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sideYコンコン。…あれ?ガララ、、、テクテク。「なぁくん?」『…スースー…』学校が終わって真っ直ぐにやって来た病室。ノックの返答が無いから遠慮がちに中へ入ると、ベッドの上で寝息を立ててる彼を見つける。カタッ。彼を起こさないように、ベッド脇に椅子を出し腰掛けて、「ただいま」穏やかな寝顔を見つめ、小声で小さく呼び掛ける。球技大会の一件から、少し経って、ようやく眠っているなぁくんの寝顔を安心して見れるようになってきた。彼を失うかもしれないという恐怖と眠りか
最終訓練は3日間続いた。何度も繰り返していると、いろいろなパターンがあることが分かってくる。倒すパターン、足止めだけするパターン、攻撃しないパターン、離れて様子見するパターン、逃げるパターン…。大切なのは、チームで連携することだと学んだ。どんな任務でも単独で行うものはないのだそうだ。複数で動き、場合によっては応援を呼ぶこともある。「深入りするな」がカイトの口癖だと知った。最終訓練が終わると、「必要があればまた連絡するから」とヒナタのもとに戻される。「長い間お疲れ様。訓練、大
そんなわけで読み始めたのが『NoPlacetoCallHome』。NoPlacetoCallHome:InsidetheRealLivesofGypsiesandTravellers(EnglishEdition)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}いや、読みたかったんですよ。読みたかったんです、読みたかったんですけど・・・これ、英書で、日本語訳が(たぶん)出ていなくて・・・自慢
めだか屋で奮闘しまっせ(フィクションです。)第二十五話めだかも空を飛ぶの巻(1)<==以前はこちら第二十五話めだかも空を飛ぶの巻(2)<==前編はこちら第二十五話めだかも空を飛ぶの巻(3)翌日、召田輔(めだすけ)は、爺さん婆さんと角の養魚場メンバーに土産を配り、店長と打ち合わせをしていた。「鹿児島はどうでした。」「暖こうて花がいっぱい咲いて良かったでっせ。」「旅行できて良かったですね。それで、展示会へめだかを出す事になったのですか。」「それがやなあ
sideN緊急搬送された俺は、どうやら丸三日間も、眠っていたらしい。その間ゆうちゃんは、大人たちの説得を完全に無視してずっとそばにいてくれたそうだ。だから、俺はここに戻って来れたのだろうか?なんて思った。そして、何よりもホッとしたのは、ゆうちゃんに軽い打撲はあったものの、幸いにも大きな怪我はなかったこと。こんなことを言ったら怒るだろうけど、たとえあのまま死んじゃってても、彼女が無事でさえあれば、俺の人生に意味があったな、なんて。しかしながら、俺が目を覚まして
sideNモゾモゾ。ムニ。『…、…?、、…っ!』ガバッ!「、ん、」ギュッ。『っ///』目を覚ましたら、そこは天国。頭を上げた私は、強制的にゆうちゃんの腕の中へ戻る。夢じゃなかったとホッとして、こんな現実があるんだと、満たされる。昨夜、私の人生は変わった。本来歩むべきところに、軌道修正された。そんな、感じ。
私はフィクションでブログ書いています…なんてね…
sideYタッタッタッ!「ひゃー、しんどー」カンカンカン!委員会のせいでいつもより遅い下校になっちゃったから学校から駆け足で帰ってきた私。そのままの勢いで、アパートの階段を登る。そんな私の目に一番に入ってくるのは、玄関の前に置いてある保冷バック。このバックと中の保冷剤は、帰宅の時間がズレてもいいようにと、いつも誰よりも帰宅の早い彼が用意してくれたもの。「よいっしょ、」ガチャッ!「ただいまー!、にしても、重いな?」玄関の中に入って思いの外、重たいその中身を確