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法務局の屋根裏にはねずみの兄弟が住んでいます。「兄ちゃん」「なんだよ」「昨日、法務局の窓口で、閉鎖登記簿謄本に表題部がついてないんだけど、って質問があったんだけど」「ああ」「兄ちゃんだったら、どう答える?」「あ~、その閉鎖登記簿を見てみないと何とも言えないけど...」「うんうん」「登記簿には必ず表題部がある。だから、閉鎖登記簿にも当然、表題部があるはず。なのに、表題部がない、ということは考えられるのは粗悪移記閉鎖かな~」「粗悪移記?どうして、粗
大事なことに触れてませんでした。土地台帳って、大事ですね。長くなりそうなんですけど、説明させていただきます。土地台帳とは何か。明治22年法律第13号「地券ヲ廃シ土地台帳記名者ヨリ地租ヲ徴収ス」という法律により、土地台帳に登録された人から地租(今の固定資産税)を徴収することになりました。、それまでは、土地の所有者に「地券」というものを交付して、地租(今の固定資産税)を納めさせていたわけですが、土地
(前回のおはなし)「一元化、ってどういうことか、簡単に説明してみて」「一元化...。土地台帳と登記簿の一元化、だよね」「そう」「土地台帳や家屋台帳の登録事項を新しい表題部の登記用紙に記載して、登記簿の先頭に編綴したこと」「なるほど、シンプルだね。じゃ、一元化で変わったことは?」「それまでは土地や建物の表示に関する申請は、土地台帳法に基づいてしていたけれども、一元化により、表示に関す