氏香の図は、その芸術性の高さからか、衣装、蒔絵、陶器の絵付けなどにもよく使わ
『模様』『紋様』『文様』について、この違いを明確に意識している方は少ないのではないでしょうか。和柄は日本のデザイン分野における様式美です。様式美とは、洗練された手順や形式に存在する美しさのことをいいます。主に伝統的な芸術分野で使われる言葉です。今回は、日本の様式美『和柄』の一般人がほとんど区別がつかない『文様』と『紋様』の違いについてのお話です。まず、「文様」には描く者によってその形が変化し、自由な表現方法を示すニュアンスがあります。しかし紋様の「紋」は、例えば『家紋