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sideNシーン…。真っ暗な部屋。『むぅ、、』眠りが浅くなったのかほんのり意識が戻った私は、無意識に体を動かす。…ゴソ…、……ギュッ…(ん、、、?)でも、キュッと何かに引っ張られて寝返りを阻止された。うっすらと目を開けると、『!…フフッ』「…スー、スー」すぐ視界に飛び込んでくるのは、寝息を立ててるゆうちゃんの可愛いお顔。どうやら、ゆうちゃんが私の服をしっかりと掴んでるから動けないようだ。ずっと同じ体勢だったからか、軋む体に、痺れた腕。けれど、それす
sideY"また、会えますか"一度、理由も告げず背を向けた私に、逃げ出した私に、優しいなぁちゃんの言葉が刺さって。なぁちゃんの求める友人になれないと分かっているのに。誰よりも貴方の"一番"に、何よりも貴方の"特別"でいたい、そう伝える、勇気もないのに。"今、会いたい"なんで、そんなこと言っちゃったんだろう。思わず切ったスマホを握りしめて、天を仰ぐ。ブブブ…「!…あぁ、なんだ。」再び鳴る電話にハッとして、すぐ落胆。相手は△△君。「んー、面倒くさいなぁ、」もう
こんにちは!いッちーです。今回はKep1erのYouTubeチャンネルの、「Kep1erving#2」について書きたいと思います。今回、メンバーのルームメイトが決定しました。(一応、ネタバレとなるのでご了承願います)自分の考察では、みんな元の鞘に収まると予想しましたが、一体どうだったのか?デート相手選びまず、ユジン・シャオティン・マシロ・ヒカルの中からデートしたい相手を選ぶこととなり、ヨンウンがユジンを指名、ヒエちゃんがシャオティンを指名、チェヒョン
sideN「着替えて、くるね?」『うん』パタパタ…、パタン。ゆうちゃんが部屋を出て、静かに閉まる扉。『はぁ、やば、緊張が…』ここはゆうちゃんの自宅。純粋に会いたいという思いからの行動が、思ったよりも発展して、少し戸惑ってる。『、ふぅー、落ち着け、私』話している様子から迷惑とか無理してる、そういう気持ちは感じられない。ゆうちゃんの中ではもう、私から去るべき理由が無くなったのだろうか。もしかしたら、昔のように、とはいかなくても、また友人として繋がれるかもしれない
sideY「私がなぁちゃんに、どうしても伝えたかったのは、今の私の想い。答えなくてもいいから、受け取って??」なぁちゃんに、今、好きな人がいるかとか、恋人がいるかとか、そういうのは関係なく。私の想いをただ"受け取って"欲しかった。自分勝手な、自己満足だと思う。それでも、どんな事情があっても、どんな結果になろうとも、私の意思を伝えることに意味があると思ったから。『、っ、ゆうちゃん』ポロポロとなぁちゃんの頬を伝う涙は、綺麗で、切なくて、愛しい。それを左手
sideY『実は、、ゆうちゃんのこと、調べてたんだ』……はい?「え、っと、調べてた?」『うん、調べてた。私の仕事、私立探偵で、』「た、探偵、?!」『そう。で、ゆうちゃんの恋人、あ、元恋人の彼から、素行調査の依頼を受けて、ゆうちゃんのこと、調査した』探偵?調査?恋人、元恋人、彼…。思ってもないワードの並びに、私の思考回路は一度動きを止める。『だから、前の家とか
sideN自分のこととなると、ヘタレてしまう私とは正反対に、ゆうちゃんはいざ心が定まると頑固なくらい芯がぶれない人。他者に対しては柔軟で許容的だけれど、自身のことであれば、どんなに険しい道であろうと結果が出るまで進むだけの強さを持ってる人。「今からでいいの。嘘だけはつかないで?」真っ直ぐに私を見てそんな"お願い"をするゆうちゃん。迷いのない表情は、あの日とも、さっき偶然出会ったときとも、違って。何かそこに覚悟のようなものを感じる。聞きたいことがあっての、その
ある日、どこかの界隈で私の周りで起こった出来事や人の体験談を元にした創作です。障害児育児関係の話がメインになると思います(予定)ご都合主義もりもり。内容・キャラクターによって過激な表現などもあると思いますが、あくまで読み物とし受け取って頂けたら幸いです。こちら不定期更新となります。※前連載の登場人物をそのまま使い回してますが同性同名&同デザの別人です。連載『ママ友の過剰接待』《これまでの話》①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳㉑㉒
sideN『ん゛、、、』ピトッ、冷たいタオルが額に乗せられる感触。目を開けてみても、熱で朧げな視界では良く見えない。ただ、熱冷ましのシートではないあたりで、これは夢だなと悟る。『…ばぁちゃん、』物心ついた時には、祖母と二人っきりの生活で。俺にとって、家族というのは、祖母だけだ。そして、17歳の夏からは、ずっと一人。繰り返し人生で、恋人ができても長続きはしなかったし、誰かの未来を変えるのが怖くて、一人で気楽に生きている方が良かった。もう、一人でいることが当たり
sideYあの時、"叶わなかった"初恋。"叶う"とは思わなかった、初恋。"実ってしまった"その恋は、私をこの上ない幸せをもたらして、同時に、彼女の居ない人生には戻れないことを悟らせる。「ごめん、ね、迷惑かけて」『迷惑なんて思ってないよ?』私と付き合い出して、なぁちゃんはほとんどお酒を飲まなくなった。時間の許す限り、迎えに来てくれて。どんなに朝が早くても、私が家に帰り着くまで起きていて。私の体が心配だと、健康食品や健康グッズを入手して。酔って帰ってきた私の介抱
sidnYゴロゴロと止まない雷。ザーザーと絶えず降る雨。稲光のピカピカだけが照らす室内。暗いのも、大きい音も、不測の事態も、凄く苦手な、私。もしこれが、一人で居るときの出来事だったら、今頃お布団を被って、ガタガタ震えていたに違いない。トン、トン、トン。私を守るように招かれた、彼の腕の中。私を落ち着けるように、私の背中を優しく叩くなぁくん。ドクン、ドクン、と正確に刻む彼の鼓動と、あたたかい温もりが混乱し緊張した私の心を溶かしていくよう。『復旧しないねー』「、
年上彼女×年下彼氏〜壱馬編〜テレビの中の彼は、いつもクールでカッコいい姿も、家に帰ると子犬のように別人の顔になる。「おかえりーっ笑」『ただいまー』「お風呂沸いてるよ!夜ご飯もあと少しで出来るからね」『いつもありがとう。◯◯も残業やったんやろ?』「うん笑だから、少しご飯遅くなっちゃった、、。急いで作るから待っててね」『ん、ありがとう笑』「お風呂とご飯どっち先にする?」『んー、◯◯やな笑』「えっ、、わっ!」勢いよく抱きしめてくる彼。『充電が先、、』「どうしたの?撮影大
sideN「なぁ、起きて、着いたよ」『ん、はい』到着したのは24時間スーパー。そこでタクシーを降りた私達。少し寝たくらいじゃ酔いは覚めることもなく、私はフラフラとゆうちゃんの腕を支えについていく。最近出来たとは聞いていた大型店舗。そこで、お惣菜やらパンやら飲み物を購入する。「じゃあ、行こう?」『どこに行くの??』「ふふ、すぐ近く。歩ける??」『うん、大丈夫』何処かを目指して歩くゆうちゃんにノソノソとついて行く。(〇〇町って、大学病院の近くだなぁ)ぼんやり考えな
「アラフォーかもめの坂の途中」の時後半からアンチが湧き始めた。たぶん、話し方からして50-70くらいの女性その方からメッセージを頂いて少し話をしたら「亡くなった人のお母さんの他人の話をするべきでは無い。」や「年上の方に「可愛い」は失礼」とか。え?Σ(˙꒳˙)この方、お母さんのこと知ってる人?!と思って、さりげなく聞いたら「存じ上げませんが」と帰ってきた。存じ上げないで、そんなにズケズケ割って入ってくるのか、とブログ界隈の窮屈な世界に驚愕した。もちろん、ブロックし
sideN一番後ろめたかった隠し事を懺悔できた今、随分と心持ちが軽くなっている私。その上に、キュッと手を握られて、じっと見つめられたら。フワフワした心が、ドキドキと揺れて、今にも召されてしまいそう。"話したいこと"と言ったゆうちゃんが、私に向ける真剣な眼差し。そこには鋭さも、憂いもない、ようで。鈍感だと言われる私ですら、彼女の"話したい"ことが良い話か悪い話かで言えば、後者ではないと断言してしまえるほど。期待してはダメだ、という理性を働かせる必要もないと
sideYゴソ、、モゾ、、、「ん、、」真っ暗な寝室。喉の渇きを覚えて、体を起こす。ギシ。ベッドも、体も、軋んでる。(アタタ…)「運動不足…笑」久しぶりの交わりは、激しすぎたみたい。『スー…スー…』私の腰に手を回して、熟睡してるなぁちゃん。(起こしても、起きないだろうな)そう思いつつ、それでも起こさないようにベッドを抜け出す。…、パタパタ。「まぶし、」夕食後のままのリビング。灯っぱなしの電気に目を細めつつ、冷蔵庫の前へ。ガチャ、パタン。パキパキ、、、ゴク
sideN「、もしもし、あの、」『もしもし、ゆうちゃん?』私は上ずる声を何とか抑えて応答する。「、急に電話して、ごめん。」『ううん、大丈夫。…どうしたの?』ガチャッ!ガヤガヤ!ワイワイ!バタン!近くのお店の出入りがあって、良い感じに酔っ払った人達が横を通り抜ける。「…まだ、外?」『え、うん、今はおんちゃんの知り合いのところ』「そうなんだ、そっか、ごめん、急に電話しちゃって!えっと、あの、今日、ありがと。それだけ言いたくてっ、じゃあ…」『え、まって、ゆうち
「読むと死ぬ本」――それは決してショッキングな本の比喩的呼称などではない。文字通り、読んだだけであなたの心臓が物理的に止まってしまうかもしれない恐ろしい本が現実に存在するのだ。デンマークの大学図書館に収蔵されている恐怖の古書3冊について、科学メディア「ScienceAlert」が報じた。先日、南デンマーク大学の図書館が保管する16~17世紀の極めて貴重な書籍3冊について、ある興味深い発見がなされた。なんと、その表紙に非常に高濃度のヒ素が含まれており、取り扱いに気をつけなければ健康
sideNバタン。ブーン。家の前まで送ってくれたタクシーを見送る。『タクシー代出すのに』「いいのっ」『食べ物も買ってきてくれたんでしょ??』「いいのー気にしないっ!今日の主役はなぁちゃんなんだから笑」『んー!じゃ、今度のお休みは何か食べ行こ?』「うんっ」ブンブンと繋いだ手を振りながら、仲良くマンションへ入っていく私達。(こういうの、久しぶりだなぁ)
著者の今村翔吾氏は「残さないといけない文化だと思った」と廃業の危機にあった書店の経営を引き継いだらしいみんなが本を買わないと文化も失われます2023年の自殺者数は2万1818人10年間で20万人以上10歳~44歳の死因のランキングトップは病気ではなく自殺能登地震死者の260人に比べ自殺の方が圧倒的に多いいのにニュースは全く触れません声なき声は票にならないので政治家も全く動きません貧困、不正、暴力…この世の神はいない仏もいない戦国時代「三悪」の武将松永久秀
sideNいつもならテレビを見ながらの食事も、今日は一段と会話に華が咲いて。笑ったり、驚いたり、楽しくて忙しい。目移りするほどのご馳走とデザートまで食べ終えれば、ポッコリお腹が出ちゃうのはしょうがない。『たべたぁーーー』「食べたねー」ちょっと休憩とソファに腰掛けて。ポンポンとお腹を叩いて満腹を表現する私と、くるしぃーと天を仰いで笑う隣のゆうちゃん。『お腹いっぱいは幸せだね』「だね?」『幸せだぁー』「そのまま寝ないでよー??」『まだ寝ないもーん』と言いながら、
sideY…グツグツ…「ん。できた」玉子雑炊を作るのに、さほど時間はかからない。火を止めて、お鍋に蓋をすると、彼の様子を伺うように、ベッドに近づく。少し薬が効いてきたのか、穏やかな寝息を立てている岡田くん。だけど、まだ頬も赤いし、熱はありそうだ。ツー…汗か、涙か、彼の頬を伝う滴。そっ、自然と手が伸びて、それを拭う。「きつい、ね、」『ん、』「、ぁ、
sideY唇の柔らかさとぬくもり、そして、タバコの気配。なぁちゃんとの、"初めて"のキスは緊張しててあまり覚えていないけれど。人生で幾度目かの、なぁちゃんとの久しぶりの、この口付けは、しっかりと脳裏に焼き付くよう。ただ唇を合わせている数十秒が、なぁちゃんへの愛しさを膨らませ、ただそれだけのことで、私にとってどれほど、なぁちゃんが"特別"なのか自覚できる。…ッ名残惜しむように、小さなリップ音と共に、ゆっくりと離れる顔。私達は互いに焦点が合う程度に離れて、コツン
sideYキーンコーン、カーンコーン。ソワソワ…ソワソワ…茂「…グフフ」「…なに、気持ち悪い」茂「気持ち悪い!?ひどーい笑笑」「で、何か用事ですか?茂木先生」茂「もう少しで退勤のお時間ですね??」「そ、そうですね?苦笑」茂「今日は定時で上がれちゃうんです??」「まぁ、今日は、ね」茂「チキンにーケーキにー、シャンパン♪あぁ!なんて良い日!」職員室の人が少ないのをこれ幸いと茂木が調子に乗って騒いでいる。「騒がないの!」茂「ゆうちゃんだって、ワクワクしてんだろー
裏の顔をもつ政治家こういう役を演じてくれるのを待ってました漸く今朝のTIME'録画を確認ポスター撮りは笑うカットが難しかったアイドルスマイルではなく、笑顔の奥の素顔がわからない若き人気政治家の役ですものね櫻井翔コメントこれまで報道番組で政治家の方にインタビューしてきた自分が、今度はフィクションとして政治家を演じることになり、自分もそのような年齢になったのかと驚くと共にうれしくもありました。最近はニュースで政治家の方を見るたびに、“何かヒントはないか”という視点で、つい観察もしてしま
最近漫画ばかり読んでる息子くんにこの本を進呈。『おしごとそうだんセンター』ヨシタケシンスケ|集英社すべての子どもと大人のためのヨシタケシンスケ版「ハローワーク」ストーリー!lp.shueisha.co.jp絵本なので読み物としては物足りないかなと思ったのですが、、、これはぜひとも大人が読んでください!!「働く」とはどういうことか?しごとって何?どんなしごとがある?地球に不時着した宇宙人がちょっと(かなり)変わった「おしごとそうだんセンター」に行きそこで働くことの意味を考え始め
sideY玄関を開けてすぐ目に入る段ボールジャングルに、私は心の中で大きなため息。誰も、ましてや、なぁちゃんを、呼ぶ予定なんて無かったんだから、仕方ないよね?なぁちゃんがそれを気にするとも、私のことをだらしなく思うこともないのは、分かってる。それでも、この乱雑な部屋がここ数ヶ月のゴチャゴチャしてた生活を物語っているようで、とても恥ずかしい。『お邪魔しまーす』「どうぞー歩きにくいけど、そのまま真っ直ぐ進んで?」『はぁい』痛むのか、少し足を引き摺りながら、
sideNドキドキ。バクバク。ゆうちゃんが、俺の恋人になった。その事実だけでも駆け回りたいくらいの喜びがある。今までのように、一緒に居たいと思う気持ちは、これからずっと、彼女の"一番"近くにいたいという想いに変身し、誰にも譲れない欲望へと形を変えて。ゆうちゃんのことをもっと知りたくて、ゆうちゃんに触れたいと思う気持ちも、溢れてやまない愛しさとなって募っていく。「ふふっ、心臓の音、凄いよ?」『そりゃぁ、ね?』ドキドキとバクバクが、包み隠さず彼女に伝わっていくし
sideN(…、ここは?)一体、どこだろう?真っ暗な世界に、一筋の道の上。一歩進めば、俺を照らすスポットライトも前進して。それはまるで舞台上の主人公のようだ。だがしかし、前と後ろ、どちらにも長く続くその道。俺の進むべき方向はどっちだろうか?何も考えずに赴くままに足を踏み出せばいいのかもしれない。だけど、何故だか、そうしてはいけない気がした。そうやって、立ち尽くしているうちに、前も後ろもわからなくなってくる。迫ってくるような暗闇と、早く進めと言わんばかりに光