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目でとらえた視覚情報は、視床でいったん処理され大脳皮質に届けられます。届いた情報を分析し意味づけしているのは、大脳皮質の一次視覚野です。今日はこの辺を勉強しましょう。視細胞が感受した視覚情報は、網膜内で二次ニューロンである双極神経細胞に伝えられ、さらに神経節細胞へと伝導されます。神経節細胞は、たいへん大きな神経細胞で、約100万個存在しています。そしてその線維が視神経線維として、眼球から出ていきます。視神経は、眼球後部の視交叉で交叉して視索(しさく)となり、視床の外側膝状体(がいそく
大脳に注目が行きますが、小脳も大切。勉強していきましょう。脳幹の背側に存在する小脳の、左右に張り出した部位を小脳半球、背骨のように走る隆起部を虫部といいます。脳幹の中脳、橋、延髄とは、神経線維束が通る3対の小脳脚で連絡しています。中脳と連絡しているのは上小脳脚、橋と連絡しているのが中小脳脚、延髄と結ばれているのが下小脳脚です。小脳には、蛇腹状の溝(こう)と回(かい)、そして深い溝である裂があります。小葉(しょうよう)はこれらによってこまかく分類されているが、大きくは3つに分けられま
僕の妻はアルツハイマー型の認知症で、54歳のときに判明したので若年性である。もう少し厳密な言い方をすると、アルツハイマーという病気の結果、認知症という症状のうち、中核の記憶障害、実行機能障害、BPSDの不安、易怒性などが、表面化してきたのが54歳のときだった。いま読みかけている本によると、実はアルツハイマーには、3つのタイプ+1つの混合タイプが、どうやら存在するらしい。初耳頭巾である。難しい用語もあるが、この本の説に基づいて、その“3つのタイプ”を紹介しよう。
いろいろ考えたのですが、著者が考えての本の構成に準じて、勉強することにしました。まぁ、神経系がわからないと脳の機能もわからないのかなと思ってもいます。ではでは…神経は脳を中心として、体のすみずみまで張り巡らされて、全身を統制しています。その神経ネットワークは、中枢神経系と末梢神経系に大別できます。中枢神経系は、脳とそれに続く脊髄で、頭蓋および脊柱管の中にある神経です。末梢神経系は、中枢神経系以外の神経すべてを指します。これは脳と脊髄から末梢組織へと向かう神経群で、中枢
母の認知症を改善しようと、アメリカ留学時代の友人達(お医者さん×2)に勧められたUCLAのブレデセン博士のリコード法(ReCODEプロトコル)をできる限り実践中。手に持っていたものを忘れてしまっていた母が、今は食事を一応作り続けられるようになりました。詳しくは、そして正しくは、もうすぐ発売のこちらの本を読んでいただきたいと思うのですがアルツハイマー病真実と終焉”認知症1150万人”時代の革命的治療プログラムAmazonできる限りの実践を
頸部より下の運動、行動はすべて脊髄と末梢を結ぶ脊髄神経を介して行われます。脊髄神経は、全身の末端にまで枝をはりめぐらしています。脊髄神経は、脊髄から起こる神経線維束(しんけいせんいそく)で、4種類の線維で構成されています。中枢からの指令が骨格筋へと向かう体性運動線維、皮膚や骨格筋の感覚情報が中枢へ向かう体性感覚線維、自立神経を経由して内臓に向かう内臓運動線維、内臓から中枢に向かう内臓感覚線維の4つです。脊髄神経が通る脊柱管は、脊柱を構成する椎骨と椎弓に囲まれて、しっかりガードされてい
味細胞で感じる味覚、嗅細胞で感じる嗅覚は視覚や聴覚に比べると、処理が比較的単純です。いずれも脳幹経由で、大脳皮質の各領域に情報が届きます。今日はこの辺を勉強しましょう。舌表面のざらざらして感覚は、乳頭と呼ばれる小さなつぶでその形状から茸状乳頭(じじょうにゅうとう)、葉状乳頭、有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)の3種があります。味覚を受容しているのは、この乳頭のなかにある味蕾(みらい)というつぼみに似た組織です。味蕾の先端には味孔(みこう)という孔があり、そこから口腔内の水分や味成分が入っ
今日は昨日に引き続いて脳の病気に関する検査について説明します。ニューロンの電気信号を直接測定する方法として、脳波検査があります。脳波の種類は周波数の高さによって分けられ、低いものから順に、δ波、θ波、α波、中間速波、β波、γ波、棘波、鋭波(速波)です。てんかんの場合は棘波(てんかん波)が出現することが多い。一定の刺激を繰り返し加え、その刺激に反応する脳波だけを検出する方法は、誘発電位といいます。Ⅰ~Ⅶ波までの7種類があり、脳内の関連領域にそれぞれ対応しています。調べたい部位機能
※主夫の気まぐれサラダ※◎アボカド◎ブロッコリーのスーパースプラウド◎レタス◎たまねぎドレッシング◎アマニ油※秋サケとザワークラウド※◎秋サケ◎ザワークラウド◎やみつきキャベツ◎柿×白米◎味噌汁(しいたけ)◎•••いくら食べても良いもの△•••少なめに食べると良いものו••できれば避けたいもの✿あとがき✿本日の無敵食材(リコード法かつレクチンフリー)アボカドレタスブロッコリーのスーパースプラウト
脳も他の体の部位と同様に血液の循環によって栄養成分の供給を受けています。その運搬の大部分を担うのが、頸部から頭部につながる内頸動脈です。今日はそこにフォーカスします。脳には膨大な数の細胞があり、すべてに十分な栄養と酸素を供給する必要があります。そのため心臓から全身に送られる血液のうち15%が脳へと届けられる。脳に血液を提供しているのは、頸部から頭部へ上行する総頸動脈と鎖骨下動脈です。総頸動脈は頸部で枝分かれし、それぞれ内頸動脈と外頸動脈として上行します。内頸動脈は枝分かれすることなく
フランスやイタリアのミネラルウォーターをアマゾン定期便で購入して毎日飲んでいたことがある。よけい頭が悪くなっただろうか。水のせいにして申し訳ありません。自分の責任で不幸です。【危険】水道水の方が安全?よく買うミネラルウォーターに含まれている恐ろしい物質とは(健康・飲料水・硝酸態窒素・ナグモクリニック・予防医療・がん予防)ナグモクリニックの南雲吉則です。今回は「危険な水とその見分け方」について解説いたします。水というものは私たちが生きていく上で必要不可欠なものですよね。しかし、もしもコンビ
ヒトの学習機能は複雑で、いまだに不明な部分が多いのです。しかし、動物の研究を通じて、学習の種類やしくみ、そのプロセスのいくつかが解明されています。今日はこの辺を勉強しましょう。経験によって神経系が変化し、それにより行動が変化することを、学習といいます。学習には、非連合学習と連合学習があります。非連合学習は、単一の刺激に対して、一定期間持続して起こる行動の反応であり、「慣れ」と「感作(鋭敏化)とがあります。慣れは、意味のない刺激は無視するようになる反応です。たとえば、初めのうちは
眼や耳などの感覚器官でキャッチした情報は、脳幹へとつながる脳神経を経て、脳に伝えられます。脳からの指令もまた、脳神経を通じて伝えられます。12対の脳神経は、頭側から尾側へと順に、それぞれの名称とともに、Ⅰ~Ⅻまでの番号がふられています。Ⅰの嗅神経は嗅索に、Ⅱの視神経は間脳に出入りしますが、そのほかはすべて脳幹部に出入りし、脳幹内にはそれぞれの脳神経に対応する神経核が存在します。各神経核は、頭側から尾側にかけて、細胞の柱として連なっています。脳神経はすべて、頭蓋底面にある孔
脳と脊髄からなる中枢神経系の起源は、ホヤなどの原索動物(一時期あるいは終生脊索(せきさく)という臓器をもち、ヒトのような脊椎(せきつい)はもたない動物。脊椎動物に近縁とされる。尾索類のホヤ、頭索類のナメクジウオなどに分けられ、すべて海産)にみられる、神経管と呼ばれる管状組織です。きもい~初期の神経管は管の端にわずかな神経細胞が存在するだけの単純な構造でした。これが生物の進化に伴い、脳へと発達したわけです。とくに変化が著しかったのは神経管上部で、終脳、間脳、中脳、後脳、髄脳の5
今日は大脳が場所によって役割が決まっていてそこを野(や)と呼びますがそこについて勉強していきます。大脳皮質の運動野と感覚野には、上肢や下肢、顔などの体の各部に対応する領域があります。たとえば、手の動きに対応する大脳皮質があり、その部分が損傷されると、手の動きが障害されます。このように、大脳皮質の各領域が体の各部の機能を担っていることを、体部位局在性といいます。運動野と感覚野の体部位局在性をわかりやすく示したのが、図のペンフィールドマップです。(きもっ!)運動野と感覚野の体部位局
さぁ、今日の脳の勉強会ですが、システム的なところなので少々難しいです…ただ、このシステムを覚えてしまえば、薬の効果の発生メカニズムと通じるところがあるので、今後の知識としては重要です。ではでは、始めます。神経終末(コードのプラグ)に送られた電気信号は、他のニューロンとの接合部であるシナプスで、今度は化学物質によって伝達されます。送り手側のシナプス前細胞から神経伝達物質が放出され、接合部の隙間を経由して受け手側のシナプス後細胞の受容体に届けられます。神経細胞って言っても一つの細胞
脳の底面、前頭葉の下に嗅脳(きゅうのう)という小さな部位があります。系統発生学的には大脳はここから発生しており、もとは脳の基本構造の一角です。動物では発達している部位ですが、ヒトでは小さく退化しています。鼻にある嗅細胞による嗅覚情報は、まず嗅球に伝えられる。嗅球には糸球体と呼ばれる、直径約50~200μmの球状の構造物が約2000個存在しています。この糸球体が2個対になって、それぞれ特定の匂い情報を処理しています。嗅覚情報はその後、図にあるような、下のような経路で大脳皮質の嗅覚部位に
さて、もう1,2回面倒ですが読み進めてくださいね。1921年にアセチルコリンという物質がはじめて発見されて以来、数多くの神経伝達物質が脳内にあることがわかってきました。神経伝達物質は、大きく4つに分類できます。小分子伝達物質であるモノアミン類、アミノ酸、アセチルコリンの3つは、窒素原子を含む小さな有機分子です。神経終末のシナプス小胞内に貯蔵されていて(昨日を思い出して)、Ca2+などが神経終末に流入すると、それをきっかけにシナプス間隙に放出されます。もう1つの神経ペプチドは、ア
冷蔵庫をあさり食べられるものが尽きると冷ややっこを食べたあとの醤油がのこった皿に小さい布のマスコット人形を箸で浸して口に運んでいた。バリバリ音がするのでかけつけるとゴルフボール大のショウガを齧っていた。「からい」と言いながら齧り続けるビーバーが齧ったような直径1cmの棒になっていた。前の日から食事する机にショウガをもっていくので「ショウガはおいしくないよ」と皿を下げるのを繰り返していた。生のきくらげを料理に使おうとしても見つからないこと2回。始終食べて食料はすぐ尽きる。食