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テーラードジャケットの作図は、パターンメーキングで一番難しい部類。パターンの設計段階においてバストダーツをマニピュレーションでどう分散させるかが課題になります。バストダーツの分散処理で影響を受けるのは、ラペル返り線や表衿、アームホール、Vゾーン、体型補正、前丈、シルエットなどがあります。ダーツ量が多ければ、それだけ分散処理が難しくなります。ダーツは余分な浮きを縫い消すためのもので、バストダーツの分散を十分に処理しないと、衿ぐりとか、ラペル返り線などに浮きが生じます。
久々の投稿となり、アメブロアプリの使い方を忘れかけたトモ・クルーズです(笑)。夏前から四十路最後の資格試験が本格化してしまった事に加え、東京ジェンツ・ブログの週イチブログが重くのしかかって来たのが主な理由です(((;ఠਉఠ))。それでも放置した割には驚くほどのアクセスを頂ける日もあり、細くならないのはひとへに皆様のおかげだと心より感謝申し上げます。今後は当ブログもシッカリ更新して行きたいと思います。今回はスーツのサルトリアーレ(フルオーダー)について。お世話になったのは…⬆︎M
最近、メンズファッション雑誌に復活するかのように登場している「段返り3つボタンスーツ」ですが、どうもよりクラシック傾向にあるようですね。さて、その「段返り」ですが、ブランドやメーカー、縫製工場によってラペルの返りが微妙に違うんです。そして、その呼び名も様々です。通常の段返りは3つボタンスーツの第一釦が完全に裏返しになっていています。ボタンホールには裏表がありますが、その第一釦のボタンホールは逆になっています。当然ながら第一釦は留められないので第二ボタンだけを留めます。
・・・「BARREAUX」に続き、一体どこに需要があるのか?と思いながらの回顧ネタ。解散したアパレル㈱ライカで扱っていた「BIGLIDUE」の続きです。「BIGLIDUE」というのはそもそもイタリアの「VERRI」(VERRIUOMO)と言うブランドの、日本限定のディフュージョンブランドです。現在の「VERRI」のホームページはこちら。https://www.verri.com/当時はレオナルド・ブルゴニョーネという方がオーナーデザイナーでした。ただ今回この記事を書く