ブログ記事316件
『運命に噛みついた馬』といわれてピンと来るのは競馬ファンならではだろう。その馬こそ日本近代競馬を変えた平成三大種牡馬であり、日本競馬を変えた馬、大種牡馬サンデーサイレンスである。父ヘイローはあまりにも気性が荒く、ネコを殺したという逸話があり、サンデーサイレンスもその気性を受け継いで気性難である。サンデーサイレンスは生まれつき後ろ足がX字に歪んでおり、当時のアメリカ競馬は馬体と血統至上主義でサンデーサイレンスは「視界にも入れたくない醜い馬」と言われたほどに嫌われ、更には生まれて間もなくウィル
〜追記1〜『もう越えなくていい壁だった、ゆっくり休んで…』サンデーサイレンスの死をこう思えるまで今までの時を経た…馬運車が転倒したり病気で苦しんだり売れ残ったり…生まれてから、いつも死と隣にいたサンデーが自分で越えてきた現実。人に噛み付いても自分を貫いた強さは弱さ…。自分から近づいたメジロマックイーンという生涯最高の友達。心許せる相手、自分が作った作り上げた居場所。サンデーの孤独…(もう苦しまなくていいよ…サンデー…)サンデーが闘病中で死の淵をさまよってる時に…
2002・8・19競馬開催のある土日を避けて・・・サンデーサイレンスが旅立った日・・・。あれから1年の月日が過ぎている。サンデーの命を探し続けた日々は既に一年前のこと・・・。サンデーがいたから今の現実が楽しい。。。函館で見たサンデーの子「ビリーヴ」そして「フィーユドゥレーヴ」ビリーヴのレースをゴール板前で見守っていました。サンデー亡き後・・・サンデー産駒から初めてのスプリントでのG1制覇と大活躍のビリーヴ。ビリーヴは香港へ行き香港名「信念」という
前回の続き。競走生活14戦9勝・2着5回。連対率100%で現役引退したサンデーサイレンス。1990年9月。ハンコックⅢ世氏は、本馬を自身のストーンファームで種牡馬入りさせる予定でした。高額な種牡馬シンジケート(種付株)を組む計画を進めていましたが、地味な血統背景や見栄えのしない馬体から、米国の馬産家からは敬遠されていました。対照的に、本馬のライバル「イージーゴア」は、新種牡馬として人気を博します。ストーンファームの拡張に伴い、借金を抱えていたハ
『平成三大種牡馬』──────所謂日本近代競馬の御三家『凱旋門賞馬』トニービン、『代替種牡馬から本命になった馬』ブライアンズタイム、『運命に噛みついた馬』サンデーサイレンスの3頭である。サンデーサイレンスは以前長々と語ったので今回は割愛させていただく。『凱旋門賞馬』トニービン。言うまでもなく『世界最強』の称号を持つ馬だろう。何せクビ差とはいえ歴代2位のタイムで凱旋門賞を勝利しているのだから。しかし主な勝ち鞍が『凱旋門賞』のみなのが残念ポイントだが・・・そんな彼の産駒の傾向は差しと
以前、ネットの某掲示板に「競馬史上もっともイケメン&美馬は?」というスレが立ちました。競走成績などは一切関係なく、ただひたすら見た目がいいと思う競走馬の名前でスレが埋まっていきました。それをベスト30まで集計して、動画にしたものがあります。1位になったのは、定位置のこの方。↓トウカイテイオー。ぐはー、何なんでしょうね、この気品あふれるお顔は。サラブレッドはイギリスの貴族たちが乗る生き物だった、と思い出させてくれる外見です。おまけに名前が「帝王」ですよ、高貴すぎるー。と言いつつ、
ここ10数年間めざましい発展を遂げている日本の競馬。海外の大レースは毎年のように勝利。芝最高峰の凱旋門賞では4度にわたる2着を経験しており、これまで未知の世界だったダート路線でもナンバーワン決定戦であるブリーダーズカップクラシックで遂に連対、さらにケンタッキーダービーでも最高着順、それも勝ち馬に際どく詰め寄った3着。芝もダートも世界一のところまであと一歩のところまできています。日本の馬が活躍しているのは海外遠征だけではありません。現役を終えて海外で種牡馬となって、数多くのGⅠホ