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第1幕第3場の女声合唱です。録音が古いロシアのものですから、コーラスの発声がスラブ式ですね。でも、音楽の麗しさは伝わってきます。なんと清々しいメロディかと思います。https://www.youtube.com/watch?v=Fnc7Lg5gNycもう一つ、最近の演奏(コンサートから)を映像で。楽器の使い方もよく見てみて下さい。https://www.youtube.com/watch?v=mS8d5tjI4yIコーラスの発声がやや素人っぽいですが、それもまた、この曲の質感には合うのか
以前「なぜ、バロック・オペラが嫌いなのですか?」と質問されたことがあり、腰を抜かしてしまいました。私はバロック・オペラだけ聴き続けても構わないぐらい、このジャンルが好きなので。イタリアやフランスだけでなく、ドイツ語だとテレマン大好き(《ミリヴァイス》とか)。スペイン語の初期の作品も大好きです。英語は勿論パーセルの作品で。私がオペラに興味を持ち始めたころ、ラモーの大々的な復活劇が始まっていて、ジェシー・ノーマンのフェードル(《イポリートとアリシ》)など、映像で何十回と観たものです(フランスでテ
4月28日(日)の公演を観に行きました。なかで一か所、自然と涙が流れた箇所がありました。思いもよらぬページにおいて。その理由はただ一つ、「この上ない抒情性」が突然に表出したからです。チェネレントラと王子の出会いのシーンにおいて、ある1小節の間合いが素晴らしく、そこで涙がこぼれたのです。王子の言葉とチェネレントラの応答・・・そのとても短い言葉のやり取りを伝える歌声に、二人の思いの量が、静かに凝縮されていました。ひと目惚れってあるなと納得もしました。そして、このやりとりの間合いを支えたの
オペラ史の中で、初演時に壊滅的な不評を喰らった作品のひとつです。ナンシーに出張で行ったとき、このオペラにゆかりある王様の銅像を観て感動しました。失敗作と呼ばれますが、私にとっては好きな作品のひとつです。アンサンブルが楽しいのです。ガルデルリ指揮のコッソットとノーマンの共演のスタジオ録音を愛聴しています。コッソットさんとジェシー・ノーマンの顔合わせというのがまずは面白いです。ただ、実演を観たときには、筋立ての弱さに思い至りました。女性主役2人の出番が続いた時(片方が歌って退場してから、
光が丘IMAホールというところに初めて行き、ルイ・シュポア作曲の九重奏曲作品31を聴いてきました。4楽章の構成になっていましたが、第2楽章に当たるスケルツォがかなり大規模な造りに感じられました。このスケルツォ、チェロとコントラバスのみのユニゾンから始まるのがとても良かった!第3楽章に当たるアダージョも、弦の一群と管楽器の一群の対話風の出だしがとても面白かったです。フィナーレ(第4楽章)の颯爽とした感も見事。楽譜を参照してみましたが、そこで驚いたのが1813の作って・・・私は何も予備知識
時々、フランスで作られたテレビドラマを楽しみに観ているのですが、先日、新シリーズ撮影の最新情報として、「チベット出身の少年1名を選ぶオーディション」がある旨が、インターネット上に出ていました。・・・。海外出張に行くときは、欧州ならば、どの国に入る際も必ずパリ経由で行くのですが、知人宅でもホテルでも、テレビをつけるたび、「チベTibet」「チベタン」という言葉を耳にすることが多いと気づきました。後者の場合、名詞ならTibétainですし、形容詞ならばtibétain(ちなみに、その女性形
1979年の5月に、モーツァルトの《魔笛》のヴォーカル・スコアを全曲読みました。(そのうち半分ぐらいの曲はピアノで伴奏しました)。それからちょうど、45年がたちます。なので、一番古くから知っている作品ではあるわけです。ところが・・・ある日、《魔笛》の全曲解説のご依頼が来ました。昔の名録音の再発売に解説文を新しく書き下ろすというものです。音源を観て「しまった!」と思う。知らない一曲が入っている盤であったからです。というわけで、いろいろ調べて勉強させてもらいました。仕事で勉強させても
人によって、経験値の幅が違います。自分が経験したこと以上の経験を積んでおられる方に対して、自分が出来ることは、創造力を駆使して理解しようとする「姿勢」を保つのみです。自分が経験していないことを経験しておられる方に、自分の経験の閾値のなかで、何か言うとしたら、それはすべて想像の世界になってしまいます。出来る限り、想像力を高めることは勿論なのですが。そういう場合、意見を言うよりも、共感する、もしくは気に留めずに置くことの方が、未来へとつながるように思います。昨日読んだ記事で、「数学の天才少