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私は都内の国立大学医学部を卒業後、初期研修を経て脳神経外科医となりました。都内の大学病院や市中病院で勤務したのち、2024年より米国マサチューセッツ州のボストンにあるBrighamandWomen'sHospital,HarvardMedicalSchoolでPostdoctoralResearchFellowとして勤務しております。このブログでは私の経験をもとに、医師が米国に研究留学をする上で有益となる情報を発信していけたら良いなと思っています。参考になれば嬉しいです!
以前医師の研究留学助成金22選という記事を書いたかと思います。そこではこれから留学する人向けに作ったのですが、今回はすでに留学を開始している人でも応募できる助成金を紹介したいと思います。実際に私も留学開始後に複数の助成金に応募をし、実際に採択されたものもありますので、そのあたりを紹介したいと思います。・日本学術振興会海外特別研究員https://www.jsps.go.jp/j-ab/ab_gaiyo.htmlいわゆる海外学振というやつです。医歯薬学分野の採択人数は最近は70-80人ほ
医師が研究留学をする場合、収入源に関する問題はとても重要です。一昔前は、留学先の研究室から給与は支給されず、貯金を切り崩しながら完全に赤字の状態で研究生活を送る、というスタイルがよく見受けられました。全くの無収入でも米国留学をしたい、そう考える医師が一定数おり、それだけ米国への研究留学は魅力的だと考えている医師がいるということかと思います。しかしながら時代は変わり、現在ではほとんどの場合、収入源のない状態での留学というのは認められなくなっています。私の所属するHarvardMedical
海外転出する際には最近流行っているNISAやiDeCoを含めた証券口座を整理しなければいけません。さらに、日本の銀行口座も整理しなければいけません。使っている方が多いと予想される楽天やSBIなどのネットの証券口座ですが、基本的に自己都合で海外転出する場合にはNISAや一般の米国株や投資信託も保有し続けることができませんので全て売却した上で口座を閉じる必要があります。私が調べたところ当時は唯一マネックス証券のみが保有し続けることができたように記憶していますが、楽天やSBI証券の商品をマネックス証