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「だって、ギイだよ。こんな名刺、ポケットにこっそり入れられるなんて、そんな隙見せるはずないだろう?」「・・・確かに。ギイなら、気を持たせるようなことしないわね」そう、それは昔から一貫していること。「もしこれが隙をついて入れられたものだとしても、すぐ気づくと思うし、ぼくの目に触れるなんてこと、絶対しないと思うんだ」きっとそういう誘いは多いんだろうけど、ギイが応じるはずない。それは信じてる。「だから、これは女性にポケットに入れられて、ギイはそのまま放置したんじゃないかな」「・・・それで
♭君と一緒にタクミくん音大卒業後、助手三年目の設定で書いてます。“タクミくんの音をみんなに聴いて貰いたい”と“二人を幸せに”を目標に勝手に未来捏造していくオリキャラ満載のシリーズです。→♪1(1~2)完タクミくん、一念発起でコンクール出場を決意します。→♪2(1~4)完大学での佐智さんとタクミくん。オリキャラ関くん登場。→♪2のおまけ(1~3)完関くん視点での♪2。オリキャラ、門下生の皆さん登場。→3(1~4)完託生くんとの出会いから現在までを佐智さん視点で。黒佐
「託生、今日もアレ、頼むよ」「いいよ。お風呂入ってきて。その間にベッドの用意しておくから」託生は最近マッサージに凝っている。夏休みに日本に行ったときに、三洲が教えてくれたんだとか。三洲がオレの為になるようなことをするとは珍しい。何か企んでいるのでは?と勘繰ったりもしたが、どうもそうではないらしい。実際託生のマッサージは気持ちイイし、そんなオレの反応に気をよくしたのか、専用のベッドや枕を用意したり、やけに張り切っている。技術的なことを言えば、もっと強く押してもらいたいなど色々ある