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マインドフルネスにおけるデフォルトモードネットワーク(DMN)の抑制とワーキングメモリーネットワーク(WMN)の活用について、サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想を例にとって具体的に説明します。サマタ瞑想(集中瞑想)サマタ瞑想では、特定の対象(例えば、呼吸、炎、あるいはマントラなど)に注意を集中させることで心を落ち着かせ、集中力を高めます。この一点集中のプロセスは、背外側前頭前野(dlPFC)を含むワーキングメモリーネットワーク(WMN)を活性化させます。dlPFCの活性化は、注意力の向上と意
マインドフルネス瞑想を行うことで、デフォルトモードネットワーク(DMN)の活動を抑えることができます。この状態において、私たちは「真我」という概念により深く触れることが可能になります。「真我」とは、私たち自身の最も本質的な部分、つまり、一時的な思考や感情、身体的な感覚を超えた、変わることのない自己の核心を指します。マインドフルネス瞑想を実践することで、以下のような状態になると、DMNの活動を抑えることができます。1.現在の瞬間に完全に集中するマインドフルネス瞑想では、現在の瞬間に意識
以前の私のブログ記事「デフォルト・モード・ネットワーク:DMN」では、DMNとはマインドフルネスの状態なのか、それともその反対の状態なのか、混乱してしまった。最近、茂木健一郎著「脳を鍛える茂木式マインドフルネス」