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今日は、ナイフ関係の話題。最近、EDCの記事を書いたのですが、かなり反響が大きくて(?)、どなたも日常的に何かを持ち歩くことに興味を持っていることが分かりました。一方で、「その日常的に持ち歩くものの中」に、「刃物」を入れることについては是非がありそうで、色々と考えさせられるコメントも多く頂きました。私としては、どんなナイフであっても、たとえば机の上に一本おいてあったり、あるいはカバンの中に入っていれば、本当に便利ですし、色々なことに使えるとは思っています。
今日は北欧ナイフ関係の記事。知らなかった言葉を、コメントにて教えて頂いたので、それをネタにしてみようかなっと。北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~postedwithamazletat17.03.28株式会社新百合ヶ丘総合研究所(2015-07-19)売り上げランキング:9,173Amazon.co.jpで詳細を見るその知らなかった言葉とは「モディファイドスカンジグラインド」。直訳すれば、改良型スカンジグラインド、という感じでし
さて、数日前にインフルエンザのB型であることが発覚し、少し療養しているので、今日は軽めの記事。ちょっと前に、昔のナイフ本を数冊買ったのですが、とっても参考になって面白いのです。そのいくつかは、既にご紹介しました。今日は、まだ紹介していない残ったものを。というわけで、今日ご紹介する本は、そのものずばり『ナイフの本』というものです。ナイフの本(1983年)(Futababooks)postedwithamazletat17.03.27双葉社売り上
さて、今日は紹介しようしようと思っていた本のご紹介。さくっとタイトルから。『男を磨くナイフ学』です。男を磨くナイフ学(グリーンアロー・ブックス)postedwithamazletat17.03.24吉家世洋グリーンアロー出版社売り上げランキング:972,980Amazon.co.jpで詳細を見るこの本は、一般によくあるナイフ本とはちょっとちがっていて、いわゆる「対談集」になっています。今もってお馴染みのカスタムナイフメーカーさんや、藤岡弘(
アメリカなどでは、サバイバリズムの流れの中で、色々なジャンルの活動(?)が生まれ、盛んに実践されています。過去に、ブログ記事でも書きましたが、Off-the-grid、bag-out-bag、EveryDayCarry(EDC)、あるいはBushcraftなんかも、そういうものの中に位置づけることも可能です(これは北欧が一つの発祥地みたいな感じですけれどもね)。こうしたサバイバリズムの根本にあるのが「日ごろの備え」だったりします。突然の災害に対して備える。社会情勢の悪化に備
お役立ち書籍紹介も、いよいよ20回目。今日は、例によってナイフの本にしようかな?と思ったのですが、もっと大切な本があったので、そちらを。というわけで、今日ご紹介したい本は、『道迷い遭難を防ぐ最新読図術』です。道迷い遭難を防ぐ最新読図術―道迷いの心理とナヴィゲーション技術postedwithamazletat17.03.22村越真山と溪谷社売り上げランキング:191,249Amazon.co.jpで詳細を見る2001年発行の本ですから、「最新
今日、久しぶりにランスキーを使いました。ランスキーはご存知ですよね?「誰にでもナイフが綺麗に研げる」という触れ込みの、研ぎ用の冶具といった感じ。LANSKY(ランスキー)デラックスキットLSLK005000postedwithamazletat17.03.20LANSKY(ランスキー)売り上げランキング:32,899Amazon.co.jpで詳細を見るこんなセットがあります。多分上に挙げた5本セットのもののほうが、3本セットのものよりいいですね。5
私は、結構頻繁に、渋谷に店舗があるナイフ専門店、ジ・エッヂのウェブサイトをチェックしているのですが、さっき、何気なく見ていたら、「臨時休業」の文字が……。丁度、今週、ちょっと行こうかと思っていた矢先だったので、肩透かしを食らった形になります。が、それよりなにより、ちゃんと営業再開するのかなぁ……という不安が。とにもかくにも、店内一面ナイフがあって、現物を手に取って買い物出来る稀有なお店なので、早い復活を望みます。。北欧ナイフも、どっちゃりあるというわけではないので
今日はブッシュクラフト寄りの話題。ガルヴィという雑誌のウェブサイトで、「北欧アウトドアガールの連載」が行われるようです。ご存じの通り、北欧は自然が豊かで、しかも「自然享受権」といったものもあり、また日本のアウトドア環境とは、少し異なっています。そうした自然に親しむ環境から、アウトドアのスタイルが確立し、ブッシュクラフトへの流れを作っていることは間違いないのですが、案外、そうした北欧で行われている「自然教育」の実態については、ご存じないかたも多いようです。私が以前受
最近、ブログのアクセス解析を見ると、・ホローグラインドをコンベックスグラインドにとか、・フラットグラインドをコンベックスグラインドにとか、そうしたグラインドの変更にまつわるキーワードが散見されます。「グラインドの変更は可能なのか?」ということなのですが……果たしてそれは可能かどうか……。例によって結論からいきましょう。まず、無理だと思ったほうがいい。です。多分、この質問の背景には「グラインド」と「刃先の素性」の混同があると思われます。グ
さて、昨日の続きです。昨日は、フクロナガサを本家本元に研ぎに出し、さらに質問の回答を頂いたものを、フィードバックしてみました。ただし、「鎬がついている面」、一般的な表面のみについてです。問題は裏面なんですよねぇ。じゃあ、まず、裏面をもう一度ご覧いただきましょう。刃先と背の部分に裏押しが出ており、典型的な「片刃の和式刃物」の体裁になっています。私の問題意識は、「新品の時、背の部分には裏押しがなかった」という部分から始まっていて、「背の部分にも裏押しを作ろ
こんにちは。今日は、フクロナガサ(叉鬼山刀)関係の突っ込み記事の11回目。今回は、今までの考察や実験を重ねてきましたが、いよいよ大詰め。かなり核心に近い部分まで、判明したので、今回はそのご紹介。実は、ちょっと欠けをおこしていた6寸のフクロナガサを、研ぎに出したんです。もちろん、本家本元に送り研ぎ直してもらいました(叉鬼山刀には一代保証がついており、叉鬼山刀を作り続けている限り、修理やメンテナンスの面倒は無料で見てくれるのです!ただし、送料はこちら負担)。その際、自分
先日、コメント欄でこんな質問を頂きました。Lamniaで買い物をしようとしているんだが、クーポンコード入力の欄があった。安く買えるなら、クーポンコードを使いたい。しかしどこでクーポンコードが入手できるか分からない。知っていたら教えて欲しい。と、まぁ、大体こんな感じです。私も即答できなかったものですから、Lamniaのチャット機能(スタッフが在席していたら、チャットで簡単な質問なんかに答えてもらえる)を使って聞いてみました。答えは、クーポンコードはいつも発行して
こんにちは。今日は、また「お役立ち書籍紹介」をやってみようと思います。というのも、最近、また古い(20~30年程昔の)ナイフ本を何冊かまとめて購入したからなのです。この時期のナイフ本は、ある程度内容の傾向が決まっていて、やはりラブレスの紹介やその功績に一定以上の比重があります。また、ラブレスの弟子ということで相田義人氏のナイフに対してもそれは同様です。相田氏の凄いところは、こうした昔のナイフ本の後ろの方に必ずついている、「実践ナイフメイキング」的な記事で、自らの
さて、今日はアウトドア系のお話し。最近、「えー……それはなぁ……」って思ったことがあったので、ちょいと解説してみようかな、と思っています。まず、例によって簡単に図を作ってみました。案外分かりにくい図になってしまったので、解説です。これは、拙著『ブッシュクラフト入門』でも、取り上げたスウェーデンの自然教育の第一歩目のカリキュラムなんです。ブッシュクラフト入門~お手軽ブッシュクラフトのすすめ~postedwithamazletat17.03.06新百合ヶ丘
※この記事はかなり古いです。ありがたいことに今もお読みいただいているのですが、自分の情報の収集中でもあり、また色々と試行錯誤していた時期の記事でもあります。今となっては、ナガサの研ぎ方の問題はすでに決着がついており、「裏は少し角度をつけて研ぐ」というのが秋田の片刃刃物のスタンダードな研ぎ方であると分かっています。ナガサも然り、です。いくつか、そうした「結論」をまとめた記事も書きましたが、この記事は参考となる動画も載せており、ご参考になるかと存じます。是非、そちらもご覧ください。
さて、さらにフクロナガサ(叉鬼山刀)に突っ込んでみる、も10回目。今日は、またちょっと貴重な資料を入手したので、そのご紹介。やはり、自分の持っているもので、しかも疑問点のあるものはあれこれと調べたいですから、私もいろいろ、検索をしたり、あるいは書籍に情報を求めたり、あるいは他のユーザーさんとの情報交換をしたりしています。で、昨日検索で引っかかって来たのは、そのものずばり「研ぎ方」について書かれた資料です。「西根正剛氏」とあることから、西根打刃物製作所のものではなく、ナガサ
今日は、また少しナガサ/フクロナガサから離れて、お役立ち書籍紹介を。今回取り上げますのは、教えて頂いた本なのですが、NGO海外フィールド教本postedwithamazletat17.02.24鄭仁和並木書房売り上げランキング:294,331Amazon.co.jpで詳細を見るこの本!!ええ、一見すると「アウトドア」にも、「ブッシュクラフト」にも関わりが薄そうに思えます。けれども、実はそれらの、かなり実践的、実際的なマニュアルになっ
というわけで、昨日は「ナガサのフィールドテスト」をやってみました。どちらかといえば、少しハードな使用を想定してのテストで、枝を断ちきったり、マキ割りをしてみたりしたのですが、今日はその考察というか雑感の記事です。フィールドテストで使用したのは、6寸のフクロナガサ。そして、7寸の叉鬼山刀(木の柄のナガサ)と同等品の森吉ナガサの2本です。、西根打刃物製作所叉鬼山刀(マタギナガサ)フクロナガサ(6寸)postedwithamazletat17.02.23売り上
今日は、いつもの緑地にて、ナガサとフクロナガサのフィールドテストをしてみたので、その結果を記事にしてみます。さて、使用したナガサは、こんな感じ。左がフクロナガサの6寸。右が、私が命名したところの7寸の森吉ナガサ。四代目西根正剛こと、西根登親方の鍛冶店で手に入るもので、叉鬼山刀と同等品です。6寸のナガサは、研いであります。裏はベタ研ぎ+薄い糸刃、表は小刃付けです。7寸の森吉ナガサは、俗に言う「箱出し」のまま。「どうも切れ味がいま一つだなぁ……」
ナイフやライトといったものは、よく「沼」にたとえられます。一度ハマると抜け出せない、ってことなんでしょうけれども、なかなか上手いたとえですよね。んで。このブログを読んでくださっている方は、ナイフを扱うお店のサイトなんかも定期的にチェックしていると思うのですが、「このナイフすっごいいいなぁ……!これがあれば、もうナイフ買わないでも済むぞ!」なんて、思った経験ありませんか?私には何度もあります。首尾よく、そのナイフを入手すると、最初のうちはものすごく手
というわけで、今日はフクロナガサ関係の情報をまとめる記事の9回目。若干の情報の追加、そして仮定……というか推測をしてみたいと思います。前回、「フクロナガサ関係の記事でよいものがあれば教えて欲しい」と書いたところ、参考文献を教えて頂きました(教えてくださった方は、かなりの刃物歴があり、ご自身でも刃物を鍛造出来、しかも三代目西根正剛ともちょっと関わりがあったようです)。参考文献は『ナイフマガジン』の2001年12月号のそれです。Amazonではもはや入手できず、公式のバックナンバー販売でも入
さて、ツイッターのほうでは、ちょっと画像も出したりしたのですが、フクロナガサの4.5寸のものに、テープを巻いてグリップを作ってみました。本当に色んな方に、色々なやり方をご示唆頂き、またお店でいろいろとチェックしてみました。その節は本当にありがとうございました!!で、結局「忍者テープ」なる自己癒着テープを使用してみることにしたのです。ITWパフォーマンスポリマーズ&フルイズジャパンNINJATAPE(忍者テープ)自己融着性シリコンテープpostedwithamazl
今日はブッシュクラフト関係の記事です。私は、英国ブッシュクラフトの雄、PaulKirtleyのメルマガ的なものに登録しているんですが、結構頻繁にメールで記事の紹介や、ビデオの紹介がやってきます。今回送られてきたメールに記載されていたのは、「SmallWoodSplittingWithAxe」という記事。斧を使ってのマキ割り、の解説ページですね。これは別にブッシュクラフトに限らない、アウトドア全般で使えるスキルですが、基本を押さえてあって、とってもグッドでしたので、ご紹介いたし
今日は、北欧ナイフの本道「プーッコ」について、ちょっと見直しを行ってみようかな?と思っています。北欧ナイフ、ブッシュクラフト人気の高まりにより、最近ではすっかりと有名になったプーッコですが、やはり独特の魅力を持ったナイフです。あたかも最近、プーッコが知られるようになった、みたいな感じですが実はさにあらず。昔のナイフ本なんかを読むと、ちょこっとですが、プーッコなど北欧のナイフへの言及があるものが多く、その特徴について軽く触れてあるものもあります。・実用一点張り
今日は2016年を振り返って、「たくさん読まれた記事」をピックアップしてみようと思います。一番多く読まれた記事は……1、「革砥の作り方・使い方(その①)」でした!これはかなり以前に書いた記事ですが、いまだに人気の記事となっています。拙著『北欧ナイフ入門』でも書いた記事の簡易版、といった趣の内容ですね。北欧ナイフ入門~モーラナイフからストローメングナイフまで~postedwithamazletat17.01.03株式会社新百合ヶ丘総合研究所(2015
あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。で……年末・年始、やっぱり考えることはナイフだったり刃物だったり、アウトドアの事だったりします。もっといいやり方や、もっと知ってもらいたい本……色々考えたり、資料を収集したりしたのですが、フクロナガサやナガサに関して、かなり有力な資料を発見しました。マタギ資料館のPDF資料です。こちらからどうぞ!即PDFが開きますのでご注意ください。この資料の191~198ページにわたって、マタギ
本年もありがとうございました。新しい事を知ったり、あるいはチャレンジしたり、さらには装備品を参考にさせて頂いたり、アドバイスを頂いたりと、多くの方とのつながりによって、進歩出来た一年となりました。ついに、自作ナイフまで作っちゃいましたしね。刀匠三人、著名カスタムナイフメーカー一人、そして私という布陣で、和式プーッコを作れたのは、良い経験でした。私はともかく、他の四人の方を見れば、「最初で作るナイフじゃないだろ!」というような豪華さです……。ある意味で、世界で一番レアなナイ
さて、先日「白米」さんのブログをリブログにてご紹介いたしました。かなり貴重なフクロナガサの「裏」を見せてくれるものでして、多くの示唆が得られました。というわけで、今回は、私のフクロナガサの裏をお見せしようと思います。この上のものがそうです。これは、六寸のフクロナガサで、狩猟をしない人であれば、このくらいのサイズが適当だと思われます(ややオーバースペックかも?)。西根打刃物製作所叉鬼山刀(マタギナガサ)フクロナガサ(6寸)postedwithamazl
今日は、もう大つごもりが近くなってきましたので、今年の自分自身の野外活動をざっと振り返ってみようかな、なんて思ってます。今、こうして思い返してみると、「山」にそれなりに登ったなぁ、という気がしますねぇ。特に、8月の「鍋割山」以降、ほぼ毎月どこかしらの山に行っていた気がします。山といってもそんなに高い場所ではなく、1500メートルくらいがせいぜいです。けど、充実感もありましたし、「本格的!」と言ってくださる方もいて、満足しています。私の場合、「山頂」が究極目標では