今日は大した仕事もしてないのに異様に疲れていた。今、ここに布団を敷けば誰が居ようと一瞬で眠れるそんな状態だった。それはこの暑さのせいなのか、それとも年齢によるものなのか自分には判断はできない。そんな日に限って従業員の戻りも遅く、全ての責務から解放されたのは6時過ぎだった。誰もいなくなったのを見計らい缶ビール(発泡酒)を開けようとした時に電話が鳴る。車検に出すトラックが一台あり、今日引き取りに来る予定だったのを思い出す。「ちょっと遅くなってしまったのですが、これから取りにいっても良いですか?」と。