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納得がいかない現実世界で通常起こり得る筈もない驚きの出来事を切っ掛けに僕はユノと付き合う事になったなのに、恋人同士になってもユノの様子は友人の時からあまり変わらない遊ぶ回数やふたりで過ごす時間は以前よりも増えたし、何となくユノの嫉妬も感じるでも、納得がいかない極端な言い方をすれば、ユノが僕を好き過ぎるがゆえに僕はユノと同じような夢を見たそう、猫になってユノに飼われて溺愛される夢夢の中で猫の姿で散々愛されて、それまで全く意識していなかったユノに恋愛感情を抱いた「なのにどうして…」
「チャンミン!!」勢い余って二階の部屋の窓から落ちてしまった猫の姿の今なら、怪我ひとつせず華麗に着地出来るだろうなのに、ユノはと言えば驚きと焦りが混じったような顔で両手を目一杯広げ伸ばして僕を受け止めた後で思えば、ユノの隣には人間のチャンミンが立っていたのに猫に向けて同じ名前を呼ぶなんておかしい人間のチャンミンには、猫に同じ名前を付けた事を秘密にしていたのに自らそれをばらすような結果になるなんて笑えるでも、この時猫になった僕は『嬉しい』と思ったそれはきっと一種の優越感同じチャンミ
結局、深夜二時に新しいミュージックビデオの撮影は終わった元々一日で全て撮影を、という半ば強行スケジュールだったからその時間でも覚悟していた休憩も挟んだし、時間は掛かったけれど物凄くハードな訳では無かった「お疲れ様でした」楽屋に帰って来たら、チャンミンはあっという間に着替えてしまったまあ、もう夜中だし早く帰りたい、と言ったらそれまでだけど、今は…まるで、避けられたり、俺に身体を見せないようにしているように感じられてしまうまだ着替えている途中だった俺の斜め前にやって来て首の詰まったT
ユノさんとこのホテルで過ごした一ヶ月出会える筈も無ければ触れられる訳も無い憧れのひとに本気の恋をして悩み、苦しんだ身体で繋がって抱かれて、けれども恋では無いと必死に言い聞かせて、けれどもユノさんも僕を好きになってくれた幸せになったけれども、今度は一ヶ月という期限付きの恋に胸は毎日苦しくて幸せと切なさの間で揺れ動いていた一ヶ月しか一緒には居られないそう思ったから、必死だっただから、三ヶ月が経った今でも、ユノさんが我がホテルに滞在していた一ヶ月間の事はとても良く覚えているそう、あまり
このオフを取得する為に、何度も社長に直談判した今や事務所の稼ぎ頭となったチャンミン、彼には日々多くの仕事の依頼が舞い込んでいるなかで出された条件は、オフになっても問題無いように、会社の損失を出さないように先回りして仕事をこなしておく事休暇を終えてからスムーズにスケジュールをこなせるように各所ともスケジュールを調整する事それから、自ら申し出て他の事務所社員達の仕事や新人のアイドルのマネジメントも一部こなしたチャンミンにオフを与えてやりたいし…と言うのは建前で、何より恋人として一緒にゆっく
人生初の演技は人気俳優とのダブル主演となる映画だった20代半ばを迎えた雑誌出身のモデルにとって、そのオファーは自分の人生を変える様なものだったテーマがテーマ、だけに幾ら演技とは言え素直に受け入れられなかったし、同性愛なんて言うテーマでもプロとして僕と向き合う俳優に男としての器の違いを見せ付けられた…だけで無く、僕だってモデルとして同性とも異性とも撮影で絡む事があるのに身構えてしまった事を思い出すと情けなくもある人気俳優とのダブル主演となった男同士の切ない恋愛模様を描く映画『Sun&Rai
これまでのお話はこちらです↓https://ameblo.jp/hominism/theme-10113366435.htmlSS(大人向け)|hominismもみさんのブログテーマ、「SS(大人向け)」の記事一覧ページです。ameblo.jpSideY俺の恋人は恋愛初心者ゲイだと半ば自覚してそれを後ろめたく思っていたから異性と付き合った事はあるらしいけど、付き合うだなんて言ってもキスすら出来ないくらい、異性を受け付けないのだと言うそんな恋人は、ゲイ、つまり俺と同じ
sideCいつの間にか、静かでひっそりとした僕の日常の中にチョンが入り込んで来ていた見た目で、顔で判断されて望んでいないのに不特定多数から想いを寄せられたり、その結果トラブルに巻き込まれたり…10代の頃からそんな事ばかりで、顔で判断される事には嫌悪感しか無い年下、ましてや未成年や同性を恋愛対象に考えた事なんて無い違う、誰だって同じで…人と関わりたくなんて無いひとりでひっそりと生きていたいんだ友人だと思っていた相手から告白される事この人なら大丈夫、そう思ったら相手はそうじ
SideY一目惚れだったとは言え、今まで好きになった事のある女子や可愛い、綺麗だと思った事のある芸能人とタイプが被っていた訳でも無いだから、外見がタイプなのかと言うと、多分そうでは無いでも、迷子のような、心許なげな顔の…それはただ、転入初日で不安だったのと、今思えば男なのに女子として入学する事になってしまったからそんな表情でも当たり前だと分かるのだけど…守ってやりたくなるような表情や、声を掛けて一緒に登校して職員室まで案内したら花が綻ぶように見せた純粋な笑顔に、どこか舌っ足らず
SideYクラスでの出し物は、皆で描いて作り上げたトリックアートを展示して、その絵の説明をしたり…やって来たひと達を絵と一緒に撮影したりと言えば楽だと思われるかもしれないけれども、実際はと言えば特に女子生徒やOBの女子の先輩方達から『一緒に写真に写って欲しい』と言われる事ばかりで何だか引っ張りだこ、なんて言うと良い事のように聞こえるかもしれないけど…実際は大変だった過激な要求やあまりにも密着するもの、は勿論俺だけじゃあ無くてクラスメイトも一緒に断ってくれたけれども、次か
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「おはよう、ユノ!」「おはよう、チャンミンっ!」いつも通りの朝の待ち合わせでも、本当はいつもよりちょっとだけ違う二人の気持ちが、いつになく昂っているのだそしてそれは、今日の放課後から俺たちがS県へ旅行に出るから「ユノ、ちゃんと旅行の支度はしてきた?」「うん、当ったり前じゃん!!今日のこの日をどれだけ指折り数えて待っていたか・・・」
言ってくれたら良かったのに打ち明けてくれたら良かったのにもっと早く、気が付いて…そして、自ら問い掛けてみたら良かったのに人生には後悔は付きものだ、なんて言葉も聞くけど、取り返しのつかない後悔は痼になってずっと僕の胸のなかに巣食っている僕の生まれ育った村は何時ものどかだった大きな事件が起きる事は無い都会では近くに居たって皆が他人のようだとも聞くけれど、僕の村では皆が家族…とまではいかないけど、プライベートなんてあって無いようなもので、皆が知り合い、と言っても過言では無い良い事
ヒョンの腕の中で目覚めるのは毎日のことベットから降りて顔を洗いに行くと鏡に映ったのはチャ「わぁーーーーーーーーー」と叫び声を上げると寝室からガタンガタンと音がするユ「痛!!何チャンミナどうした!!」足を引きずりながら洗面所にきたヒョン僕の顔を見て悲鳴をあげたユ「わぁーーーーーー!!え!!誰!!何!!なんで」叫んだと思ったらヒョンは顔を両手で隠すユ「ちょちょっと君服服着て!!」タオルを僕に投げる僕も自分だと思
「…あれ」目が覚めて腕を伸ばしたのに隣に眠る筈の恋人がいない「えっ…うわ、もう昼…」慌ててスマートフォンを確認したら、時刻は正午前昨夜、初めてチャンミンを抱いたそして今日は俺達が付き合って2ヶ月の記念日更に、シルバーデーなんて言うおあつらえ向きな日だから、日付が変わったら用意していた指輪をチャンミンに渡そうとしていたそれなのに、仕事の疲れと…初めてで負担が大きいであろうチャンミンを前にして、結局止める事が出来なくて何度も抱いたそんな心地好い疲れと充足感からか、日付が変わ
バイトを予定よりも30分早く終わらせる事が出来たチャンミンのアパートへ急いで、チャンミンを抱き締めて幸せを感じていたら、多分、同時に腹の虫が鳴った「あはは、そう言えば撮影前に食べてから何も食べて無かった」「僕も…ケータリングが有ったけど、早くユノに会いたくて、撮影が終わって直ぐに帰ったから…」抱き締める腕の力を少しだけ緩めてチャンミンを覗き込んだら「何時に帰らないといけない?」そう聞かれたから、耳元で囁いた「バイトは10時までって言ってあるから…それまでは大丈夫だよ」今日の
「ユノ、初日から遅刻するとかお前らしいな」「俺も始業式サボれば良かった…」「チョン君おはよう、同じクラスで嬉しいな卒業までよろしくね」体育館で行われた始業式俺の天使ことシムチャンミン先生と別れて急いで自転車を漕いだけれど、学校に着いたのは丁度始業式が始まった時間で…途中から入る勇気はさすがに無くて、終わってから教室に何食わぬ顔で入ってみた友人達が次から次へと話し掛けてくるけれど、心の中は浮き足立ってシム先生の事でいっぱいで、片手をあげて適当に返すのが精一杯だシムチャンミン先
成人指定です大丈夫な方はこちらからお願い致します↓君は僕の光3後編ランキングに参加していますお話のやる気スイッチになるので足跡と応援のぽちっをお願いします↓にほんブログ村
これは絶対に現実そうじゃ無きゃ困るこれ以上何かあれば頭が混乱してどうにかなりそう「痛っ、痛いよチャンミン!」「痛くしてるんだってユノもほら、思いっきり叩くか抓ってよ」寝起きのユノの頬をむぎゅっと抓ってから、今度は自分の顔を差し出すようにぐっと近付けた僕の部屋、僕のベッドシングルサイズのベッドは育ち盛りの男ふたりが乗って動くと時々みしっと悲鳴をあげる「チャンミン、ちょっと近い」「はあ?僕を抱き枕にして寝てたやつが言う?」「……ごめん…無意識だったんだ」謝られると調子が狂う
「ユンホさん、寒い…」夏を迎えてもあまり日に焼ける事の無い白い腕がシーツの中から伸びて、俺の腕を掴む金曜の夜は長い、だから好きだ「本当に?そんなに何枚も掛けてるのに…?」ボクサーパンツだけ穿いてベッドに腰掛けてペットボトルのミネラルウォーターをぐい、と飲んだら、空いてる俺の右手をチャンミンがぐい、と引っ張る「……僕にも…」「え?掠れてて聞こえないなあ……痛っ」手の甲を軽く抓られた振り向くとチャンミンは頬を膨らましている「痛い」と大袈裟に訴えてみたら、抓った手の甲を擦って上目遣
SideY『オッパの感性は私よりも女子みたい』そう言われた事は忘れられない言葉を無くす俺に、妹は続けて言った『あくまでも感性の話オッパの見た目は男らしいから余計にそう思えるのかもオッパはモテるから、オッパを好きな女子からすれば嬉しいと思うよ』最後の一文については触れずに、そんな兄妹のやり取りがあったのだと話のネタにしていたら、クラスの友人達からも「だから余計にモテるんだろうな」「顔も良いし感性も繊細だなんて女子達からすれば理想でしか無い」と言われたモテないよ、と言ったら謙
妄想に理解のない方はリターンお願いしますね大丈夫な方はレッツゴー*****Y.side真っ赤な顔でお互い気まずそうに俯いてる2人を急かしてキュヒョンをタクシーに乗せるチャンミンは俺の車へ「うーーっ...最悪...なんでキュヒョンがいるのに..」抱きしめたのか?とチャンミンは聞きたいに違いない...チャンミンが自分で手を伸ばしたんだけどって言う心の声はとりあえず飲み込んだ「抱きしめたかったから」これも本当だし..「ああああっーー!」助手席でさらに頭を抱えるチャンミンの頭をご
「おい、大丈夫か?ほら、立てる?」「あ…すみません、大丈夫…痛っ」「捻ったかな…」何て情けない僕歩いていたら大通りで思い切り転けて恥ずかしさと足の痛みで動けないでいたら、手を差し伸べられたわざわざ駆けてきくれたその人は僕の腰に腕をまわして起き上がらせてくれたそれだけで無くて、アイボリーのニットや黒いパンツに付いた汚れまで払ってくれる「あ、あの、もう大丈夫です、ありがとうございます」恥ずかしさで俯いていた顔を上げたら、すぐそこにあったのは精悍で男らしいのに少年のように微笑む男性の顔
SideYたったひとつの…とは言えないくらい、それは俺にとって大きな事実だったその事実で、気持ちは一気に冷めた、と言うか考えるまでも無く反射的に無理だと思ったその事実、つまり彼女であるチャンミンが男なのだと知る直前まで好きで仕方無かったなのに知った瞬間からもうその気持ちを見失ってしまったそう思っていた今でも悩みが消えた訳では無いこの先、またもう一度乗り越える事が出来るのだろうかという不安は勿論あるでも、自分のなかの常識で『男であればそれだけで無理』『チャンミンは俺を裏切っ
僕の働いている秘書課には僕の他に1人の女性がいる僕を男として見ていない彼女と過ごすことはとても楽だった見られなさすぎてランチタイムの会話はたまに凄まじい会話になる今日は社食で食べることにした時間が遅かったから僕達以外には誰もいなかったソミンさんは今日もまた昨日とは違う男性のことを言っていたソ「私も早く私だけの王子様に出会いたいのになんでいい男はいないのかしら」チャ「ソミンさんはどんな方が好みなんですか?」興味はない
ふたりの初めて編「生徒会長の秘め事」これで最終話です(またこのふたりは単発で登場予定です)成人指定です大丈夫な方はこちらからお願い致します↓生徒会長の秘め事6ランキングに参加していますお話のやる気スイッチになるので足跡と応援のぽちっをお願いします↓にほんブログ村
妄想に理解のない方はリターンお願いしますね大丈夫な方はレッツゴー*****Y.sideくちゅっひょんっひょん..俺を呼び続けるうわ言みたいなチャンミンの声にどこまでも煽られたひょんって呼ぶ声の間に途切れ途切れの甘い音が混じりだして、チャンミンからは先走りが滲み出す滑りを借りてさらに強弱をつけて愛撫するくちゅっぐちゅっ...「うっ...うっ...あっ...あ..うっ..く」「気持ち良..い?」「ふっ..んっ..」目をギュッと閉じたまま、コクコクと首を動かすチャンミンそ
飛ばされてしまいました…本文はこちらからお願い致します↓レゾナンス後編レゾナンス後編-hominismhominism.blog.fc2.com3話完結の「エトランゼ」に向かうお話でした「不眠」のティーザーや歌詞を見てまたこのふたりを書きたくなって、過去のふたりを形にしてみましたエトランゼとの境目や色々もあるのですが、思い入れのあるふたりを形に出来て良かったです読んでくださってありがとうございますランキングに参加していますお話のやる気スイッチになるので足
夢を見た夢の僕は一匹の猫を飼っていた両手で簡単に抱き上げられる可愛い猫に僕は名前を呼び掛けて…「……夢か…」名前を呼んだら猫が僕の顔を舐めたざりっとした猫の舌の感触がとてもリアルで驚いた「嘘だろ、何で『これ』は醒めないんだよ…」目覚めたのはベッドの上僕のものでは無い、これは友人であるユノのベッド、そしてユノの部屋ぐぐっと伸びをして欠伸をしたのは、そんな余裕があるからじゃあ無くて止められない本能のようなもの何の本能って?多分、猫の「はあ……」夢で、僕は人間だったそれが本来
別に真面目が取り柄だとか、そんな訳では無い朝起きて何となく億劫で学校を休んだ事もあるだけど、『これ』が原因で体育の授業を休んだ事なんて、半年前に僕の身体が変わってしまった時しか無くて…それ以来、誰にも見られないように、見つからないように、細心の注意を払いながら得意でも無い体育の授業に参加していたのに「…最悪だよもう…」「え?何か言った?それより、ちゃんと掴まってくれないと危ないから」「……」前から聞こえるチョンの声は聞こえない振りをしたこれは、せめてもの僕の抗議の気持ち体育の
馴染みのゲイバー新しい出会いなんて滅多に無くて…愚痴だったり、同じ悩み、性癖を持つ仲間と適当に飲んで、気が向けば常連のセフレと店を出て溜まったものを吐き出す居心地は良いけれど、刺激が無い場所そんな場所に咲いた一輪の花「よお、また会ったな…ユノ」「チャンミン!ここに来れば会えると思って…」俺と変わらないくらい高い身長切れ長の瞳とさらさらの黒髪小さい口は、下唇に厚みがあって、その口にくわえられたら天国が見られそうだ美人で一見取っ付きにくそうだけれど、唇に手を当てて笑うと少年