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うっすらと目を開けるなつみ。よく見るとあらぬほうを向いてる。でもかわいい。そして、顔全体アングルはこんなかんじ。これは…アレだ。般若のお面。うん、かわいくない。この顔になったときはいかんせん、衝撃を受けたよ、母は。そしてそっと目を閉じさせたよね、母は。そういうわけで、冒頭の構図で写真を撮ったわけです。今の状態の両目はコワイから上手くトリミングしたれ、と。写真ってそういうものよね、なつみ。どんな顔しててもわが娘が愛しいのは真実。しかし冷静に見て、あのときは般若みたいな顔だった
なつみさん、進行性水頭症の診断。脳外科の先生から詳しいお話を聞きました。MRIの画像やパンフレットを使ってわかりやすく、丁寧なお話。発症の原因は不明。なつみさんったらあまのじゃく。新生児仮死の原因も不明だし水頭症の原因も不明とか。そういえばきみは、妊婦健診のときもだいたい直前までおなかで暴れてたのにエコーの間はスヤァ、、、だったよね。そういうとこあるよねー。あぁ、それにしても。頭蓋骨のシルエットですら愛おしくて。横向きの頭蓋骨画像にMAXときめきました。形、大きさ、
お空に旅立ったあの日が近づくにつれかわいく美しいお届け物たちがなつみのもとに到着しました。それぞれのお品を受け取ると送ってくれた方が何を思ってなぜそれを選んだのか気持ちが伝わってくるようで嬉しかったりしんみりしたり。なつみのお名前バルーンはすごくうれしいだって今年なつみのお誕生日にやろうとしてやれなかったやつ…なつみ「ほわぁぁかわいい」ブルーのりんどうが季節感あって秋の始まりを感じ…あっ!にこちゃん!なつみ「にこちゃーん、はろーー」
9月19日。朝からなつみの前で膝を抱えて座っていた夫がいつしか洟をすすっていました。ときどき手を顔の方にやり、目の当たりをごしごしとこすります。肌が痛むよそんなにこすっては。わたしもなつみに向かって床に座り、隣の夫に「泣いてるの?」と声をかけます。なつみが時を止めて1年が経ちました。2018年9月19日の午前10時すぎ、なつみは自分の時計を止めて、地球の重力からも新陳代謝からも、そのほかこの世のありとあらゆる制限から解き放たれ
くまくん「むむ、見たことない星だ」とりちゃん「枯れた草みたいなの着てる」うさぎちゃん「あーみぃってゆーのよ、こーいうの」くまくん「ものしりだなぁ」なつみに、新しいお洋服です。探しに探して100センチ。あえての大きめ。きちきち80センチロンパースを脱ぎ捨て2018年8月、生後14ヶ月、身長77センチ、12.8キロのにゃんつーは(そのうちのいくらかは頭の分だ…)サイズアップの階段を一歩、登りました。空軍パイロットがテーマのロンパースなのでゴーグルつき耳あて帽子もつい
最初で最後の家族集合写真ではい、にっこりはん。斎場の植え込み前で撮ったら母の服が迷彩になってた。「飛行機に乗りたい」なつみが空にいるからかな、今いちばん見たい景色は空の上らしくてそんなことを言っていた。なつみ、フレンズのみんな秋のお空はどう?教えてあげて。宇宙もみえるかな。
テッテレー、テッテレー。くまくん「なつみ号、みぎー!」なつみ「やーん、こっちいくのー!」なつみ、9月で生後15ヶ月になりました。すっくりすくすく、身長も(頭でかいからか)のびて体重もむっくり増えて(むくんだ?)、オムツも大きいビッグガールです。もしファン投票をしたらきっと一位なのは、ポロンちゃん。友人が送ってくれた長野のぶどうに囲まれアンチエイジングを期待してほくそ笑んでました。ポロンちゃん「これも、あれも、アタシのね。とくに赤いぶどう!皮の渋
3年前の6月。妊娠41週めに突入した臨月のおなかは大きくふくらみ、ぱんぱんで苦しいくらいだった。わたしは腸閉塞になりやすく腸管の癒着もあるため帝王切開はできるだけ避けて経膣分娩をするつもりだった。いまや予定日も過ぎたため、産科の先生と相談し、入院のうえ陣痛促進剤を使って出産に挑むことになった。入院した日のこと。泊まり込みで付き添いたいと申し出てくれた夫に、明日から本格的に付き合ってもらうから今日のところはしっかり寝ておいてねと説得、しぶしぶ家に帰ってもらった。入院した日の晩ごはんはシー
なつみ、お誕生日おめでとう。この世に生まれてきてくれてありがとう。3歳のお誕生日バージョンはどどーん!花火をイメージ。なつみは6月生まれ(なのにもう9月)。今年のお誕生日パーティは、わたしが退院できた7月にようやく実行!やっと、やっと…やってあげられました。お待たせしてしまってごめんだよなつみさん。ふぅ。お誕生日ごはんは義母様にヘルプしてもらって、ロールパンサンドイッチにミニクロワッサンサンドイッチ、チーズとベーコンのマフィンを作りました。ケーキは買いに出るのが難し
なつみをお空に送った日、夫になにをしたいか尋ねたら「空の上へ行きたい飛行機に乗りたい」と言う。行けるところ探して行こう。マイレージで空の旅。地上がどんなお天気でも雲をぬければいつだって晴れてる。3人でお空の上に、ぴゅーん!
さっき、近所のコンビニまで出かけたらむわっとする空気に夕方の和らいだ日差しで道ばたが平日午後の雰囲気に満ちていて、なつみのもとへ通った夏の日々が夏雲のように胸の内に湧き上がった。なつみについてブログを書いたきっかけは、心に蓄積する思いと頭に渦巻く思考を言語化して外に出さないことには溢れ返ってしまいそうだったから。自分たち夫婦が直面した現実のショックを自分の中だけに留めておけなくなったから。文字にして頭の中を整理しよう。いったん、外に出してしまおう。記憶キャッシュをクリア
2024.05.12なつみ@natumi___natuブーケ撮影会bouquetphotoももんがのPCからの投稿
なつみ、9/19の午前に永眠しました。朝は迎えましたが、夜は迎えられず。最期は、なつみの力に任せて。カップのらくがきは前日のこれがファイナルになりました。なつみのかたわらで一晩過ごしてたので植物の葉っぱを祈りを込めてかきかき。分かりづらいけど、てんとう虫と蝶々。夜が明けたあとはカップに描くタイミングなくて最終日のぶんはなし。詳しいことはのちほど。
なつみがいなくなって一か月半頃の日記が出てきました。下書きの日付は2018/11/11。王様の耳はロバの耳とまっしろな画面にむかって叫ぶ。吐き出すことで一個ずつ形にして下書きにしまい込む。吐き出さずにはいられなかった戸惑いと虚無の気持ち。---------------°時々揺れることはあれども基本的に落ち着いて暮らしていてそんなに落ち着いてていいのか?ふとした瞬間に思う。もっともっと言いたいことを言って暴れればいいのに、上手く泣くことも出来ないでいる。泣くような
昨日の朝、病院から電話があった。看護師さんではなく先生からだ。嫌な予感しかしない。いつもどおりの柔らかい声で早めに来れますか?という。今すぐ行きます、と答えて電話を切った。その日の朝は朝一で近くのコンビニに出かけ、コピーをとろうとしていつもより身支度を早めに始めた。そのおかげで先生と電話で会話したときに出かける用意はぜんぶ整っててあとは窓を閉めてメガネをかければ家を出れるところだった。駅へ急ぎながら口をついて出た言
産後1か月めの頃毎朝、あれは夢じゃないんだ、、、ってぼんやり考えながらミルトンに浸けて除菌してた哺乳瓶の水気を切って搾乳の準備をしていた。産後2か月めも半分すぎて夢じゃないんだ、と思わなくなっていることにふと気づいた。こうしてひとつずつ、受けとめていくのかな。ね、なつみ。きみはここにいるんだもんね。髪ものびるし、爪ものびるし、うんちもおしっこもして、身体も大きくなっていく。あぁ、愛おしいよ。悲しいくらい。きみがすきだからこそあたりまえの未来を遠ざけてしまったこ
今日見かけた記事。https://m.huffingtonpost.jp/ishijima-mizuho/charming-care_a_23556206/公式はこちら。http://charmingcare.org/ひとりの人として子どもを扱う。病気や障害があっても子どもらしくかわいく。自分が考えてたことに近い視点でした。あぁたしかになぁ、そうだよねぇ、と腑に落ちることばかりです。また、こんな記事も見かけました。https://yomidr.yomiuri.co.jp/ar
赤ちゃんは親を選んで産まるっていうけれど。ようやく世に出るその瞬間に事故に遭うって、それは事前に織込み済みなのかい?それとも「こんなはずでは!」の不意打ちなのかい?前者なら、ちょっと待てと言いたいし、後者なら、きみも災難だったねと声をかけたいしアンラッキーすぎる。やれやれ、なつみよ、真実はわからないが、きみのあごのプニプニかわぇえのぅ。
とりちゃん「聞いた?なっつんのこと」うさぎちゃん「あれでしょ、あれ」なつみの横っちょ、フレンズ集まってひそひそ、ひっそりこそこそ、こっそり。みんなであたまを寄せて集めて何の話してるのかな。どうやら・・・なつみの噂をしてるみたい。とりちゃん「ばぃんばぃんだもんねぇ」うさぎちゃん「こねこねまるめたパン生地」くまくん「だって、なつみだからな!」なつみ「・・・・」ね
一歳のお誕生日を迎えてみごと一冊ゴールを迎える……べく(未達目標)アルバム作り、最終章。病院の周りでよく見る猫だとか家の風景や洗濯物から、鼻セレブと衝動買いキャベツ、出処を忘れた謎のタンス貯金だとか。(にゃんつー基金と名付けてあった)↑何枚かまとめてのせてあります最後のページはまだ空けたまま。厚み、、、この一年、お世話になった新生児科の看護師さんたちの写真をどうしてもどうしてもおさめたくて、最後のページという空席を用意してある。看護師さんたちの存在なくしてなつみの
かれこれ数週間前になるのかな、急に気温が下がってニットに手が伸びたとある週末のこと。薄着で外へ出かけてしまい、体が冷えてしまった体をあたためようと湯船にたっぷりのお湯をはった。つま先から足をさし入れてゆっくりとお湯にからだを沈めたら、ながくて深いため息がでた。お風呂はいいねぇ。。。ぬるめのお湯に包まれるのが気持ちよくていつのまにかうたた寝をしていたらぱしゃん。顔の近くで水面が跳ねる音がした。天井から水
くまくん「クールな顔してるな」なつみ「めぐすり、やなの」くまくん「だからそぉっと薄眼あけてるんだな」なつみ「ぽたってするの、やなの」うさぎちゃん「なっつん、あたし手相みてあげる!」なつみ「うさぎちゃん、めぐすりいつぽたってする?」うさぎちゃん「そうねー」なつみ「めをほそくしたら、どうかな…ぽたってしなく、なるかな…」母「にゃんつーぅ❤︎ヒアルロン酸だよー。今日もうるうるだよー」うさぎちゃん「もうすぐみたい!」なつみ「やー
なつみのほっぺを思い出すこと。つまさきのカタチを思い出すこと。ちいさな爪のカタチを思い出すこと。なつみの表情を思い出すこと。ずっしりした最後のだっこの、重みと大きさを思い出すこと。たくさん眠ること。(これはなつみと引き換えに得たこと)ご飯をたべて、お酒ものんで、笑うこと。なつみのおほねの近くで夫となつみのことを話すこと。なつみのお友だちの成長を見守ること。なつみとおでかけできること。なつみがやすらかねむっていること。
なつみが実在した証でありどんなものよりなつみの不在が感じられるモノそれは、この小さい容器に収められた髪。実際目にすることができるこの髪を起点になつみの大きさを自分の目の前に思い描く。このくらい、かな。いつも撫でていた髪から、頭の大きさ、お顔のシルエットを思い出す。いつもおふとんに包まれていて頭とお顔ばかりを見て触れていたし特徴的でもあったので、なつみの体そのもの以上になつみの頭に特別な思い入れがある。小さな容器をじっと見る。
ハロウィンの月🎃ですね。そのまえに9月のおはなしを。こちら↓銀の缶は何かというとなつみの命日に身内にお送りしたお菓子たちです。宅配便で届いた段ボールを開けたらずらりと並んでて「オッ…」と圧倒されました。このままどかんと皆にお渡しするわけでなくこれを…わたしは…ラッピングして各おうちへ発送するのですよ…カードつきでね…。(カードまだ用意ゼロだけど)クッキー到着から発送までタイムリミット約24時間。やりきらなくては。なつみの命日に間に合わな