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この物語は【嫉妬の香り】です原作とは全く違う内容です(嫌な方はスルーしてくださいね)「知ってるか?相原のやつ」「ん?」「入江を諦めたらしいぞ。年下の男と付き合ってるって」昼下がりの学内軽口のように放られた噂話が、直樹の耳に届いたざわめきの中心で、直樹はペンを止めただけだった「へえ」興味がない、というより興味を持つ必要がないという反応『諦めた、ね』――馬鹿馬鹿しい直樹は内心で鼻で笑った『付き合ってる?あいつが?あり得ない噂というのは、たいてい現実よりも先走る
この物語は長い話ですが…タイトルを【あいつしか愛せない】に変更致しました。原作とは全く違うIF作品なので嫌な方はスルーしてくださいね「いらっしゃいませ」静かな声と一緒に扉が閉まるカラン、と小さくベルが鳴って、外の喧騒が嘘みたいに遠ざかった店内には耳に心地いいジャズが静かに流れていて、グラスが触れ合う小さな音と、時折交わされる笑い声だけが、この空間をゆっくりと満たしている少し照明を落とした店内は落ち着いた雰囲気で、大人だけが時間を忘れに来る場所みたいだったあたしはカウンター席に腰を下ろ
これは【赦しの香り】の後編ですまだの方は先に前編をお読みくださいね武人は直樹を見ていたカフェの外席表参道の喧騒人々の笑い声車の音その全てが遠く聞こえる武人は静かに息を吐いたそして琴子を見る泣き腫らした目傷ついた心それでも誰かを愛し続けてしまう女性武人は小さく笑ったどこか寂しそうにどこか諦めたようにそして――「琴子さん」琴子が顔を上げる「ん?」武人は少しだけ空を見てそして言った「ごめんね」琴子が首を傾げる「え?」武人は微笑む「でもこれで最後だから