昔のシステムは、汎用機と呼ばれた大きなコンピュータを使い、専門の教育・訓練を受けた者しか開発はもちろん、操作もできませんでした。専用の部屋があり、関係者しか入室はできず触ることすらできませんでした。当時、業務をコンピュータで処理させたい部門は、専門家集団である情報システム部門に開発を依頼するのが一般的でしたが、開発を依頼する側はコンピュータが分からず、システムを開発する側は業務を知らないという意思の疎通が難しい状況で、出来上がったものが意図したものではなかったということが少なからずありました。ま