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「ことばは沈黙に、光は闇に、生は死の中にこそあるものなれ。飛翔せるタカの虚空にこそ、輝ける如くに。―『エアの創造』―」嵐の中を進む帆船。2匹の竜が上空で戦うのを見て、乗船していた風の司が「何で人間の世界に」と驚く。敗れた1匹の竜が海に落下する。エンラッド国では原因不明の病が流行って多くの羊や牛が死に、乳児にも同様の症例が出ていた。国王は対策を指示し、調査を側近の魔法使いのルートに任せる。干ばつも起きていた。ルートは光が弱まっていると言う。会議を終えた国王は、竜が現れ共食いをしていた
監督・脚本宮﨑吾朗原案宮崎駿『シュナの旅』原作アーシュラ・K・ル=グウィンキャストアレン(レバンネン)岡田准一テルー(テハヌー)手嶌葵ハイタカ(ゲド)菅原文太テナー風吹ジュンクモ田中裕子ウサギ香川照之国王小林薫王妃夏川結衣女主人倍賞美津子ハ
「許します」「受け入れます」シリーズの最新呪文「委ねる」です。そうか————ここで気づきます。大嶋流の最近のこのシリーズはただ手を放すのではなく、「無意識にあずける・ゆだねる」への道だったのか。バンジージャンプではなく、溺れそうになってもがくのをやめると、勝手に水の浮力が……学校や社会で、人のやっていることの空しさやアラが見えてしまったりして(万能感のジャッジとは違う)なじめないときに☆まずは「仕事が嫌~!」とか「学校が嫌~!」となっていたら、自分には他の人がわからないものが
「これが『シュナの旅』の現物です」「誰に言うてるん?」宮崎駿監督の作品の中で一番好き。なぜこれを映画化しないのか。これを劇場のスクリーンで観る日をずっと待っているのに。シュナの旅(アニメージュ文庫)Amazon(アマゾン)385〜3,689円現在、定価660円太古、書籍にバーコードは付いていませんでした。物価安っ!ヤックルかわいいチベットの民話「犬になった王子」をもとに、宮崎監督が創作した物語です。【ネタバレを含むあらすじ】
ドラマを見たり本を読んだりする時に、フィクションであれノンフィクションであれ地図はなかなか重要な要素です。フィクション:たとえば『影との闘い』(「ゲド戦記」―Ⅰ)や「ナルニア国物語」「指輪物語」などのファンタジーには物語のリアリティを補完する設計図として欠かせません。『地図と拳』は(タイトルにうたわれているものの)地図は載せていなかったので、私は占領下の満州国と現在の地図、年表を用意しました。摂関政治に関しては系図を作って北家・房前(ふささき)から俊成&定家に至り、近衛・鷹司・一
ゲド戦記①影との戦い②こわれた腕環③さいはての島へ④帰還⑤ドラゴンフライゲド戦記最終巻。遂にここまで来たよ。*****故郷のゴント島で暮らすゲドのもとに、ハンノキというまじない師が訪れ、夜ごと死の世界に引き込まれそうになると相談をもちかけてくる。ゲドが3巻で、王子アレン(後のレバンネン王)とともに足を踏み入れ、世界の裂け目を閉じたはずの世界に、何が起きているのか。一方で、再び竜が活発な活動をし始めた不穏さもあり、いよいよ世界の均衡が崩れだしているようだ。逃れられない変化の兆し