メディカルパーク湘南

本日は、土曜日ですが、休日診療扱いになります。受付時間は、9時から14時になります。体外受精の胚移植だけは、例外的に14時からになります。お間違いの無いよう、お気をつけ頂ければ幸いです。

K薬品工業の営業担当のKさん。神奈川の湘南地区を担当してから10年。この度、異動が決まったそうです。今日、担当を外れるので、その転任の挨拶に来られました。なんと、本社勤務になるそうです。「え、それって結構な栄転なんじゃないの？」と聞くと、本人は苦笑いして謙遜していましたが、間違いなく栄転。こういうの、本当に嬉しい。だって、ウチの病院担当してくれた人が出世するんだもん。沢山沢山、Ｋ社の薬使った甲斐があった！って、思えるから。どうか、本社勤務にな

近年、体外受精の現場では、着床前診断が急速に普及しています。これはPGT-Aと呼ばれるもので、受精卵の染色体に異常がないかを調べる検査です。これまでは、受精卵の質の評価方法は、形態学的（つまり、顕微鏡越しに見た細胞の「見た目」の事です）にA、B、Cなどのグレードに分類して優劣をランキングするしかなかったのですが、PGT-Aを行うと、細胞の遺伝子の状態が分かってしまいます。例えば、所謂ダウン症というのは、21番の染色体が通常より1本多い状態ですが、受精卵が将来ダウン症になり得るかどうかは、移植をす

ブラックジャック展のついでに。卵巣から出来る病気で、「成熟嚢胞性奇形腫」という病気があります。別名を「皮様嚢腫」と言い、若い女性に多い病気です。卵巣の中の細胞が突然勝手に分裂を始めて、腫瘍となって、皮膚や骨や毛髪を作り出す病気です。良性の場合が多いのですが、放っておくと、がん化することもあり、怖い病気です。また、「茎捻転」と言って、卵管ごと、腫瘍が捻じれてしまって、激痛となり、救急車で運ばれるケースもあります。そのため、基本的には、余程小さくなければ、発見され

医療法人慈広会の忘年会に参加しました。慈広会は、綾瀬市に、矢崎胃腸外科と、老人保健施設メイプルを展開する医療法人です。私のキャリアの全てはここから始まりました。1年ぶりに会う面々も沢山いましたが、皆さま息災で何より。何故か、「田中雄大賞」なるものが準備されてた。全員と私とジャンケンして、勝ち残った人が賞金ゲットしてた。このオレ様にヘッドロック決める看護師がいました。通称「たつゅえ」。「私ももう直ぐ定年よ！」とかほざいていたけど、そんな簡単に辞められると思ってたら、甘い甘い！恐ら

口コミサイトにご意見を頂きました。そこには、当院の産科医療について、「手に負えない危険な状態になり、緊急搬送されるケースが相当多いらしいです。」とありました。ほぼ同じ文章が、同じサイトに複数回上がっていたようなので、恐らく同一の方が書かれたのかと思います。メディカルパークでは年間1,000件以上の分娩を取り扱っております。昨年2024年の分娩件数は1,403件でした。以下に、具体的な数字をお示しします。昨年1年間の母体搬送件数は38件ありました。分娩件数

妻が夕方から地域の大規模な夏祭りに参加しました。市長さんとか、市議会議員さんとか、兎に角色々な政治家の方々が沢山来られていたそうです。帰って来て、妻と何気なく話をしてました。「ねえ、病院が最初にオープンしたのって何年前か覚えてる？」「ああ、覚えてるよ。10年位前じゃない？」「じゃあ、オープンした日は？」「確か、春先だったような気がするけど・・・。忘れちゃったよ。でもなんで？」妻は、今日夏祭りで一人の女性に声を掛けられたそうで。「私、メディカルパークでお産した第一号だったん

PGT-A（着床前診断）を希望される患者さんから、必ず聞かれるのが、「この結果は、私の年齢では普通なのでしょうか？」という質問です。あるいは、「今、私が着床前診断をやったら、どれくらいの確率で正常胚と診断されるのでしょうか？」という質問も沢山頂きます。そこで、メディカルパーク湘南でPGT検査を行った患者さんを対象に、過去8年間に遡って集計してみました。「モザイク」というのは、正常部分と異常部分が混在している場合を指します。モザイクにも、低頻度モザイク、中頻度モザイク、高頻度モ

朝から、採卵を9件やって、その後、粘膜下筋腫の子宮鏡の大きな手術をやって、その後、腹腔鏡下子宮全摘をやって、今、この時間。今日は、午後からまた会議とかあるので、外来診療は失礼して、建物の外に出ました。明るい。空が抜けるように高い。開放感と達成感。風は強いけど、ポカポカ陽気で気持ちも陽気になります。気持ち良いねこれから、お昼御飯を調達して、それから、午後からはまた会議とか接客とか色々。まだまだ1日が長いけど、ひと仕事終わった後の達成感は、良いものです

お知らせです。今日、夜21時30分からのテレビ神奈の「NewsLink」とというか番組の中で、全国高校サッカー選手権大会の神奈川県代表になった日大藤沢高校サッカー部が特集されます。11月30日に行われた、保護者を交えた壮行会の様子が取材されたそうです。メディカルパークみなとみらい院の北野副院長のご子息が出るのではないかと、私も楽しみにしております。番組スポンサー企業として、メディカルパーク湘南も名前を連ねております。是非ご覧ください。

これ、私の右腕の肘。勝手に上腕二頭筋がピクピクするんです。痙攣が止まらないんですよね。この1週間位、夜になるとピクピクが始まる。不快。まぶたが痙攣するヤツみたな感じです。疲れとるんかな？でもね、観察してると面白かったりするんですよね。だって自分の意思とは全く別上腕二頭筋が不随運動起こしてるんですから。椅子に座って、YouTube聴きながら、ぼけっと腕を眺めていたら、もうこんな時間

今日は、メディカルパークグループの忘年会が開催されました。会場は、去年と同じ横浜ベイシャラトン。集まったのは、総勢264人。凄い人数ですよね。メディカルパーク入間のスタッフはマイクロバスチャーターして、3時間近くかけて横浜へ。これはオペ室のスタッフ。これは、メディカルパーク戸塚のスタッフ。そして、これはゴーイングアンダーグラウンドのお三方。左から、ギターの中澤寛規さん、ボーカルの松本素直さん、ベースの石原聡さん真ん中の赤い服は、ウチのスタッフ。

今日は、定例の医局会がありました。勉強会担当は、本院の遠藤奈緒美先生。分娩時の胎盤遺残について、成書的な解説と、ご自身の大学病院勤務時代の経験した症例を発表してくれました。出産すると、その後、急激に子宮筋層の収縮が起こって、子宮から胎盤が剥がれます。しかし、稀に胎盤が子宮筋層に癒着しており、自然に娩出されないことがあります。こうした状態を「胎盤癒着症スペクトラム（PAS）」と呼びます。こうした場合に、無理に胎盤を剥離させようとすると、大量に出血したりすることがあり

ニュースで、小泉進次郎の陣営のステマ問題が取り沙汰されています。ネットのコメントをめくっていくと、「真に恐れるべきは、有能な敵ではなく、無能な味方である」というナポレオンの名言が何度も登場しています。この言葉を見るたび、私は、この言葉に強い違和感を覚えています。っていうか、胸糞が悪くなるほどの不快感を覚えてしまいます。これ、違う。私には、「組織はトップの能力以上に成長しない」という言葉の方がしっくりきます。味方の中に無能なものがいるのはトップが無能だからだろう。王様

あすか製薬主催のWEB講演会。御高名な先生方に囲まれて、とても気後れしてしまいましたが、なんとかこなせたかと思います。恩師の座長（司会進行）の元で講演させて頂くのは、本当に幸せな事。永田町近辺の洒落たお店に移動して、打ち上げ。私も、弱いクセにビール🍺で乾杯。帰宅は１時近くなってしまいましたが、とても濃密な時間でした。ただ…帰って来たら、玄関の前に、ずっとこいつが待っててくれて…スーツに飛び付きまくって一張羅がヨダレでベトベトになっちゃった。怒ったら、不貞寝。クッションの間に挟

「元始、女性は太陽であった」社会科の授業に必ず出て来るこの言葉は、日本の女性解放運動の先駆者である平塚らいてうが『青鞜』創刊に際して記した名言として広く知られています。かつて女性は、自ら輝き、社会を照らす存在だった。しかし、いつしか女性は「月」となり、他者の光を受けてのみ輝く存在へと変わってしまった――そう彼女は嘆いたのです。この表現には、女性が社会の中で主体的な立場を失い、受動的な存在になったことへの批判が込められています。月は自ら光ることはできず、太陽の光を受けて夜空に浮かぶしか

最近、反復流産の原因として、β2GPIネオセルフ抗体検査が注目されています。これは、自己免疫異常が原因と考えられる不妊症や着床障害の可能性を評価するための血液検査です。2025年の6月に不育症を適応として先進医療に認定されていますので、ネットニュースなどで見聞きしたことがある方も多いのではないでしょうか。今日は、この、β2GPIネオセルフ抗体検査をご紹介します。◆「ネオセルフ」とは何でしょう◆体内で、感染症や炎症が起こると、免疫反応が起こり、サイトカインと呼ばれる物質が大量に

中学生のころから、佐野元春が好きでした。擦り切れるほど聴き込むので、そのうちに流石に飽きて来ます。だから、数年に一度、新しいCDがリリースされると、それを後生大事に聴くのです。アルバムCDの中には、大体12曲程度入っています。いきなり全部知ってしまうと勿体ないので、1日1曲ずつだけにしておくのです。それで2週間程度は新鮮な気持ちでいられるのです。今考えると、まあなんて可愛いらしいほどバカっぽい事やってたもんです。大学生3年か4年の頃、彼の何かの雑誌で佐野元春のインタビューを読み

本日、メディカルパーク大和が開院しました。1週間遅れですが、満を侍してのオープンです。数日前に、大和院の看護師さん３人が、本院に研修に来ていました。と言っても、その1人は、つい最近まで、ここで勤務してたベテラン。でも、大和院のユニフォームを着ていると、新人のように初々しく見えてしまうから不思議。中野院長は、木曜日のみ、本院勤務で、あとは大和院に行ってしまいます。GoingUndergroundの「TeenageLast」という名曲の中に、「あの子の純真さが、きっとこの街を輝か

ちょっと前に、昔の息子の学科のママ友さん達と会ったらしい。「今日、〇〇さんと△△さんと久しぶりに会ったんだけど、驚いちゃった。2人とも、子供が独立して、暇らしくて。なんか、一日中、ホントに全く動かないらしくて、万歩計見ると、400歩位しか歩いてないんだって。家の中では、リビングとトイレとキッチンの往復。たまに宅急便が来ると玄関まで行くだけらしいわよ。」黙って聞いていましたが、内心では、「なんちゅう怠惰な人たちだ！」と思いました。さて、今日。朝から晩まで必死で外来診療をこな

「腸内フローラ」という言葉は皆さんも聞いたことがある方も多いかと思います。私たちの腸内には様々な種類の細菌が多数存在し腸内環境を整えています。この細菌の集団を顕微鏡下で観察するとお花畑のように見えることから腸内フローラと呼ばれています。近年まで、子宮内は無菌だと考えられていましたが、実は子宮内にも細菌が存在することが発見されました。そして、最近の研究で、子宮内の最近環境が妊娠に影響することが徐々に分かって来たのです。これは「子宮内フローラ」と呼ばれ、腸内フローラと同様に多種多様な細菌が存

長野県の佐久医療センターからお客様がいらっしゃいました。鍋島寛志先生。20年来の知己で、お互いに腹腔鏡手術の黎明期を生きる中で、刺激を貰って来た先生です。本院と東條ウイメンズホスピタルを見学して頂き、その後横浜で会食。昔話に花を咲かせながら、今後の事も沢山お話しました。時間が足りない。鍋島先生、夜の最終の新幹線で長野に帰るそうです。それに乗るためにには、21時32分の東海道線に乗らないといけない。最後の葛切りを慌てて掻き込んでお見送りと道案内を

メディカルパークベイフロント横浜院のスタッフとお食事会がありました。「1か月の採卵件数が2か月連続で100件を超えたら、スタッフ全員ご褒美の食事会にお誘いします！」彼らの前で啖呵切ったのは、確か数か月前。まあ、達成できない事はないだろうけど、数年先だろう、と高を括っていたら、半年も経たないうちにあっという間に月100件を超えてしまわれて・・・。これには、脱帽でした。それで、約束通りに食事会に全員ご招待。原田院長の乾杯の挨拶。イタリアのシチリア料理のお店で、「クロ

昨日の迷い犬警官出動事件から一晩。やっぱり気になって、裏の空き地をずっとキョロキョロしていますが、今日は結局現れませんでした。調べると、Xとかで出てるみたいです。犬種は四国犬で、名前をコテツくんと言うらしいです。気になる事は沢山あります。まず、火曜日に声をかけてきた女性。あの人「私、飼い主じゃないんです。」って言ってたんですよね。それから、保護犬がどうのこうの、って。何しろ暗がりの中で急だったので、お互いしっかりコミュニケーション取れなかったんだですが、確かそんなようなこと言ってました。それから

2年位前に、NHKの「ファミリーストーリー」で広末涼子が出ていました。実家は、高知県にある老舗の金物屋さん。お父さんは、お母さんを横浜駅の前でナンパして、それで熱愛の末に結婚。祖父母、両親の元で、愛情一杯に育って、非の打ち所がないような環境で男の子まさりにすくすくと健やかに成長。たまたま、小学校6年生の時に、小学校の何かの行事に取材に来ていたNHK高知放送局のインタビューにはきはきと答えたところ、それが芸能事務所の目に留まり、あっという間にデビューが決まって、いきなりNTTdocomoのC

最近、代理母出産をご希望される方からのご相談を受ける事が多くなっております。皆様、様々な事情があります。出来ることはとても限られていますが、微力ながらも、出来る限りの協力はしたいと思っています。そこで、代理母出産を行っている国と、国別の費用の概算を調べてみました。金額は外貨レートによって、変動することをご理解下さい。代理母以外に選択肢がない方は沢山います。1千万円という金額は途方もない金額だと思います。でも、その犠牲を払ってでも、お子さんを授かりたいと思って

土曜日。恐ろしく朝が寒かったから、朝の出足が遅かったせいもあり、後半に患者さんが集中してしまい。精液検査だけで来ていた男性が、本当に疲れ切っていて、悲しそうな表情をしていたのが、忘れられない。私もちょっと、何も手が付かない。頭痛いぜ。もう、何にも書く事ねーわ。ああ、そうだ。夜、近くのファミレスに食事しに行きました。こんなもん、頼みました。これ、デザートじゃなくて、ジャガイモで出来たボール。中に明太子が入ってる、れっきとした一品。全国展

NHKの「クローズアップ現代」で、時短正社員制度導入について特集していました。番組の趣旨を、端的にまとめると、「週4日勤務程度なら働けるのに、週5日のフルタイム以外は認めない企業が大多数なので、正社員として働きたくても働けない人がたくさんいる。」という趣旨でした。この傾向は、特に人手不足が問題になっている医療業界で顕著で、子育て中の女医さんや看護師さんが、週4日程度の勤務を望んでいるのに、それが許されずに、現場を去って行き、更に人手不足が加速する、と言う悪循環に陥っているそうです。そして、