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NHKドラマ「舟を編む」を録画で見ています。やっと第9回まできました。ドラマでは,国語中辞典「大渡海」ができ上がる過程を描いています。中辞典というのは「広辞苑」のようなものを指します。ドラマで「大辞典はどんな辞典?」と岸辺さんが聞くと「大辞典は1種類しかありません。『日本国語大辞典』です」と馬締さんが答えます。その『日本国語大辞典』(小学館)が,我が家の姉の本棚にあったんです。姉はいくつか全集を持っているのですが,私はほとんど興味がなくて,よく見ていなかったんです。
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』人物事典84(74人目)~フェーニャ~・フェーニャ…グルーシェニカの小間使い。マトリョーナの孫。二十くらいの若くててきぱきした娘。ラキーチンとアリョーシャが訪ねたとき、「いえ、あの方じゃございません、別の方ですからだいじょうぶですよ」と報告した。部屋にシャンパンを運んだ。「奥様、奥様、お使いの方が参りました!」と、モークロエからの馬車が来たことを、グルーシェニカに陽気に伝えている。【⇒第2部第7編:アリョーシャ3一本の葱】3
大学の父母後援会から,行事の案内が届きました。「父母交流会」です。全国各地で実施され,近くの会場を選んで参加できます。さっそく申し込みました。大学も,こんな行事を行うようになってきましたね。長男大学でも,同じような行事があったのですが,遠くて行けませんでした。さて,昨日は次男大学で授業があったそうです。大学のカレンダーを見ると,これから何回か祝日でも授業があります。日曜日は,自転車で観光スポットに行ってみたそうです。外国人観光客がたくさんいた,と話してい
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』人物事典39(28人目)~カルガーノフ~カルガーノフミウーソフの遠縁。大学入試の準備中の二十歳くらいのハンサム青年。この世に絶望し、夢の中に生きる貴公子。信仰の力とカラマーゾフの力を持たないアリョーシャ。放心状態で考え込むことがある。庵室での会合に、ミウーソフが連れて来た。アリョーシャとも友だち。修道院へは生まれて初めて来た。修道院の前で乞食に囲まれたとき、フョードル・イワン・ミウーソフは施しをしなかったが、カルガーノフだけ、「ひどく慌
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』人物事典96(94人目)~マクシーモフ~性格などトゥーラ県の地主。六十ぐらい。病的な好奇心で、「場違いな会合」へ向かう四人に近づき、庵室への案内を買ってでる。長老のことを「完全無欠の騎士」だと言っている。長老の庵室へは向かわず、先に食事会の開かれる修道院へ、小走りで向かった。フョードルは、マクシーモフが、フォン・ゾーン(猟奇的に殺された好色漢)に似ていると言う。【⇒第2編:場違いな会合1修道院にやってきた】1日目11時半マ
驚くべきことに、読めたのである。しかも、面白いと感じてしまった。ロシア文学なのに!ロシア文学には、いつぞや、なんだったかに挑戦してみたことがある。長い。まどろこしい。ちっとも話が進まない。気短な私にはまったく向かないものだと断じて、私はそのなんだったかを投げだし、以来、ロシア文学にはさっぱり目を向けることもしなかった。それが、ひょっこり、読んでみようという気をおこしたのである。なぜか。月に一度、気の置けない数人で読書会をしている。それぞれが読んだ本、気に入った
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』人物事典99(106人目)~ミウーソフ~アデライーダ(フョードルの先妻)のいとこ。作中で単に「ミウーソフ」と言えば、この人を指す。パリから戻って来た「一族の中では別格の人物」。教養ある都会人。自由主義者の無神論者。修道院の敷地と境界を接する領地を持っており、若いころから、この修道院を相手に権利関係の訴訟をくり広げている(実際のところ係争中の漁業権や伐採権がどこのことなのかすら知らない)。アデライーダの死後、フョードルに対して若者らし
次男から「オープンキャンパスの学生スタッフに応募したよ」と,思ってもみない意外なことを言われました。そういうことには消極的なのかと思っていました。応募終了後に選考があるから,スタッフに採用されるかどうかは結果待ち、ということだそうです。でも,そういう活動に興味があるのは良いことです。そして,高校生などを迎える立場ですから,次男自身大学を気に入っている,誇りを持っているんだなぁと思いました。まあ,進学した大学は,受験した私大の中では志望順位が高いところだったので,「十分満足」
今日は暑かったですね。我が町は,30℃ぐらいまで上がったそうです。病院勤務の長男,GW期間中も通常勤務。病院ですから,365日,業務は休むことはありません。明日から,4日連続勤務だと言ってました。GW中は,休みがほしい人がたくさんいるでしょうから,長男のような初任が受け持つのは,当たり前。でも,そのあとは2連休になるんじゃないでしょうか?今日は休みだったようで,ランニングコースがある公園を走ってきたそうです。「秋になったら,ハーフマラソンに出てみようかな」と言っ
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』人物事典44(34人目)~グルーシェニカ(モークロエ前半)~3日目23時グルーシェニカ:「さあ、元気出して、陽気にやるの!」モークロエにて。ムシャロヴィチ・ヴルブレフスキー・マクシーモフ・カルガーノフと一緒にいる。突然、部屋に入って来たドミートリーの姿をまっさきにみとめ、「ああ!」と叫んだ。【⇒第8編:ミーチャ6おれさまのお通りだ!】「だいじょうぶです!怖がらないでください」と叫びながら入って来たドミートリーが、急に
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』人物事典102(113人目)~ラキーチン(前半)~性格など神学校を出た二十二・三歳の見習い僧。どういうわけか修道院で手厚い庇護を受けている。いたるところにコネがある。町の生き字引。ひどく落ちつきのない、ねたみ深い心の持ち主。イワンの予想では、近い将来、修道院長になる出世の道に飽き足らず、ペテルブルグに出て、十年くらい論文を書いて、雑誌を乗っとり、社会主義的色合いでリベラル派の無神論がかった雑誌を出版して、やがてペテルブルグに豪勢なビ
頭木弘樹の本のリストです。(2023年2月19日更新)新刊が出ました!★『うんこ文学』ちくま文庫うんこ文学――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語(ちくま文庫か-71-4)Amazon(アマゾン)https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784480438669予約開始になりました!★『自分疲れ──ココロとカラダのあいだ』創元社シリーズ「あいだで考える」創刊1冊目https://ww
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』人物事典23(19人目)~イワン・カラマーゾフ(序&1日目11時半)~【イワン一覧】~イワン・カラマーゾフ(序&1日目11時半)~~イワン・カラマーゾフ(1日目17時~)~~イワン・カラマーゾフ(2日目14時半~)~~イワン・カラマーゾフ(大審問官)~~イワン・カラマーゾフ(2日目の夕方以降)~~イワン・カラマーゾフ(8日目)~~イワン・カラマーゾフ(2週間後)~~イワン・カラマーゾフ(公判前日1)~~イワン・カラマ
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』人物事典90(84人目)~ペルホーチン(前半)~・ペルホーチン…武器愛好家の若い独身男。役人。なかなか腹のすわった男。かなりハンサムな青年で、自分でもそのことを自覚していた。ピストルを担保にして、ドミートリーに十ルーブル貸し、利子は受け取らないと告げた。終盤の展開に不可欠な人物。【⇒第8編:ミーチャ3金鉱】3日目夜ペルホーチン:「どうして血だらけになってるんです?」札束を握って、ピストルを受けだしに来た血だらけのド
7月から、NODA・MAP『正三角関係』の、舞台が始まる潤くん。インタビューが公開されていますね。『正三角関係』松本潤さんインタビューNODA・MAP第27回公演『正三角関係』作・演出:野田秀樹<出演>#松本潤#長澤まさみ#永山瑛太#村岡希美#池谷のぶえ#小松和重#野田秀樹#竹中直人詳細は[ノダマップ正三角関係]で検索🔍https://www.nodamap.com/seisankaku/::::::::::::::::::::...youtu.be(いつもの感じでリ
『カラマーゾフの兄弟』人物事典はじめにドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』~冒頭でつまずかないために①~ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』~冒頭でつまずかないために②~ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』~冒頭でつまずかないために③~ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』~図表まとめ~ア行人物事典1~アガーフィア/アキーム/アデライーダ~※アガーフィア…コーリャの家の女中※アガーフィア…カテリーナの姉※アキーム…モークロエの馭者※ア
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』人物事典101(109~112人目)~ヨシフ神父など~・モローゾワ夫人…商家の未亡人。大きな石造りの二階建てに独身の姪と住んでいる。四年前から、親戚筋のサムソーノフの意に沿って、グルーシェニカに中庭の離れを貸している。モローゾワ夫人は、嫉妬深いサムソーノフがグルーシェニカに付けた監視係だったが、すぐにその必要がなくなった。【⇒第2部第7編:アリョーシャ3一本の葱】・ユーリア…ホフラコーワ家に仕えている。見張り役。アリョーシャが
昨日,今日,そして明日も暑いです。今日は,1日Tシャツで過ごしました。さて,次男の生協アプリを見ていると,4月1日だけ学食を利用しているんですが,その後は学食で食べていないんです。マネー利用は,教科書購入だけ。昨日,たまたま,「○○大学(次男大学)の昼休み」という動画を見たんです。学食に入るために,20mぐらい列ができていました。学食は複数あるのですが,どれも同じぐらいの列。キッチンカーにも列。次男に「そんな状態なの?」と聞いたら「そうだ」という返答でした。
「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ」(村上春樹・作家)「これぞ最高峰の総合小説。これを読まずして文学を、いや人間を語るなかれ」(齋藤孝・教育学者)「およそ続編というものが全く考えられぬほど完璧な作品」(小林秀雄・評論家)各分野の大御所を心酔せしめた長編小説なのは存じていたものの、視界からさけ、未読のまま人生を過ごしておりました。しかし「文学」・「教育」・「国語」で糊口をしのぐ身なれば避けては通れぬと一念発
やっぱり買ってしまった!全5巻あるよ!カラマーゾフの兄弟!実は少し前から読んでみたいと思ってはいたものの、何しろ仕事と勉強しなくちゃいけないことと家事とで余裕がなくて。しかも全5巻…しかしながら、買わせていただきました!なぜって?推しが!推しが演るからですよ!https://www.nodamap.com/seisankaku/正三角関係|NODA・MAP第27回公演NODA・MAP第27回公演『正三角関係』www.nodamap.comぎゃあーーーー!チケット取
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』人物事典82(73人目)~フェチュコーヴィチ(弁論)~性格などドミートリーの公判で、弁護を引き受ける最終盤の主役。四十前後。痩せた男。左右の目がくっついていて、鳥のような容貌をしている。功名心から、フョードル殺しの裁判の弁護を引き受けた。ドミートリーが錯乱状態だったことを、争点としようとしている。有能。【⇒第11編:イワン1:グルーシェニカの家で】かの有名なフェチュコーヴィチがこの町に乗り込んできたことに、みんな興奮している
唐突ですが、「心の襞(ひだ)」っていう言葉を聞いたことありますか?実は僕も、明確な語義は分かってはいないのですが、イメージを強く掻き立てられるお気に入りの言葉です。「襞(ひだ)」というのは、しわ状のもの、例えば衣服やカーテンなどの折り目や、キノコの傘の裏にある放射状のびらびらした部位のことですが、精神的なものの比喩としても使われるようです。感銘を受けることを、「心の襞に触れる」なんて表現をするらしい。心をいう場合は、恐らく「機微」という言葉がニュアンスとして一番近いのではないかと思いま