ブログ記事1,039件
ピアノを弾く際に、指と指の間がよく広がることに越したことはないと思います。手が大きくなく指がそれほど長くなかったとしても、それぞれの指と指の間がよく広がれば、9度や10度のオクターブを弾くことも可能です。ちなみに指と指の間が広がるか広がらないかは、手の内部の腱と筋肉が伸びるかどうかが重要な要素の一つなので、ピアノの練習前に、または日々の日課としてストレッチを行っている方も多いと思います。Youtube等で検索をすると手のストレッチに関してはいくつか出てきますので、ストレッチの詳
器用な子よりも不器用な子の方がピアノは上手くなる、と言うつもりはありません。ただ不器用な子でも決して悲観する必要はありませんし、ピアノが上達する可能性を十分に秘めていると思います。そもそも世間一般で言われる器用さというのは、例えば「靴ひもを結ぶ」、「ボタンかけができる」、「針の穴に糸を通す」、「箸を上手に使える」といったように、手や指だけでなく対象の物を動かしたり、または対象の物自体が動いたりすることが前提にあると思います。ピアノは上記と比較しますと弾いている最中に動くことは決
私は今でこそそれなりに初見演奏ができ、そこそこ譜読みも速いと自負していますが、高校卒業くらいまでは両方とも不得意でした。フランス留学後に劇的に変わったわけではありませんが、日々の授業やレッスンを通して改善され、今に至ります。個人的に初見演奏と譜読みの改善に大いに役立ったと考えているのが、「クレ読み」「コラール視奏」「スコアリーディング」の3つです。「クレ読み」とは特にピッチは付けずに音名で音を読むことですが、「クレ読み」を通して楽譜を見た際に音を単一ではなく、まとまりとして捉え
最近、ピアノという楽器は西欧人向けに作られているんだなあ、とつくづく感じています。そもそもピアノという楽器は非常に大きく、これを比較的小柄な日本人の子どもが弾きこなすというのはとても難しいことだと思います。バッハが教育目的で書いたとされる「インベンション」に関しても、ある程度の手の大きさや拡がりが要求される場面が多々あり、これを余裕を持って弾きこなすことができる子は、日本の小学生だとかなり少数派になると思います。他にも「猿腕(さるうで)」の問題がピアノを弾く際につきまといます。
あなたのお子さんは、発表会の時、他の子達と、どこが違うと思いますか?あなたのお子さんの、強みは何ですか?今回は、他の子ども達との差別化について、じっくりと考えていきましょう。環境によって、変えられるものが、どういうもので、「ピアノ教育」の環境による格差を、知っているか、知らないか。それだけで、ピアノを弾く、お子さんの理解も、ピアノ教育に対する、客観的視点も、全く変わります。はっきり言って、勘違い