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めだか屋で奮闘しまっせ(フィクションです。)第二十五話めだかも空を飛ぶの巻(1)<==以前はこちら第二十五話めだかも空を飛ぶの巻(2)<==前編はこちら第二十五話めだかも空を飛ぶの巻(3)翌日、召田輔(めだすけ)は、爺さん婆さんと角の養魚場メンバーに土産を配り、店長と打ち合わせをしていた。「鹿児島はどうでした。」「暖こうて花がいっぱい咲いて良かったでっせ。」「旅行できて良かったですね。それで、展示会へめだかを出す事になったのですか。」「それがやなあ
sideN緊急搬送された俺は、どうやら丸三日間も、眠っていたらしい。その間ゆうちゃんは、大人たちの説得を完全に無視してずっとそばにいてくれたそうだ。だから、俺はここに戻って来れたのだろうか?なんて思った。そして、何よりもホッとしたのは、ゆうちゃんに軽い打撲はあったものの、幸いにも大きな怪我はなかったこと。こんなことを言ったら怒るだろうけど、たとえあのまま死んじゃってても、彼女が無事でさえあれば、俺の人生に意味があったな、なんて。しかしながら、俺が目を覚まして
sideNモゾモゾ。ムニ。『…、…?、、…っ!』ガバッ!「、ん、」ギュッ。『っ///』目を覚ましたら、そこは天国。頭を上げた私は、強制的にゆうちゃんの腕の中へ戻る。夢じゃなかったとホッとして、こんな現実があるんだと、満たされる。昨夜、私の人生は変わった。本来歩むべきところに、軌道修正された。そんな、感じ。
私はフィクションでブログ書いています…なんてね…
sideYタッタッタッ!「ひゃー、しんどー」カンカンカン!委員会のせいでいつもより遅い下校になっちゃったから学校から駆け足で帰ってきた私。そのままの勢いで、アパートの階段を登る。そんな私の目に一番に入ってくるのは、玄関の前に置いてある保冷バック。このバックと中の保冷剤は、帰宅の時間がズレてもいいようにと、いつも誰よりも帰宅の早い彼が用意してくれたもの。「よいっしょ、」ガチャッ!「ただいまー!、にしても、重いな?」玄関の中に入って思いの外、重たいその中身を確
Netflixで「容疑者X」(2023年)を見る。東野圭吾の小説「容疑者Xの献身」を原作としたインド映画。日本版はもちろん韓国版「容疑者X~天才数学者のアリバイ」(2013年)を見たことがあるが、東野圭吾原作のインド映画という点に興味を持ち、一見に及ぶ。インドの田舎町。離婚した元夫に復縁を迫られたシングルマザーのマヤは、娘を守るために誤って夫を殺害してしまう。マヤの隣人である数学教師のナルーは、彼女を助けるべく完璧なアリバイ作りを計画し、実行に移す。ナルーの旧友でムンバイ警察からやって来たカラ
自閉症スペクトラムの男児との日々を中心にあれこれ書いているブログです(料理・愚痴・雑記・PR等、育児以外の話も書きます)よろしくお願いします◎登場人物→自己紹介育児話は年齢毎に分けて書いています興味のある方はブログテーマから検索してみて下さい連載『ママ友の過剰接待』が昨日完結しました!『【最終話】ママ友の過剰接待㉝変わらないもの』ある日、どこかの界隈で私の周りで起こった出来事や人の体験談を元にした創作です。障害児育児関係の話がメインになると思います
sideNカリカリ…。…ブツブツ。カリカリ…ケシケシ……ブツブツ。『…、…んー。』効率のいい勉強方法って、人それぞれ。私はどちらかといえば、手を動かし、口を動かし、身体を使って叩き込むタイプ。ただ、まぁ。覚えることが膨大で。カキカキ…、…。ブツブツ、ブツブツ、…。『…はぁ。』新しい記憶を入れたら古
sideY桃「はい、お水!」「ありがとーーー」ぐわんぐわんと回る世界。何とか体を起こして、もらった水を口に。桃「気分は??何かいる?」「お腹、すいた」桃「…笑」峯「ゆうちゃん、お疲れ様!」「ままぁ!もう駄目、酔いましたっ!」バタバタと足を動かして、駄々っ子ポーズ。桃「そんなに動いたら気分悪くなるよ?」峯「ゆうちゃんって、ホント気合いの子だね」桃「ですね。スイッチのオンオフが」私の前に座って、感心したように笑う二人。「あ。桃!あれはどうなったの?」桃「△△さんは
sideNガヤガヤ…それからのことは、あまり語らないでおきたい。あくまでも、お客さんとして、知人として、滞りないように接してくれたゆうちゃん。昔とは違う会話のやり取りにも、昔よりもお酒に慣れた様子の彼女にも、違和感を感じてしまうのは私だけ。思いがけず知ることになった連絡先も、どうしても我慢できずに送ったメッセージも、大切な思い出の一つとして綺麗に片付けておこうと思っている。ゆうちゃんのお店で過ごした時間は、彼女に気を遣わせてしまったことと、一度なりとも、ゆうちゃん
sideYカランカラン♪"っしゃーせっー!!"威勢のいい掛け声で出迎えられた居酒屋。「あの、茂木で予約してると思うんですが」"茂木様ですね!奥はどうぞー!"ガヤガヤガヤ。金曜日ということもあって、満席近い店内は活気で溢れている。奥まで進めば、リザーブの立て札とパクパクと枝豆を摘んでいる茂木の姿があった。茂「よっ!お疲れさん!」「ごめんねー!遅くなっちゃって」茂「いいよいいよ!でも、先にいただいてます♪」ビールジャッキを掲げておどける茂木の前に、私は向かい合っ
sideY「ご馳走様でしたー!またねー!!」"ありがとうございましたー"ガチャン。峯「はい、皆、お疲れ様ー!」ボフッ「はぁ、つかれた、」桃「はい、お水、飲んでねー?」「もう、飲めない、むりー」桃「ザ、週末って感じだったねー、今日は」「多かった、忙しかった、疲れた」桃「はいはい、お疲れ様です。」いつもの営業終わり。
自閉症スペクトラムの男児との日々を中心にあれこれ書いているブログです(料理・愚痴・雑記・PR等、育児以外の話も書きます)よろしくお願いします◎登場人物→自己紹介育児話は年齢毎に分けて書いています興味のある方はブログテーマから検索してみて下さい連載『女湯に入らないで!』が昨日完結したのであとがき的なものを書こうと思います(後半はPRです)予定より長くなってしまいましたが、それでもたくさんの人に読んでもらえて嬉しいですありがとうございます。今回の連載
レイナブログをご覧いただきましてありがとうございます。以前、アメブロで婚外恋愛ブログを書いていたレイナです。初めましての方もいらっしゃると思いますので、簡単に今までの経緯を説明させていただきますね❤︎1日に50000アクセスあった人気ブログでしたが、作者である私の実生活で、離婚問題が勃発し、現実的に離婚話が進行してしまったので、誤解の元となりそうな婚外恋愛ブログを閉鎖して約3年が経とうとしています。前にもお話しした通り、どうやら、有責配偶者だった元夫は、離婚した後
あのねあのですねどう思います?これ…以前にもおんなじ格好の写真載せましたが…うちのチー太はもうしょっちゅうこんなカッコして遊んでるんです…後ろ足でしっかりと支えてる見事な三角形🔺ん?🔺鶏蛇?いやいや、一緒にしたらあかんわなんやママ、あかんのか?いやぁ珍しいと思うよ、ママは…過去2匹はこんな格好した事ないです本日やっとクワドラのシェイリーンとMIKIKO先生のところ読みました…でも結局、この二つだけで…あ、ジュエルズ届きましたおい、田中さん!どーした?可愛い可愛い
sideN歯車が狂ったのは、いつだろう。ずっとそばにいたくて、ずっと隣にいたくて、"ずっと"を守るために選んだ道。自分にとっては、少しの分かれ道のはずで。それが、貴方を失う道だとは一欠片も思っていなかった。それでも、貴方が進んだ方向が違ったと分かったとき、自分が招いた結果で、仕方のないことだと納得して。結局は、私達に"ずっと"なんて無かったんだと理解した。なのに。だけど。どうして。ガヤガヤ、ガヤガヤ。お「ごめんね、付き合わせて」『ん?なんで謝るのさ笑』
sideN「…」ゆうちゃんは、顔を伏せたまま。"遅い"そう言ったきり、何も言わない。『ごめんなさい、』私はその場にへたり込んで、精一杯の謝罪の言葉を口にするしかできなくて。私が泣くのは間違ってるって思うのに、ポタポタッとフローリングが濡れる。『ゆうちゃ、ん』こちらを見てくれないゆうちゃんに手を伸ばそうとしたけど、触れることは躊躇われる。『ゆうちゃ、ん、ごめんね、疑ってるとかじゃないの、それは本当なの。』「…、」『ゆうちゃんは沢山私のこと想ってくれてるのに
26歳の2020年が終わりを迎えようとしている今日、少しだけ人生に色が彩り始めた話。自分で言うのもおかしな話だけど、「平凡な毎日を歩んでいる」典型のような日々。俺は町工場の中堅社員として日々、規則正しい生活を送りながら楽しみは帰宅後のゲームと、週末に会う彼女との時間くらい。社会人になってからも勤務先が実家から近いということで一人暮らしをする理由も見つからず、今も昔と変わらず毎朝お弁当を作ってくれる母親がいて、帰宅後は野球中継を見ながら一杯やってる親父がい
sideNカキカキ…、ケシケシ、カキカキ…黒板とノートを行ったり来たりしている後姿。長く綺麗な黒髪を耳にかけて、一生懸命に授業を聴く彼女。その様子をじっと見つめる俺。ゆうちゃんと同じクラスになって、約一ヶ月。クラスメイトであることには流石に慣れて、ソワソワ感はもうない。ただ、学校でのゆうちゃんとの、"関わらない適度な距離"は、結局分からないままだ。それは、何かと俺にも話題を振ってくるおんちゃんの存在が大きい。一匹狼の俺に気を遣ってか、はたまた席が近いからなのか、
sideYワー!ワー!キュッ!キュッ!ダムダムッ茂「上がれ上がれー!」オフェンスになって、茂木くんが元気に声を上げる。ボールは跳ねたり、飛んだり、忙しく動きながらゴールを目指す。が、しかし。キュ、パシッ!それは途中でカットされ、相手方の手に渡ってしまった。茂「だぁー!何してんだよー」悔しがる茂木くん。お「ナイスカット!」喜ぶおんちゃん。そして、カットしたのは、『どんどん回すから動いていこう!』片手でドリブルしながら、仲間に指示を出す、なぁくんだ。今
京城クリーチャー感想を書くか迷ったんですが、書きました。大分重いかな大好きなソジュナが主演という事で首を長くして、解約していたNetflixもジジイをうまく誘導して再開して待っていた作品です『韓国ドラマ京城クリーチャー配信開始です』いよいよ22日からNetflixで放送開始です今冬一番の韓国ドラマの話題作、Netflix京城クリーチャーが22日より配信スタートしますPART1最初の7話…ameblo.jp目にした最初の評判は悪かったコアなファンは待ち侘びて配信初日に5回見た(7話
sideNシーン…。真っ暗な部屋。『むぅ、、』眠りが浅くなったのかほんのり意識が戻った私は、無意識に体を動かす。…ゴソ…、……ギュッ…(ん、、、?)でも、キュッと何かに引っ張られて寝返りを阻止された。うっすらと目を開けると、『!…フフッ』「…スー、スー」すぐ視界に飛び込んでくるのは、寝息を立ててるゆうちゃんの可愛いお顔。どうやら、ゆうちゃんが私の服をしっかりと掴んでるから動けないようだ。ずっと同じ体勢だったからか、軋む体に、痺れた腕。けれど、それす
sideY"また、会えますか"一度、理由も告げず背を向けた私に、逃げ出した私に、優しいなぁちゃんの言葉が刺さって。なぁちゃんの求める友人になれないと分かっているのに。誰よりも貴方の"一番"に、何よりも貴方の"特別"でいたい、そう伝える、勇気もないのに。"今、会いたい"なんで、そんなこと言っちゃったんだろう。思わず切ったスマホを握りしめて、天を仰ぐ。ブブブ…「!…あぁ、なんだ。」再び鳴る電話にハッとして、すぐ落胆。相手は△△君。「んー、面倒くさいなぁ、」もう
こんにちは!いッちーです。今回はKep1erのYouTubeチャンネルの、「Kep1erving#2」について書きたいと思います。今回、メンバーのルームメイトが決定しました。(一応、ネタバレとなるのでご了承願います)自分の考察では、みんな元の鞘に収まると予想しましたが、一体どうだったのか?デート相手選びまず、ユジン・シャオティン・マシロ・ヒカルの中からデートしたい相手を選ぶこととなり、ヨンウンがユジンを指名、ヒエちゃんがシャオティンを指名、チェヒョン
sideN「着替えて、くるね?」『うん』パタパタ…、パタン。ゆうちゃんが部屋を出て、静かに閉まる扉。『はぁ、やば、緊張が…』ここはゆうちゃんの自宅。純粋に会いたいという思いからの行動が、思ったよりも発展して、少し戸惑ってる。『、ふぅー、落ち着け、私』話している様子から迷惑とか無理してる、そういう気持ちは感じられない。ゆうちゃんの中ではもう、私から去るべき理由が無くなったのだろうか。もしかしたら、昔のように、とはいかなくても、また友人として繋がれるかもしれない
sideY「私がなぁちゃんに、どうしても伝えたかったのは、今の私の想い。答えなくてもいいから、受け取って??」なぁちゃんに、今、好きな人がいるかとか、恋人がいるかとか、そういうのは関係なく。私の想いをただ"受け取って"欲しかった。自分勝手な、自己満足だと思う。それでも、どんな事情があっても、どんな結果になろうとも、私の意思を伝えることに意味があると思ったから。『、っ、ゆうちゃん』ポロポロとなぁちゃんの頬を伝う涙は、綺麗で、切なくて、愛しい。それを左手
sideY『実は、、ゆうちゃんのこと、調べてたんだ』……はい?「え、っと、調べてた?」『うん、調べてた。私の仕事、私立探偵で、』「た、探偵、?!」『そう。で、ゆうちゃんの恋人、あ、元恋人の彼から、素行調査の依頼を受けて、ゆうちゃんのこと、調査した』探偵?調査?恋人、元恋人、彼…。思ってもないワードの並びに、私の思考回路は一度動きを止める。『だから、前の家とか
sideN自分のこととなると、ヘタレてしまう私とは正反対に、ゆうちゃんはいざ心が定まると頑固なくらい芯がぶれない人。他者に対しては柔軟で許容的だけれど、自身のことであれば、どんなに険しい道であろうと結果が出るまで進むだけの強さを持ってる人。「今からでいいの。嘘だけはつかないで?」真っ直ぐに私を見てそんな"お願い"をするゆうちゃん。迷いのない表情は、あの日とも、さっき偶然出会ったときとも、違って。何かそこに覚悟のようなものを感じる。聞きたいことがあっての、その
ある日、どこかの界隈で私の周りで起こった出来事や人の体験談を元にした創作です。障害児育児関係の話がメインになると思います(予定)ご都合主義もりもり。内容・キャラクターによって過激な表現などもあると思いますが、あくまで読み物とし受け取って頂けたら幸いです。こちら不定期更新となります。※前連載の登場人物をそのまま使い回してますが同性同名&同デザの別人です。連載『ママ友の過剰接待』《これまでの話》①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳㉑㉒
sideN『ん゛、、、』ピトッ、冷たいタオルが額に乗せられる感触。目を開けてみても、熱で朧げな視界では良く見えない。ただ、熱冷ましのシートではないあたりで、これは夢だなと悟る。『…ばぁちゃん、』物心ついた時には、祖母と二人っきりの生活で。俺にとって、家族というのは、祖母だけだ。そして、17歳の夏からは、ずっと一人。繰り返し人生で、恋人ができても長続きはしなかったし、誰かの未来を変えるのが怖くて、一人で気楽に生きている方が良かった。もう、一人でいることが当たり