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虐殺の夜。幻のルナが言った「ファイアパンチになって」アグニにとって戦うことは炎に覆われることなのか。顔におしつけた松明。蘇る腕。再生の祝福はアグニのなかに眠っていただけだった。しかし。ドマの炎はもう無くなったよう。炎は体を覆わず、火傷は再生した新しい皮膚で消えてしまう。アグニが襲った人々も燃えて焦げカスにはならなかった。惨劇は炎で浄化されることなく、そこにある。双子ちゃんの片割れ、連れ去られたイアの遺体。「助けに…」
10年後。アグニは森へ芝刈りに。再び寒冷化した世界でいきるために、木を切りに行く。木が倒れたら危ないよ。怪我しちゃうといけないからニーサンだけで行くよ、と出かけた先で恒例の自殺(死ねないので自傷)。「生きて」アグニを縛る言葉で何度でも蘇る。「ファイアパンチを殺して」10年たっても消えない殺意。アグニを引き裂く言葉たち。救いは、ルナ(ユダ)の言葉の中にあるだろうか?「もう誰も殺さないで」一方、10年の時が流れた
「ルナは誰かが死んで満足するようなヤツじゃない!」「俺だってそうだ…」ケツにファイアパンチすることもなく赦す寛大さをみせたアグニ。聖人すぎるだろ、神か?ああ、神だったか……そういや神だったか。と、思わせておいての大炎上。あれ…目の前で燃えさかってるの、ドマじゃない?ドマっぽい。ルナは望んでないかもしれない。アグニだって殺して満足する人間じゃなかったはず。復讐は何もうみださない。理屈では、わかっている。だから一度は許そうとした。神のような寛大さで。最愛の妹と故郷とを
ファイアパンチである自分に耐え難い苦痛を感じているアグニ。ファイアパンチとして生きていた自分が引き起こした悲劇から目をそらすこともできず、その現実とともに生きている。ファイアパンチを殺して。生きて。嘘で覆われていた方が良かった。何もわかっていなかった頃の方がラクだった。自分のやった結果が目の前にいて、食卓を囲んでいる。そこで生活している。苦しいなあ……ファイアパンチ6(ジャンプコミックスDIGITAL)[Kindle
基本的にネタバレ感想です。エロやグロや変態な描写、画像があります。そういうマンガです。ファイアパンチ1話感想ファイアパンチ2話ファイアパンチ3話ファイアパンチ4話ファイアパンチ5話ファイアパンチ6話ファイアパンチ7話ファイアパンチ8話ファイアパンチ9話ファイヤパンチ10話ファイアパンチ11話ファイアパンチ12話ファイアパンチ13話ファイアパンチ14話ファイアパンチ15話ファイアパンチ16話ファイアパンチ17話ファイアパンチ
過去回想話。アグニとルナが二人きりで彷徨っていたわけが判明します。母親は登場してなかったけど、家を不法占拠した集団が来た時点では両親共に健在だったのかな?1話でふたりは「食材」でしたが、2話では「薪」でした。最初は両親が「薪」にされたみたい。そのときは子どもたちが祝福者だということはわかってなかったんでしょうね。わかっていたなら両親(おそらく祝福者ではない普通人)は死ななくて済んだんじゃないかな?でもやっぱり強盗としては成人は生かしておけないか?どっちにしろダメだったかな。
ルナ(ユダ)に決断を丸投げするのって卑怯じゃないですかね……家族同然に暮らしている仲間も含めたすべての人と、たった1人。どちらを選ぶべきか?そんなの自分で考えろと言いたい。聞くな。自分で責任とりなさい。恋愛脳のルナ(ユダ)は兄さん(アグニ)を選びます。ってか、言わせてるよね、アグニ。全人類を捨ててのぴーーに汗ばむふたり。ああ、B'zが鳴り響きます。愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない太陽が凍りついても僕と君だけよ消えないで