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ここ数回、人の作品を「そのまんまパクる」こと=盗用と、そこから影響を受けて新しいものを創ること、その境界線について書く中でヒップホップの「サンプリング」について触れた。気になる人は一つ前の投稿を読んで欲しい。すでにある音楽の一部を抜き出し、切ったり、繰り返したり、別の音と組み合わせたりして、新しい音楽を作る。乱暴に言えば、人のものを使っている。でも、そこに「何を使ったか」だけではなく、「それをどう使ったのか」という創造がある、と言うのは
ご存知の方もいると思うが、私はかつて日本のヒップホップやクラブミュージックの黎明期に、裏方として活動していた。レコードからCDへと音楽業界が大きく切り替わっていった1989年、当初12インチレコード専門レーベルとして始まったメジャー・フォースで私はA&Rをしていた。その後、日本で初めてメジャーから日本語ラップのフルアルバムを出したスチャダラパーの事務所の社長となった。つまり、日本でヒップホップという音楽がまだ今のように一般的ではなかった頃、その音楽を世に