ブログ記事20件
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「チョン=ユンホ」という名の「あの人」は、その後もいつも通りにやって来て、いつも通りカフェオレを注文し、30分程度の滞在で去って行くというスタイルは変わらなかった名刺を貰って以降、何か変化があるのかと密かに期待をしていたけれど、僕に話し掛ける機会が増えるわけでもなく少しガッカリしていた何となく自分が特別な存在のように感じていたから、それが勝手な思い込みなのだと知って先輩
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「すぐにコーヒー淹れますから、適当に座っててください」玄関を入ってまだ靴も脱いでいない俺に向かってチャンミンはそう言うと、自分は素早く靴を脱いで上がり、そのまま台所で手を洗って電気ケトルでお湯を沸かし始めた「インスタントでもいいですか?時間がもったいないので」「うん、いいよ」靴を脱いで部屋に上がると、キッチンにチャンミンを残して俺は部屋の奥ま
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m友人と飲んだ帰りに思い掛けずチャンミンの待ち伏せに遭い、そのままその晩は俺の部屋で一緒に過ごしたそして迎えた朝...「んん...」伸びをしながら隣にいるはずのチャンミンに触れようと手を伸ばしたら...「あれ?」起き上がって見ると、そこはもぬけの殻慌ててベッドから出ると、寝室のドアを開けてリビングへと出た「
ユノさんが『チャンミンには特別に見せてあげるよ』と言って連れて来てくれた、彼のブランドのソウルでの旗艦店予定地勿論、元々ユノさんのブランドが大好きでユノさんに憧れている僕としては、こっそりとインターネットで調べていたのだけれど、ソウルに店を出す事は記事になってもその場所までは明かされておらずで…何となく、中心部なのだろうと思っていたけれども、タクシーで到着してみたらそこは表通りから一本外れた場所で、近くには公園もある静かな場所だった「此処だよ」「え…此処…どなたか住んでいるの
昔から、勿体無い、だとか何かが足りない、だとか周りはそんな風に僕を見て好き勝手に言うだからひとから評価を受ける事は苦手だし、流行に乗ってその評価を上げるような事も同様それを、所謂『イケてる』やつらは僕達…つまりオタクだとか地味なやつらの事を努力が足りないだとか、何も考えていない、だとか言うけど、僕達は外見を磨いたり周りに迎合する事よりも趣味に生きているだけなのだ例えば僕ならば、勿論清潔感は失わないようにするけれど、おしゃれは二の次…と言うか興味が無い『もう少し服装を気にすればモテる筈
SideY片想い歴、それなり相手は告白なんて出来ない同性の友人ドラマなんかで『今の関係を壊したく無いから好きだと言えない』と出てくるけどまさにそう…いや、対異性の恋愛模様を描くドラマよりも俺の方がもっと切羽詰まっている切羽詰まってはいるけど、深刻で思い詰めるような恋では無かった友人として特別な位置に居られるように努力した結果、自分なりに満足出来るくらい近くに居られる何かあれば頼ってもらえるし、お互いの家に行き来したり親も公認の仲の良い友人になれた告白して砕け散って今の関係を壊す
チャンミンと出会って丸二年が過ぎた夏の盛りを迎えるのはもう三度目でも、暑さに変わりは無くても同じ夏は二度と無い一度目の夏は、付き合ってまだ三ヶ月今思い出してもなかなか初々しかったと思う確か、仕事の俺をチャンミンがオフィスの傍まで迎えに来てくれたのだけど…あの日もとても暑かったのに、屋外で短くない時間待っていたであろうチャンミンは熱中症気味になってしまった昨年、二度目の夏は初めてチャンミンの短髪を見た丸い頬や額、大きな瞳が良く見えてこどものようで可愛らしかったのだけど、本人曰く『
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)mチャンミンから告白されて、ずっと自分だけが想いを募らせているものだと思っていたから、同じ気持ちなのだと知って嬉しかったでも、何と答えていいものかすぐには言葉が出て来なかったこれが普通の恋ならば、ガッツポーズでもして手放しで喜んだだろうでも現実には、俺は妻帯者なのだ自分の立場を無視して目の前の美しい青年に惹かれ、日々焦がれる想いに戸惑う事はあったものの、そ
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m外回りから戻ってパソコンに向かっていると、部長に声を掛けられ会議室に連れて行かれた何事かと思ったら、そろそろチャンミンとの同行を解消し、独り立ちさせるようにとの事だった時期的にも2ヶ月経つし、取引先とも随分と馴染んでいるので問題ないという判断だ席に戻ってチャンミンの方を見ると、取引先から貰って来た資料を精査しているのか真剣な表情で書類に目を通していた部長からは、
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「...さて」テーブルを挟んで向かい合って座ると、チャンミンはコーヒーを一口啜ってから口を開いた「ユノの言い分を聞きましょうか」「言い分って...だからそういうのじゃないんだって彼女はただの新入社員で、俺が主任だから懐いてるだけだよ」「懐いてる?」「あぁ、いや、それは言葉の綾で...」「懐かれるような間柄って事ですよね?主任と新人
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m初めてチャンミンとドライブに行って以降、ふとした時に、あのふわっとした優しい笑顔や、鼻に掛かった少し甘えるような声を思い出して、次のドライブはどこに行こうかと考えていたり、それでチャンミンが喜ぶ様子を勝手に想像したりして、俺だけが一人暴走していた一方のチャンミンは、ドライブの話題を出す事は一切なく、ただ黙々と仕事をこなしている風で、それはそれで寂しくもあったたった一
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)mテーブルの上のカバンを手に取ると、中身を確認してリビングを出た洗面所の鏡で身嗜みをチェックしてから玄関に向かうと、予め出しておいた革靴に足を入れたそのタイミングで背後に足音がして、妻が何かを手に持って寝室から出て来た「ねぇ、時計忘れてるわよ」「あぁ、ごめん、ありがとう」「今夜は遅いの?」「どうかな、仕事の進捗次第かな俺に構わず君は先に夕飯済
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「よし、始めようか」まだ薄寒い季節、半袖のTシャツを着た俺とチャンミンは、開け放ったお互いの玄関の前に靴を履かずに立っていた今日は引っ越しチャンミンの部屋の明け渡し俺の部屋が角部屋で自分たち以外はここを通らないからと、玄関から廊下にかけて段ボールを敷いて、その上を靴下のまま移動する事にしていた「まずは奥の部屋の荷物から運び出そうそうやって
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)mチャンミンとの行ったり来たりの生活も当たり前になって、週末は大抵どちらかの部屋に泊ままり、平日も残業の都合で食事が別々になる事はあっても、夜はやはりどちらかの部屋で過ごしてそのまま朝まで...というリズムになっていた俺自身は一人になりたいと思う事は滅多になくて、むしろ傍にチャンミンがいない方が落ち着かないそして嬉しい事にチャンミンも一人でいるより、俺が視界の端に入る環境
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m<theviewfromYunho>いつからか、その青年に目が行くようになっていた親父でもあり社長の、秘書兼愛人の暇潰しを頼まれてふらっと立ち寄ったカフェ表通りではないからか、店内は混雑もしていないし静かに過ごせて快適だった何より、マスターの作るカフェオレは苦みが抑えられていて、コーヒー特有の苦みが得意ではない自分の舌にちょうど合っていたまた今度もこ
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「....なぁ、まだ怒ってるの?」サービスエリアでトイレ休憩を挟んだ俺たちは、自販機で買ったカフェオレを手に車に戻ろうとしていた少し先を歩くチャンミンの足取りは、俺に追い付かれまいと早足になっている車を降りた時も俺を待つ素振りは一切見せず、一人で先に行ってしまったくらいだ昨日、俺が日帰り出張でちょっとしたトラブルに見舞われてチャンミンにこの車で迎えに来て
いっそこのまま意識を飛ばしていた方がファンとしては『あるべき姿』でいられたのかもしれないファン、なんて言葉では片付けられない程…ヒョンが生き甲斐ヒョン、つまりU-knowのコンサートに行ってサイン会に行って、新しい映像が見たら再生回数を伸ばしたりCDを買ったりテレビに出たら録画して繰り返し繰り返し視聴する認知されたくて出待ちをしている訳じゃ無いもっと近くで見たくて、ヒョンを知りたくてこんなに応援している、僕みたいな同性の男も居るんだって知って欲しくて…いや、知って欲しいって事は結局
シリーズ物ですが、単発で読んで頂けますこれまでのお話はカテゴリー「blueblue」にございますこちらです→blueblue┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈真夏の日差しが照りつける午後のちょうど一番暑いであろう時間炎天下のなかを歩いているけれど、暑さよりも何より苦痛なのが…「…気持ち悪い、痛い」こんな事ならば練習して慣らしておけば良かったケースは持っているから、いっそ我慢するのは止めて『いつも通り』楽にしてしまおうかそう何度も思うけれど、やっぱり驚かせたい「いや、別
sideYチャンミンとの初めての遠出何処に行こうかと夏休みが始まってからふたりで相談して決めたのは、俺達が暮らす都会から電車で約一時間半掛かる距離にある、山に囲まれた地域の大きな公園だ新しい場所では無くて、広大な土地に自然公園や植物園、動物園だったりが集まっている場所周辺の遊園地や人気のある動物園と違って、どちらかと言うと目玉が無い…と言うと少し言葉が良くないけれども、つまりは昔懐かしの、と言った場所らしく、夏休みでも物凄く混雑しないであろうと予想されていた事つまり、その場所ならば
ユノさんが予定よりも少し早く帰って来たその日フロントに立っていたら帰って来たユノさんと鉢合わせて、そのまま一緒に最上階の彼の部屋までやって来た僕はと言えば、その日初めてユノさんに見立ててもらい買ってもらったスーツを仕事で着用した生地が良い事は勿論だけれど、身長があるから普段は殆ど直しに出す事も無いスーツを細かく僕の体型に合わせて詰めてもらっただから、とても着心地が良くて…なのたけど、それも、僕を求めてくれたユノさんに直ぐに脱がされてしまった少し時間を掛けてゆっくりと、だけど激しく
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)mチャンミンの引っ越しが3週間後に決まった引っ越しと言っても隣の俺の部屋に移ってくるだけで、引っ越し業者も今のところ呼ぶ予定はない別々に暮らしていた二人が1つの部屋に収まるという事は、それぞれが使っていた生活用品が全てダブっているという事で取捨選択をする必要があるそしてそれとは別に足りないものも出て来るわけで、引っ越しまでの週末を利用して少しずつ買い揃えて行く事にした
人類に『二次性』というものが出来てからそれなりに長い以前は人類の一割、いや、それ以下しか居ないと言われるオメガは男でも妊娠出産が可能だったり、彼らの甘いフェロモンがベータや俺達のような『強く優れている』と言われるアルファ達を誘惑するから、と虐げられたり差別されていた時代もあるらしい今ではもう、男女という一次性やアルファ、ベータ、オメガ、という二次性でひとを区別するだなんてナンセンス『普通』だと言われるベータでも才能の有るアルファを超えるような事も珍しく無いし、普通だからこそ安心感があると言
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m引っ越しまでの日々はあっと言う間に過ぎて行ったチャンミンは出張から戻った業務の処理に追われて連日帰りが遅く、俺の方は新人のイさんがいよいよ本格的に業務に就くためのフォローで何かと忙しかった引っ越しの準備はほぼ終わっていたのでそれほど支障は出なかったものの、二人の時間をまともに取る事ができずすれ違いが続いていた『今日は残業せずに済みそうなので、久々に夜は外食しません
高校三年生の春クラス替えにあんなにも緊張して手に汗握り、新年度の数日前から文字通り祈るくらいだったのは人生で初めてだったその結果…「ユノ、早く食堂に行こう!」「うん…」「何ぼうっとしてるんだよ春だから?春眠暁を覚えず、って言うもんな」でも急がなきゃ、と俺の腕に触れるチャンミンぼうっとしていると思われたのも恥ずかしいけど、それ以上に頬が緩んでしまうのがバレる方が恥ずかしい表情筋に思い切り力を込めて立ち上がった「今年もユノと同じクラスで良かった新しい友達を作るのは毎回緊張するし
SideY『オッパの感性は私よりも女子みたい』そう言われた事は忘れられない言葉を無くす俺に、妹は続けて言った『あくまでも感性の話オッパの見た目は男らしいから余計にそう思えるのかもオッパはモテるから、オッパを好きな女子からすれば嬉しいと思うよ』最後の一文については触れずに、そんな兄妹のやり取りがあったのだと話のネタにしていたら、クラスの友人達からも「だから余計にモテるんだろうな」「顔も良いし感性も繊細だなんて女子達からすれば理想でしか無い」と言われたモテないよ、と言ったら謙
趣味に走った成人指定です大丈夫な方はこちらからお願い致します↓asecretdoor後編ランキングに参加していますお話のやる気スイッチになるので足跡と応援のぽちっをお願いします↓にほんブログ村
R指定です大丈夫な方はこちらからお願いします↓blueblue9後編ランキングに参加していますお話のやる気スイッチになるので足跡と応援のぽちっをお願いします↓にほんブログ村本当はまだこの先も有るのですが、長くなってしまうので後編、にしました久しぶりのホストユノ、覚えていてくださったり「好きです」と言ってくださる方が沢山で、とても嬉しかったです読んでくださってありがとうございます
「チャンミン!!」勢い余って二階の部屋の窓から落ちてしまった猫の姿の今なら、怪我ひとつせず華麗に着地出来るだろうなのに、ユノはと言えば驚きと焦りが混じったような顔で両手を目一杯広げ伸ばして僕を受け止めた後で思えば、ユノの隣には人間のチャンミンが立っていたのに猫に向けて同じ名前を呼ぶなんておかしい人間のチャンミンには、猫に同じ名前を付けた事を秘密にしていたのに自らそれをばらすような結果になるなんて笑えるでも、この時猫になった僕は『嬉しい』と思ったそれはきっと一種の優越感同じチャンミ
BL表現を含みますので、苦手な方はスルーでお願い致しますm(__)m「なぁ、シム」朝一のメールチェックをしていると、どこかからふらっと戻って来た同僚が声を掛けて来た僕が出勤した時には既にデスクにカバンが置いてあったけれど、本人不在だしパソコンすら立ち上がっていなかったので、どこに行ったのかと気になっていた「やっぱりいたのか、出勤早々どこに行ってたの?」「うん...ちょっとな」何てことない質問のはずな
R指定です本文はこちらからお願い致します↓咎送り12ランキングに参加していますお話のやる気スイッチになるので足跡と応援のぽちっをお願いします↓にほんブログ村