ブログ記事1,851件
パトカーで連行され、連れて行かれたのは、拘置所。日本だと逮捕されたらまず留置所になるのでしょうか。私の場合は拘置所でした。アメリカの拘置所は、刑務所と変わりません。まず身体検査。ドキュメンタリーで観ていたものと同じく全裸になります。ドキュメンタリー番組ではドラッグを隠していないか穴の(笑)隅々まで調べられていますが、おそらく私は初犯で、ドラッグ案件でないからか、全裸を見せただけでした。画像はありませんでしたが、こんな格好で全裸になりました。次に囚人服を渡されました。テレビ
家に夫はいなくなりました。子供たちは、相変わらず朝早くから元気に走り回っていました。私は夜、眠れなくなりました。ご飯が食べられなくなりました。夜、眠れなくても、ご飯が食べられなくても、昼間は子供たちの育児をしなければなりません。本を読んであげたり、一緒に走り回って遊んであげたり、お菓子を作って食べさせてあげたかったです。一番、楽しい時期ですよね。かわいい幼児たち。私はその場にいるものの、いつもボーッとソファに座っていました。それでも子供たちはニコニコして、私に抱きついてきてく
12月のある日、児童相談所の職員キャリッサから…「凜、あなたのご主人に何度かお会いしたんだけど、あなたのご主人…双極性障害ではないかしら?」「双極性障害?躁鬱の?…うーん、いや、一見、夫が躁鬱状態に見えるのは、双極性障害ではなく、薬物乱用のせいだと思うけど…。」しかしプロのキャリッサから見たら、夫は双極性障害に見えるらしいです。プロから見た方が正しいのかな…?いや、私は夫とほぼ毎日一緒におり、夫の薬物依存性ビフォー・アフターを真隣で見てきました。私が知る夫は、双極性障害
あの頃、保育園へ着いた瞬間、喜んでお友達の輪の中へ走っていく第1子、第2子。不安ながらも、先生のことは大好きな第3子。私は子供たちを保育園へ連れて行った後、1人になり、肌寒い初冬の朝、ソニック(ファストフード)へ。300円の朝ごはんセット、フレンチトーストとコーヒーをひとりでのんびり食べました。何も考えずにひとりで。離れたテラス席で、日本人ママグループがいました。日本語で話していました。久しぶりに聞く日本語。楽しそうに子供の話や、米軍の話。私と同じく、米軍のご主人がいる
クリスマス、夫の父との話し合いは不調に終わりました。クリスマスも終わり年の暮れ、私はもう一人、助けを得ることにしました。それは…夫の母。夫の母と私は、友達みたいに仲良しでした。1965年生まれ、当時49歳の若いアメリカ人おばあちゃん。一昔前の日本や韓国のお姑さんとは異なり、優しく、お姉さんみたいな感覚でした。何より、夫の母は、配偶者の薬物依存性、アルコール依存性で苦しんできました。配偶者の薬物依存性何より私の苦しみを理解できる存在でした。私は年の暮れ、夫
クリスマスになり、何故か夫に、なかなか話をしてくれない夫の父。私は焦っていました。何よりも困ったことは、夫の父のガールフレンドであるペニーさんが、ひたすら話し続けるんです。「息子の同級生のジェイは、銃で自分の頭を撃って自殺した。ブランドンは、ドラッグのオーバードーズで死んだ。」アメリカのパンクロックバンド、ザ・オフ・スプリングの歌詞「Thekidsaren’talright」のようなアメリカの実態。TheOffspring-TheKidsAren'tAlr
突然、現在のことを書きます。私のブログは、2012年10月に始まった夫の薬物依存症について書いています。同じく2012年に産まれた第三子は今年で12歳、もうすぐ小学校6年生です。ダントツ一番辛かったのは、去年、そして現在です。私はこのことを友達の誰にも話していません。友達とは連絡を断ちました。友達に元気なフリをするのが辛かった、家族みんな元気だとウソをつきたくなかった、誰にも会いたくなかった、そして友達の多くはまだ私がアメリカにいて幸せに暮らしていると思っています。2013
優しくて真面目だった夫。子供とも一日中、遊んでくれたり、私が妊娠中、夜中にトイレに起きると、夫は寝ぼけながら一緒にトイレについてきてくれました。米軍は体育会系の超激務で、ジム通いもしていた夫は、夜は疲れていましたが、それでも私が転倒しないように、体を支えてくれました。夫の勤務時間は朝7時からでしたが、何故か毎朝5時に起きて、5時15分に出かけていく夫。自宅から勤務地までは車で10分。自宅を出るのが早すぎますよね。夫はそんなに朝早く家を出て、何をしていたのでしょうか。それは…
私は拘置所の電話で、夫に向かって、「ふざけるなー!!!」「ご、ごめんなさい!」「何でこの私が逮捕された!?お前は自分でその鼻を殴っただろ!」「いや、そんなことはしてない!」拘置所で大声を出すとに大問題なります。看守が来てしまう…その時、私の肩を叩いたのは、看守ではなく、黒人の50歳くらいの女性。「Hi,私の名前はティナ。さあ、電話を切って。私の部屋に行こう。」私に向かって足早に歩いてきた看守に向かって、その黒人女性は、「私がtakecareするから。大丈夫、
11月のある日、Familyadvocacyという軍の支援団体の女性たちが我が家に来ました。「私たちがあなたを助ける。全部話して。」私は何とか助けてほしくて、すべてを話しました。Familyadvocacyは数回来てくれました。ただやはり、ホームシックや子育てストレスなどの相談とは異なり、誰かに話してどうにかなる問題ではありませんでした。それに「助け」ってなんでしょうか?誰かがどうにかできる問題ではないんですよね…。私がひたすら話して、Familyadvocacyがメモ
2日目の朝、私は裁判所に呼ばれました。また手と足に手錠をかけられ、その他、大勢の収容者たちと。裁判所の法廷で男女に分かれて座らされました。裁判官が来る前、収容者たちは、久しぶりに見る異性に浮かれたのか、みんな騒いでうるさかったです看守が時折、「静かにしなさい!」と言いますが、何故かそのあと、必ず看守がジョークで、「ここは裁判所よ!普通はオドオドするものよ!…初犯の場合はね。」などとジョークを言うので、収容者たちは大声で笑い、ますますうるさくなるばかりでした。裁判官を待つ
ある日、児童相談所の職員キャリッサが我が家に遊びに来てくれて、(=家庭訪問)「凜、米軍病院と保険会社であなたの子供たちの通院記録を見せてもらったけど、子供たちは歯医者さんへ歯科クリーニングとフッ素を塗りに行ってないね…。」「行ってないよ。アメリカの歯科保険のシステムがよくわからなくて…。」「アメリカではね、だいたい半年に一回、子供たちを連れて歯医者さんへ歯科クリーニングとフッ素をぬりに行かなければならないのよ。知らなかった?」「知らなかった…。どこの歯医者さんで予約できるのかな?」
夫はパトカーに乗せられ、私はパトカーの中にいる夫に声をかけることなく、警察官に抱えられていた、泣いて追いかけた第1子を抱えて、家に戻りました。それから家で第1子は軍警察に遊んでもらい、すでに気持ちを切り替えて、大はしゃぎで、軍警察ときょうだいと、部屋で走り回っていました。(↑本当に第1子には脱帽。これから先、とんでもない父親の姿を見ても、冷静に対処して、のちにネタにして笑う強さがありました。)子供たちが軍警察と走り回って遊んでいる中、最初に私と話してきた軍警察が、改めて私と
夫に、今までどこにいたのか、何がどうなったのか、そしてこれからどうなるのか、車を飛ばしながら聞きました。すると…「僕には、君と子供に対する接見禁止命令が出ていた。(※Militaryprotectionorder=MPOと呼ばれていました。)だから…バラックと呼ばれる独身寮から、仕事に通っていた。」…は?(驚き①)「…で?」「なに?」(その①)「『なに?』って、薬物依存症の治療は受けられたの?」「尿検査は毎日されたが、薬物は検出されなかった。」「…だか
3人部屋の拘置所の私のルームメイトのひとり。2段ベッドではなく、こちら側で昼寝をしていた、痩せて、死んだ魚のような目をした黒人女性。名前がどうしても思い出せないので、A子と表現します。A子は、何故か上半身裸で、おっぱい丸出しで寝ていました。ダルそうに体を起こし、挨拶をしてきました。A子が重度の薬物依存症だとはすぐわかりました。拘置所でドラッグを断たされた為、死んだ魚のような目、呂律が回らない、落ち着かない話し方、不健康に痩せ、小刻みに震える体、(薬物依存性は太っている人
夫が軍警察にされ、これからどうなるのか苦しい時、ギターを弾きました。アメリカの精神科には「音楽療法」があります。楽器を弾いたり歌ったりして、精神疾患を治すもので、医学的根拠はあるそうです。欧米では「音楽療法士」が国家資格の国も多く、大学には音楽療法士を目指す学部もあります。アコースティック・ギターは2013年の春、私が夫の薬物依存性に気づいた直後、死ぬほど心配した私に、夫が買ってくれました。あの時期、「アメリカの楽器屋さんに行ってみたい。」と言う私に、夫は、「最近、君にたくさ
少し前の静岡新聞の記事を紹介させていただきます。薬物やアルコール、ギャンブルなどの依存者のリハビリ施設「浜松ダルク」が、リハビリプログラムの空白地だった県西部で活動を本格化させている。全国的に珍しい土日、祝日にプログラムを実施し、潜在的な依存者の掘り起こしを図るなど、地域に根ざした活動の定着を目指す。http://www.at-s.com/sp/news/article/health/shizuoka/476581.html当院のような、小規模の診療所では、依存症の治療は困難で、専門医療機
HERMESエルメスシェーンダルクシルバーブレスレットメンズHERMESChained'AncreSilverBraceletformen人気のシェーンダルクシルバーブレスレットです。ボリュームあるサイズで重量感があります。サイズ:全長24cmSOLDOUTお知らせ通販:テレフォンショッピングが可能です。クレジット決済(分割可能)・銀行振込・にてご決済後発送させていただきます。返品:ヴィンテージ品は現状販売