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私には1年7ヶ月付き合った彼がいました。ガンかもしれないことを彼に伝えたら別れることになるかもしれない…けど大切な人に嘘をついてまで一緒にいる選択肢は私にはありませんでした。その日は1ヶ月ぶりのデートでただ手を繋いで歩くことも嬉しかったです。でもこれが最後かもしれないと思うと彼の手を離したくないと思いました。何も知らずに無邪気に笑う彼の笑顔を失いたくないと強く思いました。デートの最後にガンかもしれないことを打ち明けると、彼は案の定とても驚き頭の整理ができないようでした。
2022.1.6宣告を受けた時はハタチどころか、18の誕生日さえ迎えられるの分からず、どん底だった。18の誕生日は前の病院で看護師さんたちに盛大に祝ってもらって、19の誕生日は私と2人、ご飯を食べに行って部屋でケーキを食べた。ハタチの今日、普通でさえ特別な20歳盛大に祝ってあげたい私と、乗り気じゃない旦那。家族でディナーは諦めて、息子とは早めに2人でディナーに行った。部屋から近くてめちゃくちゃリーズナブルなコースがあるホテルのレストラン。雰囲気がよくて、息子は、高そ
2017年7月16日(月)夜中痰がイガイガ喉にくっついて呼吸をすることさえ苦しくなりました。喉の腫れで気道が圧迫されていたのです。去痰薬とかうがい薬とか何でもいいから出してくださいって看護師さんに言ったら医者がいないので朝まで待ってほしいと言われてしまい…呼吸が苦しいってこわいです。多分呼吸苦って1番死を連想しやすい気がするんです。私はこのまま喉がむくんで(咽頭浮腫)気管切開されたらどうしよう…そしたらもう喋れなくなっちゃうな…ってずっと考えていました。指に
2017年7月16日(日)朝から首の右側がパンッパンに腫れていました。触るとすごく熱かったです。おそらくそこから来るものでしょうが38度台の発熱もありました。分かりますかね…この写真は反転してしまって左っぽくなってるけど右です!笑顔の左側は顎のラインが分かるけど右側は腫れすぎて顔と首が一体化しています。私は顎のラインが割とシュッとしてる方でそこは数少ない好きなポイントだったのでとてもショックでした…このまま治らなかったらどうしようって本気で思いました。喉の痛みで
力尽きて部屋でぼーっとしてると朝10時頃母がお見舞いに来ました。母も看護師をしていて仕事の日は夕方以降に来てくれるのですがこの日は術後で心配だから、と朝に一度来てくれたのでした。独りで吐き続けていた私は母の顔を見てとても安心しました。でも母が来てすぐに私はおかしくなりました。目がだんだんと真っ直ぐ正面を見れなくなってきたのです。目の前にいる母の顔を見ようとしても眼球が勝手に上へ上へいってしまい部屋を仕切るカーテンの上の方と天井しか見えないのです。なんだこれ、おか
旦那が逮捕されて光熱費がかなり下がりました。明細が届く度、『あ〜、旦那1人居ないだけでこんなに違うんだ』と…。何だか他人事の様に思ってしまいます。子供も『面会へ行きたい』留置所に旦那が居る頃から言っていましたが、子供も仕事が忙しく時間が合わず未だに面会出来ていません。留置所に居た頃、旦那が『のんとたぁ(子供)の写真を入れて欲しい』と、面会時や手紙で頼まれていたので差し入れをしました。旦那の実子ではなく元旦那との子供…。それでも旦那は喜んでくれました。19歳で
6月9日紹介状を書いてもらった大きな病院を受診しました。ちなみに普段は実習でお世話になってる病院でした(笑)触診、超音波検査、ファイバースコープを行なった結果「右側の喉に腫れてるようなところがある。影が見える。」とのこと。なによりも細胞診をするって言われたのがこわすぎてこわすぎて…!!喉に針を刺す?!何事?!?!?!ビビリな私は今すぐにでも病院を抜け出したかったです(笑)でも細胞診は思ったより痛くなくて(普通の採血の方が痛いくらい!)拍子抜けしました!笑
2017年7月12日(水)とうとう運命の朝がやってきました。泣き疲れたのかわりと普通に夜は眠れました(笑)看護師さんから朝ごはんの代わりにジュースが2本渡されます。これは術前〜術後の禁食や手術による電解質バランスの崩れから来る脱水予防のもので高カロリーらしいです。看護師さんからは「すごい甘くてまずいってみんな言うから無理して飲み切らなくても平気だよ!」って言われていました。でも飲んでみたら甘いアクエリアスって感じで割と大丈夫だったので頑張って2本飲み切りまし
※毎日つけている日記を読み返してこれからのブログを書いていこうと思います2017年5月18日私はその日いつものように実習がありました。朝家を出てから急に喉が刺すように痛み、何もないといいなぁ〜と思いつつ実習病棟へ。そしたら早朝は普通に出ていた声が8時半頃から掠れてきました。でも友達2人に「声出てないよね?」と聞くと「そう?出てるよ。」と返されたくらいの掠れ具合でした。9時頃患者さんのもとに行ったときにはびっくりするくらいカスカスになっていてたった30分程度
そして昼ご飯からは単品食でゼリー類だけになってしまいました。ゼリープリンヨーグルト(もしくはアイス)毎食この3つのセットだけが私のご飯です。貧相で自分が可哀想になるけど何も飲み込めないから仕方ない…むしろ朝ご飯がトラウマすぎて安全にむせなく食べれるゼリー類がありがたいくらいでした。でもこれじゃ栄養が取れないので本格的な点滴生活に逆戻りです。もう全部嫌だ。頑張るのは疲れたよ。その日の朝母に送ったLINEです。夜中からの度重なる出来事に心が耐えられませんでした。
お疲れ様です!はっぴば〜すでぃとぅムスコ〜♪はっぴば〜すでぃとぅムスコ〜♪ということで昨日はムスコの二十歳の誕生日でした。ムスコ、オメ(`・∀・´)笑ケーキはホールじゃなくていいというので息子の好きなチョコ系とモンブランを用意しました。日本酒(大吟醸)も飲ませてみましたが「苦い」と言ってお茶と交互に飲んでいました(笑)まだ甘いチューハイとかの方がいいのかな。ワインとか一緒に飲めるようにな
6月29日実習を早退し親と合流して検査結果を聞きに行きました。結果は甲状腺乳頭癌リンパ節転移でした。正直ガンであることは覚悟していたしむしろ予後のいい乳頭癌だったのでガンへのショックはあまりなかったです。でもリンパ節転移は予想外でした。甲状腺全摘出に加えてリンパ節もとらなくてはいけないので「J」の形の傷が残ります。主治医が手書きのイラストと一緒にそんな説明をしてくれました。まだハタチなのに目立つところに大きな傷がつく親を心配させないように何があっても笑顔
2017年7月14日(金)あの地獄の1日はなんだったのか…と思うくらいに朝から体がスッキリしていました!午前中のうちにリカバリー室から元の病室に無事帰還!!2日間のほぼ絶食の末、お昼からご飯も開始です☺︎お昼頃までは一応念のため…と看護師さんの見守りの上での歩行でしたがあまりに元気なのですぐに院内フリーで動き回れる許可もいただくことができました!首下のシャワー許可も出たので看護師さんに少しだけ手伝ってもらいシャワーを浴びました。濡れないようにするため首から伸び
7月7日七夕この日は数日前に終わった実習の打ち上げでグループメンバー3人とご飯に行く予定でした!メンバーの1人が美味しいお店を予約してくれているとだけ聞いて私はその人の車に乗り込みました。でもその車内で突然発表されたのは「今からディズニーランドに行きます!!!」というびっくりサプライズでした…!私は嬉しくて嬉しくて本当に涙が出そうでした。実は緩和ケア実習のときメンバーに「実習終わったらディズニー行きたいんだよねぇ〜〜」って話をしたことがあって、そ
2017年7月13日(木)手術で副甲状腺を取ってしまった私。副甲状腺ではカルシウムが作られるので体内のカルシウムが少なくなることによってテタニーといって手足の痺れなどの症状が出ることがあります。私も手術日〜術後1日目の朝にかけて手の痺れがありました。この日は夜勤帯の看護師で前に書いたMさんがいました。Mさんは「私が夜勤だから頻コールでも平気!笑なんかあったらいつでも呼んでね!!」と言ってくれていました(笑)※頻コール…ナースコールで何度も何度も
第3話。お子さんがハタチを迎えた時、どんな言葉をかけますか?どんな激励を贈りますか?そして、どんな感謝がありますか。私は。ずっと、ずっと。悔いてならない想いがありました。この想いをいつ、娘に伝えようかと忘れた日は無かったです。高校を卒業した時に手紙を書こうか?ですが、筆をとることは出来ず。20歳の誕生日にプレゼントと一緒に渡そうか⁉️それでも筆はとれず。そんな私に神様はちょっとお手伝いくださいました。「成人式で親から子供への手紙を読みませんか?