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偶然と想像(2021日本)監督/脚本:濱口竜介プロデューサー:高田聡エグゼクティブプロデューサー:原田将、徳山勝巳撮影:飯岡幸子出演:古川琴音、中島歩、玄理、渋川清彦、森郁月、甲斐翔真、占部房子、河井青葉①硬い台詞回しなのに、不思議と感じるリアリティ2021年に観た最後の映画です。濱口竜介監督は、「寝ても覚めても」がピンと来なくて、どちらかというと嫌いな映画で。「ドライブ・マイ・カー」はピンと来た…のだけれど、別にそれほど好きな映画でもないなあ…という印象でした。で、本作「
ミセス・クルナスvs.ジョージ・W・ブッシュアメリカ同時多発テロの発生後、グアンタナモ湾収容キャンプに収容された青年の実話を題材にしたドラマです。いわれなき疑いをかけられ収容所に送られた息子を取り戻すため、母親が弁護士と協力して当時のジョージ・W・ブッシュ大統領を訴える。第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で最優秀主演賞など2冠に輝いた作品です。すごい実話があるものです。政治に人生を翻弄された家族と、それを支えた人たちのドラマでした。リアルの世の中
悪は存在しない(2024日本)監督/脚本:濱口竜介企画:濱口竜介、石橋英子プロデューサー:高田聡エグゼクティブプロデューサー:原田将、徳山勝巳撮影:北川喜雄編集:濱口竜介、山崎梓音楽:石橋英子出演:大美賀均、西川玲、小坂竜士、渋谷采郁、菊池葉月、三浦博之、鳥井雄人、山村崇子、長尾卓磨、宮田佳典、田村泰二郎①多面体のような映画自然豊かな長野県水挽町で娘・花(西川玲)と共に暮らす巧(大美賀均)。東京の芸能事務所がグランピング場を建設する計画が持ち上がり、住民への説明会が開かれま
映画『ありふれた教室』で、カーラ・ノヴァク役を演じたレオニー・ベネシュ。(ドイツ版ポスター)JungeeuropäischeSchauspielerinnen.ユング・アイロピエシェ・シォオシィピィレゲネンヨーロッパの若手女優たち(ドイツ語編)Part.3(ありふれた教室編)LeonieBeneschレオニー・ベネシュ1991年4月22日生まれ。ドイツ・ハンブルク出身。女優※レオニー・ベネシュは、2009年の『白いリボン』で新人女優賞の大きな賞をとっ
チャン・ジェヒョン監督新作、オカルトミステリー映画『破墓』(原題)が、「第74回ベルリン国際映画祭」に公式招待された。監督のみ出席予定だそうです。(ストーリー)膨大なお金を受け取って怪しい墓を改葬した風水師と葬儀屋、巫女たちに起きる謎の事件を描いたオカルトミステリーこのオゾロオゾロシイてか不気味な雰囲気がたまりません韓国で2月劇場公開予定だから、日本へは夏頃公開??暑い夏に涼める映画を期待しかし、先のネトフリ『先山』に続き、墓モノがトレンドでしょうか。
シネマヴェーラ渋谷羽仁進レトロスペクティブ映画を越境するより製作:岩波映画製作所監督:羽仁進脚本:清水邦夫撮影:長野重一美術:今保太郎音楽:武満徹出演:左幸子岡田英次山下菊二長谷川明男五十嵐まりこ市田ひろみ穂積隆信蜷川幸雄1963年10月18日公開東京の郊外にある広大な団地の一角に、石川直子(左幸子)と英一(岡田英次)夫婦は住んでいます。ある夜、直子は団地近くのバタヤ集落が燃えているのを目にします。翌朝、彼女は焼け跡で土を掘り返す盲目の少女(五十
何かほんの些細なことから、思わぬ方向へ行くというのは、映画にはよくある。もちろん実人生でも、よくある。ドイツ映画「ありふれた教室」は、中学校で起きた盗難事件から、あらぬ方向へと進んでクラスが崩壊していくサスペンスだ。ごく当たり前の教師と生徒達。盗難が起こり、歪みが生まれる。疑う側と、疑われる側。マッツ・ミケルセン主演の2012年の傑作「偽りなき者」がそうであった。少女のひとつの嘘から、主人公は孤立し、大事件になっていく。些細な始まりから人生を狂わされていく人は、実際に沢山いる。
結婚45周年を祝うパーティを土曜日に控え、準備に追われていた熟年夫婦ジェフとケイト。ところがその週の月曜日、彼らのもとに1通の手紙が届く。それは、50年前に氷山で行方不明になったジェフの元恋人の遺体が発見されたというものだった。その時からジェフは過去の恋愛の記憶を反芻するようになり、妻は存在しない女への嫉妬心や夫への不信感を募らせていく。こちらは2015年のイギリス映画になりますこの年のベルリン映画祭で、主演男優、女優賞をダブル受賞の快挙を果たした作品であり
千と千尋の神隠し(2001日本)監督/原作/脚本:宮崎駿製作総指揮:徳間康快プロデューサー:鈴木敏夫作画監督:安藤雅司、高坂希太郎、賀川愛美術監督:武重洋二編集:瀬山武司音楽:久石譲出演:柊瑠美、入野自由、夏木マリ、内藤剛志、沢口靖子、我修院達也、神木隆之介、玉井夕海、大泉洋、上條恒彦、小野武彦、菅原文太①愛される理由は…?「千と千尋の神隠し」は、いまだに日本の映画興行収入第1位なんですね。2位が「タイタニック」、3位が「アナと雪の女王」、4位が「君の名は。」、5位が
サイモン・ベイカーの近況/映画『LIMBO/リンボー』『ベルリン国際映画祭』出席2023年2月24日ドイツのベルリンにて、行われている『ベルリン国際映画祭』へ出席。『LIMBO』という映画に『トラビス・ハーレー』役にて主演。20歳のアボリジニ女性が殺害された未解決殺人事件を解明する役どころの様子。役柄では髪の毛を短くしていましたが映画祭では、少し伸びてクルクル♡やっぱりサイモンはクルクルが落ち着く^^映画祭の詳細や他の写真、サイモンの
「小さき麦の花」を観ました。Fan’sVoiceさんの、独占最速オンライン試写会が当たり、観せていただきました。(@fansvoicejp)ストーリーは、2011年、中国西北地方の農村。マー家の四男・ヨウティエは、見合い結婚した障がいのある内気なクイインと暮らし始める。互いに家族から厄介払いされたのだ。二人は、ぎこちないながらも互いを思いやり、寄り添っていく。ある日、農村改革により空き家を解体した者にお金が入ることになり、出稼ぎに出た村人の空き家に住んでいた二人は追い出され