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BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m隣に越してきたシムさんの部屋で、何を血迷ったかキスをしてしまってから1週間が経ったその間に会わなかったのかと言うと、会わなかったなぜなら会わないように最大限の注意を払って過ごしたから朝の出勤時間もかなり不規則にした早く出たら出たで、向こうも早くしてくるかもしれないし、遅くしたらしたでそれに合わせてくるのではと、毎日バラバラな時間に出勤したお陰で無駄な神経を使うのか、疲れが取れ
チャンミンはいつも彼自身の領域を頑なに崩さないようにして守っているそんな気がするつまり、なかなか気を許してはくれないし、隣に居ても越える事の出来ない見えない壁のようなものを感じるのだそれを取っ払ってしまいたいのに、方法が分からなくてもがいている他人になんて興味は無かった筈なのに「チャンミン、どうだ?この街は」「…とても賑わっているんだなもう夜も更けているのにこんなに人々が活発だなんて…」半歩前を歩いていたから、振り返り両手を広げて話し掛けた我が領地の素晴らしさを知って欲しいのと
こちらは先日更新していた「トワイライト」の番外編ですこのお話だけでも読んで頂けます約三週間、それが俺に与えられた夢への道程の第一歩人前に出るのは得意な方だし、話すのも周りを引っ張っていくのも苦じゃない、むしろ好きだ大学の友人達にも『ユノなら絶対に良い教師になれるし、実習なんて行ったら告白されまくるんじゃないか?』なんて言ってもらえた教師には純粋になりたいのであって、不純な動機なんて無い年下で高校生の女子生徒なんてうるさそうだし…とは思いつつ、少し期待している自分もいたなの
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「僕だって、できる事なら会いたくないですでも、同僚たちにも迷惑を掛けているし、何らかの形ではっきりさせないととは思うんです」「でも一人で会いに行くのは絶対にダメだ」「ユノは...僕のこと、信用してないんですか?実際に会ったら気持ちが揺らいでそっちに傾いちゃうとでも思っているんですか?」「絶対に大丈夫ってことはないだろ?」「僕はそんな男じゃありませんでも
知らない場所や初めての場所誰かのテリトリーに入る事は僕にとってあまり得意では無いと言うか、普通ならば居心地の悪さに小さくなってしまいそうなのに、今は少し違う初めてだし、好きなひとが暮らす部屋だから妙な緊張…いや、高揚感がある外観からして物凄く高級だし、所謂高層マンション部屋はとても広くて、宝石みたいなソウルの夜景が広がっているだけど、庶民の僕には居心地が悪い、と卑屈にならずに済んでいるのは、ユノがひとりで暮らしているのだという生活感があるから彼は『忙しくて片付けられていなくて
SideC何が正しくて何が正しくは無いのかそんな事は、狭い世界しか知らない僕にはまだ分からない分かる事は大切なものは男として守るべきだという事その為に必要ならば動かなければならない、という事僕の生まれた領地について少し語るならば…僕が生まれる以前から財政は厳しい状況だったもう亡くなってしまったけれど、前領主、つまり僕の祖父の悪政が原因だったそうだ民は反乱を起こしたり別の領地へと逃げたりそれを、僕の父である現領主は若くして領主となってから必死に建て直したそもそも土地は痩せてい
ユノさんの妹と、そして彼女の娘…つまりユノさんの姪に、何故か僕まで一緒に会いに行く事になった幾ら、ユノさんの滞在中は僕は彼の専属だとは言っても、あくまでも僕はホテルマンで客室係それに、これでもれっきとした副支配人で客室係のトップつまり、あまり長くホテルを開ける事はやはり心配だし落ち着かないタクシーのなかでそれを伝えたら、ユノさんは大丈夫、と言っていたけれど…世界を股にかけて活躍する人気デザイナーでVIPのユノさんと庶民の僕ではそもそも感覚が違うだから大丈夫だろうか、と不安だったけれ
僕の恋人は人気者人気者、なんて言うと何だか陳腐な表現かもしれないけど、実際に本当にそうなのだ誰からも慕われているし、彼自身もひとが好きヒョン、から恋人になった彼との時間をもっと持てたら良いな、とも思うけど、僕は僕で彼とは真逆で大勢と過ごすよりもひとりでゆっくり過ごす時間が好きだから、付き合っていても僕以外の大勢に求められてわいわい過ごすヒョンと、付き合っていてもひとりの時間が必要な僕は、真逆だからこそ上手く行っていると思っているでも…会えないと思っていた日に会えたら幸せだし世間に
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病院の帰り道通りにあるウインドウを覗いた。「あれ、似合いそう…」でもお財布の中は寂しかった。通院に出費がかさんでいた。「…ふぅ…」どうか売れませんように…ガラスに手のひらを当て祈った。早く仕事に戻らないとな…季節が変わろうとしていた。僕は療養しながらも以前のように似顔絵を書き生活の糧を得て尚且つこの季節の移り変わりの美しさをキャンバスに残している。ユンホさんにはそろそろどう?と言われている。これからの季節客足も減るけれどそ
現実のお話とリンクさせていますが、私の頭の中のお話です何でも大丈夫だよ、という方はお進みください......................................................『あと少しだから、終わったらすぐに行くよ』大好きな恋人からのカトクiPhoneに表示された受信時間はもう、かれこれ3時間以上前僕はもう仕事を終えて家で寛いでいる久々にゆっくり出来る時間が有るから、本でも読んで…そう思ったけれども、日中、仕事でビールを飲んだから頭は何だかぼんや
相変わらずのR18です大丈夫な方はこちら↓からお願い致しますメイドのお仕事5ランキングに参加しています応援して頂けたらやる気スイッチになるのでふたりにぽちっ↓で応援してくださいねにほんブログ村
「チャンミン!!」勢い余って二階の部屋の窓から落ちてしまった猫の姿の今なら、怪我ひとつせず華麗に着地出来るだろうなのに、ユノはと言えば驚きと焦りが混じったような顔で両手を目一杯広げ伸ばして僕を受け止めた後で思えば、ユノの隣には人間のチャンミンが立っていたのに猫に向けて同じ名前を呼ぶなんておかしい人間のチャンミンには、猫に同じ名前を付けた事を秘密にしていたのに自らそれをばらすような結果になるなんて笑えるでも、この時猫になった僕は『嬉しい』と思ったそれはきっと一種の優越感同じチャンミ
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m身支度を済ませて、姿見で自分の全身をチェックするシャツを軽く下に引っ張ってシワを伸ばし、後ろ側も同じように整えた指先で髪の毛を無造作に散らして、後頭部も体を捻るようにして確認したよし、OK!!...って、何してるんだ、俺?自分で自分のしていることに苦笑いが漏れたこれから会うのは男だと言うのに、何を念入りに身だしなみチェッをクしているんだ?ふぅっと深呼吸をし
ユノさんが僕にスーツを見立てる為の外出それを僕は、勤務時間中だからしっかりとVIP客であるユノさんに失礼の無いように…と思っていたのに、浮かれたり、フランクに接してくれるユノさんに惚けて言葉遣いがつい砕けてしまうそれをユノさんは『その方が嬉しい』と言ってくれて…駄目だと思いながらも距離が近くなっていくような気分だったデート、な訳が無いこれは、ユノさんの気まぐれに違い無いそれなのに、憧れのひとにスーツを選んでもらうだなんて、まるで恋人同士がショッピングに出掛けるようでどきどきして
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m珍しく積極的なチャンミンだったから、ソファで一回、それからベッドでも一回抱いた本当はまだまだ抱きたかったけれど、チャンミンの方がもう無理そうだったのでそれ以上は求めなかったそしてそのまま翌日の昼頃まで、二人で死んだように眠った「なんでアラームを掛けておかなかったんですか」「そんなの、休みなんだから別にいいと思うだろ?」「お陰
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m<theviewfromChangmin>チョンさんにキスをされた日から、毎晩のように同じ夢を見るようになったそれは...甘い甘いキスシーンの再現...ではなく、ただひたすらチョンさんの姿を遠巻きに見るという不思議なものだったそもそも、あのキスには甘い要素なんてこれっぽっちもない勿論、これがもし男と女だったら、二人の間に何か生まれていたかもしれないけれ
SideC別に未練がましく覚えていた訳じゃ無いそもそも自分自身の甘酸っぱい感情は覚えていたって、彼の姿は何だかとても…心のなかで美化されていて、汚してはいけない美しい思い出のようになっていただけつまりは偶像崇拝のようなもの甘酸っぱい、と思うのも僕が一方的に何かが僕達の間で有った訳でも無い「…え……」一瞬、何が起こったか分からなかった僕は紺色のブレザーを着て、ひとり用の木製の机の前に座っている「よおシム、学校に来て男漁りか?」「…っ、は?ふざけるなよ」肩を掴まれ顔を上げた
レストランのスタッフ達に聞いてみたら、出勤直後からのチャンミンの様子は明らかにおかしかったらしい本人は何を言われても尋ねられても『大丈夫』『何時も通りだから』と言うからそれ以上、を踏み込め無かったけど、店長始めとした店舗スタッフ達は皆チーフシェフであるチャンミンを心配していたようだ「俺が忙しかったのもあるけどチャンミン自身が、指輪を落としてしまった事に気付いていないかも、だとか、色々考えてたんだまさか取り乱しているだなんて思っていなくて…俺からチャンミンか店に連絡しておくべきだっ
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「ダメですまだ帰らせませんよ僕と付き合うって言ったじゃないですか」泥酔しているとばかり思っていたシムさんは、思いの外しっかりとした口調でそう言った確かに付き合うとは言ったけれど、泥酔している彼の部屋に入る勇気はなかったでも、泥酔しているようでもなさそうだった「酔っ払っている...わけではない?」「僕ですか?酔ってはいますよ、でも酔っ払ってはいません」「そ
人生には時に遠回りする事も沢山あって、後になってそれで良かったのだと思える事も有るそんな事も、僕は彼に出会った十代の頃から教えられて来て、たけどその度に遠回りする必要なんて無いのに、と思って来たひとの気持ちは移ろい易いものそれだって、ファンありきの仕事をしていたら嫌という程解っているだから、あの時気持ちを伝えられなかった事を後悔した離れただけでも不安なのに、更に僕は孤独になった恨んだし、何故?とも思ったけれども、そんな僕を救うのもまた、彼の…ユノヒョンの言葉なのだ繋がり連なる
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「付き合うとかじゃなくて、そういうのじゃなくていいので友達以上、恋人未満な感じで、しばらく僕の相手をしてくれませんか?」シムさんの口から放たれた衝撃的な申し出に、俺は言葉を失ったでも決してふざけて言っているわけでないことは、その様子を見ればすぐ分かる表情が見えないほど深く俯いているから、俺から見えるのはつむじと、長い睫毛と、鼻の頭だけその睫毛が微かに震えているから、それだ
SideC「……ん…」いつも通りのアラーム音が眠りを妨げる『妨げる』なんて思ったのは、普段ならもっとすっきり頭が覚醒していくのに今朝は何だか頭が重たくて…熟睡出来た気がしないんだお気に入りのシーツはさらりとしているそれなのに、何だか…素肌に当たるシーツは肌触りが良くない寝惚けているから、熟睡出来なかったからそんな風に思ったのかなあ、なんて寝惚けた頭で考えた「…起きなきゃ」学生達は夏休みけれども僕にとっては平日で学校に行かなければならない瞼が重たいから腕だけ伸ばし
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皆さまアンニョンいつの間にか桜も散ってゴールデンウィーク目前!←びっくり皆さまいかがお過ごしですか?相変わらず禿げてましたか?←え?さてさて私ラーメン替え玉食べてたら鯛LINEがぴろろんえ?は?.....masaka久々のホミンちゃんな上に、なんですかこれはブラーボーしかも行き先はどうやら愛の巣日本これは..,呑気に替え玉食ってる場合じゃない!笑ここからはホミンにやられた脳が暴走しますので苦手な方はリターンお願いしますねでは、さっそく行ってみましょうY.チャンミナ
SideC「お試しでも良いから付き合って欲しい」真剣な顔で、真っ直ぐこちらを向いて、そう告げられた「好きだ」その言葉は、何度言われたかなんて覚えていないくらい、チョンから告げられていて…軽く解き放たれるその言葉には、随分と慣れたつもりだっただって、チョンだって『答え』を求めていなかったからでも、これは…きっと、きちんと、返事をしなければいけないんだ本当は、流されてしまいたかっただって、初めて思えたんだこの人なら大丈夫かもしれないって君と居ると心臓が高鳴る、生
ダイニングでチョン家の朝の光景を見た自分が何故こんな姿になってしまったのかは分からないけど、少なくとも僕はユノにだけ見える透明人間…いや、透明猫では無いと分かったユノの家族もユノが溺愛する猫の『チャンミン』を知っているそして、ユノの同級生である僕、シムチャンミンの事も知っている人間の僕と猫が同じ名前で、ユノは僕という友人が居ながらも猫に友人の名前を付けた事も分かった「ユノ、僕を置いて行くのかよ」朝食を終えて自室へと戻ってきたユノの忙しない背中に向かって話し掛けた僕は今まで通り、人間
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m<theviewfromChangmin>...なんだか体が異常に重い少し寒気もする朝食を摂っている最中、自分の体の異変に気付いたゆうべ遅くまで引っ越しの片付けを頑張ってしまったせいかそれでもまだ未開封の段ボールが山積みになっていて、終わらない作業に溜め息が出る...とりあえず仕事には行かないと重たい体を無理やり動かして支度を済ませて
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m...まただお店のカウンターの上を拭いていたら、「あの人」が入ってきたビジネス街の裏手にある個人経営のカフェ僕は大学に通いながら隙間時間にここで働いている「あの人」は僕が働き始めて少し経った頃からやって来るようになって、今では僕が知る限りほぼ毎日のように来てくれる常連さんだとは言え、僕は毎日働いているわけではないから、もしかしたら来ない日があるかも
春にはまだ少し早い二月の終わり昼間から夕方にかけて、は雪が少しちらついていたのだけど、鷹峰山に着いた頃には止んでいたまだ真冬の乾いた冷たい空気が漂っているだけど、風に乗って、まだ固い蕾のままのケナリの香りが鼻を擽ったような気がした長い冬は確実に終わりに近付いて、ゆっくりとだけど春に向かうのを感じた「あの景色、凄く好きです」ユノが運転する、彼の車の助手席流れ行く景色を見ながら呟いた「良かったあそこは俺だけの秘密の場所で…疲れた時や自分を見つめ直したい時にひとりで行くんだ」