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長いので、記事を2回に分けます。今回記事は、その1(1-3まで)とします。その11.ドパミンについて2.「注意、集中」のためには、ドパミンが「ほどよく」働くことが大切3.ADHDの症状の重点は「注意、集中」その24.ADHDとASDはどう違うのか5.ADHDを合併したASDの特徴ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーまえがき私の学生時代ですが、ヘッドフォンで音楽を聴く「ながら勉強」をしていました。ハードロック、とかです(笑)その方が、勉強が進
今日、朝風呂に入りながらふと思いついたことの考察である。タイトルは、「心ときめかないことがすぐにできず後回しにしてしまうこと」。精神科風に言い換えると、脳内にドパミンが出ないことがすぐにできない話である。ヒトは加齢とともに、初めて体験することが少なくなるので、ドパミンが出る機会が次第に減っていく。そもそもドパミンのベースラインも若者に比べると低そうである。そういう風に考えると、高齢者にうつ病が多いことがなんとなくわかる。若い頃は例えば新しい電気製品を買っても、その初期設定が面倒
今回は服用しているパーキンソン病の薬アジレクトについてです。アジレクトはモノアミン酸化酵素B(MAO-B)阻害薬の一つで、モノアミンの一つであるドパミンを酸化(分解)する酵素を阻害する薬です。この薬の効果として、ドパミンが分解されにくくなり、脳内のドパミン濃度が高くなり、パーキンソン病の症状を改善してくれます。アジレクトは「非可逆的」に効く薬で、「非可逆的」とはいったん服用するとその薬がなくなっても効果が持続するという意味です。実際にパーキンソン病診断ガイドライン2018・
私たち人や動物が行動を起こす時に関わるドパミン作動性神経。ドパミンが欠乏すると運動量の減少し、うまく運動ができなくなり体が震えたり、無気力、無関心になり、逆にドパミンが多く出過ぎると幻覚がおこったり、行動制御ができなくなり、強迫神経症や統合失調症になりえます。運動と精神の両方を調節するのがドパミンと言えるでしょう。先日、重なってお尋ね頂きましたのは、パーキンソン病ですが、中脳の黒質の神経細胞が変性・脱落して、黒質‐線条体間のドパミンが減少して、骨格筋の収縮・緊張、震戦(手足のふ
桜が咲く前後、比較的安定していたのに急に悪化することがある。今回はこの悪化の背景やそのパターンについての話。一般に「春先に悪化する」人たちは、精神疾患でも精神病の人たちが多いように見えるが、それ以外の疾患でも何らかの変化がみられることが多い。この時期の悪化をよく観察すると、ドパミンあるいはノルアドレナリン優位になっているように見える。例えば統合失調症の場合、3月くらいに幻聴や悪化する、あるいは被害妄想が酷くなることがある。その結果、興奮状態に至り入院せざるを得なくなることがある。これ
睡眠障害のひとつでもある「むずむず脚症候群」(レストレスレッグス症候群)睡眠中や安静時などに「脚がむずむずする」という不快感、脚の表面でなく、内側におこり、睡眠が障害されるようです脚をさすったり、叩たりすることで緩和するとのことですが、睡眠が障害され、医者には罹っていないとのことですが、日々、睡眠不足であることをお話されます。そこでクライアント様の第一希望である大腿部右側から仰臥位で大腿四頭筋を中心に優しく揉捏、アロマ・トリートメントに入ります。小鼻の横にもブレンドオイルを塗
パーキンソン病の進行について考えてみた初期におけるパーキンソン病の進行について考えてみました。私の経験がベースで、右側に症状が強く出ているので、右側を例にとります。右足の引き摺りがひどく普通に歩けなくなっていくのは、パーキンソン病が進行している??右手でお箸や歯ブラシがうまく使えなくなっていくのは、パーキンション病が進行している??昨年、上のように運動症状(固縮)がどんどん悪化していったのでパーキンソン病の進行をとても心配しました。しかし、今は、パーキンソン病の進行
PDも次のステージの治療を考えるにあたり。MAO-B阻害剤を紐解く前にちょっと寄り道学んだことを皆さまと共有できたらとではでは〜お時間のある方〜ご一緒に眠りの世界へ〜ではなくお薬の世界へ〜さて。パーキンソン病の薬の説明に、AADC、COMTやMAO-B等の専門用語がちょくちょく出てきますよね。はじめはなんのこっちゃ、ですが。これらはご存知、レボドパ代謝経路にかかわる酵素の略称ですね日本語名も併記してみると〜AADC(aromaticaminoaciddecarbox
Q.ADHDとASDの区別って、そんなに難しいんですか?A.はい。とくに小児では、とても難しいことがあります。前回記事(48)の続きです。(48)その11.ドパミンについて2.「注意、集中」のためには、ドパミンが「ほどよく」働くことが大切3.ADHDの症状の重点は「注意、集中」(49)その24.ADHDとASDはどう違うのか5.ADHDを合併したASDの特徴今回の記事では、4.からになります。4.ADHDとASDはどう違うのかADHDと