ブログ記事6,239件
整形外科の手術は使うインプラントに合わせて色んなドリルが登場します。大腿骨に突っ込むようなドリルは太さ2センチくらいの巨大なドリル、手首の手術は太さ2~3ミリくらいの細いドリルが登場します。そしてそのドリルは大概電動で、8割はワンタッチでパチッと簡単に付けられる規格になってます。じゃあ残りの2割はと言うと、ヤコブスチャックって言うドリルの太さに合わせて調整出来るやつを付けないと使えません。これが地味に手間です(2枚目参照)。なんでも言われたらパッと渡したいので、ヤコブスじゃないと付かないや
エスマルヒは長いゴムバンドみたいなやつです。タニケットっていう四肢の血流を一定時間圧をかけて止めて出血を抑える機械を使うときに、末梢から包帯のようにぐるぐる巻いてさらに流れてる血の量を減らすために使います。これで手術する部分の出血が減って、みやすくなります。主に整形外科が骨折の手術とかで使います。前置きがいつものように長くなりましたが、大体の手術ってなんとなく終わる時間が決まってるのでそれに合わせて準備していくのですが、思ったより長引くと色々と準備が変わってきます。特にタニケットは一定時間を過
器械や針、ガーゼが無くなる事件が時々発生します。器械がない=体の中に残っている可能性が出てくるので、部屋中徹底的に探します。もちろんゴミ箱も開けて大捜索します。オペ室のゴミ箱は普通のゴミよりも血とか色んな物が混ざってとても大変です。でも見つけない訳にはいかないので、忙しい中出てこられるスタッフ総動員で探します。ただでさえ忙しいのに…ってピリピリです。いや、無くすのが悪いんですけどね。自分も意図せずやってしまう可能性あるミスの1つではあるし、先生がうっかり捨てちゃったパターンも結構ある