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妹の会社は毎月1日〜10日がとても仕事が忙しいです。けれど、1月5日は私は病院の予約が元々入っていた為、妹に母のホームに行ってもらう事になっていました。忙しい妹は当初5日は姪っ子に母のお世話を頼んでいて、段取りを把握してもらう為にあらかじめホームに姪っ子を連れて来て、赤ちゃんや子供のお世話も全くした事がない姪っ子に妹が食事を介助する様子を見てもらったりして、備えていました。ところが、4日に母が誤嚥を起こした為、もしも5日に母の容態が急変するような突
ナーシングホームにて腫瘍が大きくなり腸がほとんど動いていませんゼリー状の物をゆっくり食べる絶食から始まったので飲み物が飲めることゼリーが食べられることを喜んでいましたがやがて飽きてきました「先生、なんかほかにないかなあ」「ジュースを飲んでもずっと胃のつかえがあってすっきりしないんだよね。「部屋の中を30分歩いてるよ、弱ってるからね。動いても無駄なのかな‥どうせこのままなんだから何もしない方がいいかな?」と胸の内を話されましたイレウス状態の説明をして飲み方の工夫
母との最期の日々を思い出しながら書くのが段々しんどくなって来ましたが、書かないと一番哀切で一番掛け替えがなかった大切だった母との日々をどんどん忘れてしまうので、泣きながらでも少しずつでも、私は必ず書き上げます。1月4日は訪問診療のO先生に点滴について電話で確認して看護師のSさんとは真逆の回答を聞いて混乱したり、母が初めて誤嚥を起こして喉と鼻の吸引をしたりと、私にとっては混乱する事やショックな事が色々続きました。4日の母は食事の時以外はほぼ1日中
タイトル通り、1月4日の昼食時に母ははじめて誤嚥を起こしました私は急いで看護師さんをお呼びして、ホームの吸引器を使用してすぐに吸引していただいて事なきを得ました。今回は色んな偶然や幸運が積み重なったお陰で何事もありませんでしたが、まかり間違えば4日が母の命日になってもおかしくなかったし、この日の事が原因になり後々母が誤嚥性肺炎で亡くなってもおかしくありませんでした。この日のソフト食はとろみがとても強く、お茶さえもコップをひっくり返しても落ちて来ないほ
強迫性障害の方が神経難病になり苦しんでいる思うように動けず不安や苛立ちは増すばかりナーシングホームに入居した時は歩いていましたが今は寝たきりですもともと不安が強く心配ばかりしていました物の置き場所はミリ単位で把握され少しでもずれていると不機嫌になりますそういった諸々のこの患者さんの個性はこのホームでは変わった人頭のおかしい人とされ相手にされず避けるなるべく関わらないという方法でみなさんがコミュニケーションをとります伝わらないもどかしさから患者さんの強迫
母が腰の痛みを訴えて最初に地元の整形外科を受診したのは昨年の春です。レントゲン撮影の結果腰に膿瘍があるから精密検査が必要だと医師から言われました紹介状をいただいて総合病院の整形外科を受診したところ、軽度の椎間板ヘルニアと診断され経過観察となりました。毎月MRIも撮影していたのですが、椎間板ヘルニアというのは実は医師の誤診でした。母の痛みがロキソニンの湿布と飲み薬では全く効かないほど耐え難いものになり、流石にこれはおかしいと言うことで同じ総合病院の内科
「看取りの方針です」これは病院で働いている時も訪問診療している時もよく聞き、よく見る一文です。施設療養をしている方に何某か異常がみつかりその治療方針を立てる時病院受診するのか施設で訪問診療しながら治療するのか選択をします例えばその他の背景や罹患している疾患によってはその治療を病院へは行かず(行けず)施設の中で訪問診療で行う点滴などできる範囲で行う〜ことになりますやがて治療効果が得られずこのまま治療継続してもかえって負荷がかかるだけと判断したら治療はせ
ナーシングホームに入居し通院しながら治療を受けていた方がいます抗がん剤はできなくなり輸血を続けてきました血液疾患なので輸血が必要な状態ですが輸血の効果がずっと続くわけではありません輸血後は元気になる食べられるようになる動けるようになる輸血すれば出血が止まるそういった効果もなくベッドから起き上がるのはトイレの時だけそれにも介助が必要になっています輸血の限界血液内科の先生からも再三説明されていましたもうできないねやらない方がよい私はそう思います
ナーシングホームでの出来事です神経難病が徐々に進行し食べ物、飲み物がうまく飲み込めなくなりむせこむことが増えてきました痰を出す力も弱く時に酸素の取り込みが不安定になりますこの患者さんは好きなようにさせて欲しい気管切開も胃瘻も何も望まないと入居時にお話されていますでも気持ちは変わるもの変わって当たり前ですし変わっていない場合はそれを再確認することも重要つまり何が起きているこれからこうなるだからこうしたいを常に話し合うことは大切なことです立ったまま腰に手を当
数ヶ月訪問診療の主治医を受けもちお看取りまで担当しましたご家族からお手紙をいただきました最後の先生がひまわり先生でよかったそう書いてありましたこんなに嬉しいことはありません私も患者さんに会えて担当させていただけて嬉しかったです
病気との向き合い方病気との向き合っている方との向き合い方病気と向き合っている方の支え方いろいろで良いと思います聞いて欲しい人もいれば話したい人もいるそっとしておいて欲しい人もいるでも私たち医療者はそれを察知し対応しなければいけませんその力が問われる仕事です話そうとしないからと言って何もしてほしくないということではないし話せるからと言って気持ちが整理できているわけでもありません心のケア簡単ではありませんがとっても大切なこと医師だけではできませんし看護師だけ