ヴァイオリン演奏

夕刊に今連載中の『函』という小説があります。松家仁之さんが書かれた小説です。まずこの題名に初めは、何のことだろうと思ったのです。この「函」は、本を入れるもののことです。私は何冊かを組みになっている本を入れる「函」が頭に浮かびましたが。きちんとした組み本を入れてあったものが私の若い頃に確かにありました。その本を入れる「函」を作っている工場が舞台になっているお話だったのですが、今まであまりちゃんと読んでいませんでした。朝刊の小説の方は、幽霊がそっとやってくるスナックの話なので、何だかそち

SamvelYervinyan-TourRecapサンヴェル・ヤーヴィニャン(アルメニアの巨匠ヴァイオリニスト)-ヴィオロンの溜息サンヴェル・ヤーヴィニャンの最新のツアー活動としては、2025年5月15日にアルゼンチンのブエノスアイレスにあるフランス大使館で行われた、マリー・マヌージャン研究所の慈善事業のための公演(完売)が挙げられます。彼はAGBUとのコンサートや、ヤニー(ギリシャ・カラマタ出身の作曲家、シンセサイザー奏者、ピアニスト、音楽プロデューサー)・オーケストラとの過去

たまたま居合わせた場所で無料のヴァイオリン演奏会が行われるとのこと。特に予定もなかったので聴くことにしました。大山弘翔さんはなんと東大医学部の学生さんだそう。図々しくも一番前の席に陣取り、１時間ヴァイオリンの調べを堪能しました。ヴィヴァルディの「四季」より「夏」や中島みゆきの「糸」などバラエティに富んだ曲を丸１時間演奏して下さいました。優しくてうっとりする素敵な演奏でした。東大の医学部で、且つコンクールで優勝するほどのヴァイオリンの腕前とは神は二物を与える