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こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です新型コロナウイルスの感染が急激な広がりを見せており、様々なところに影響が出ていますね...経済分野でいえば、もはや「リーマン」レベルの問題ではないと思っています...コロナそのものの収束を望むばかりですが、(残念ながら)経済的影響はちょっとやそっとの期間では収束しないでしょうね...さて、ブログ更新をさぼりまくっていた1~3月ですが、年度が改まることもあり、少しずつ復活していきたいと思います。AIに関する契約や、データ取引につ
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木ですいろいろ秘密にされると困りますし、どこぞでなにやら「営業秘密」が取り沙汰されていますが...本日はほんのちょっとだけ、営業秘密にも関することです。さまざまなデータや、AIの学習済みモデル等について、著作権が発生するかどうか(著作物に該当するかどうか)ということが、話題になったり、それに関するレポートなどが出されたりしています。著作権をメインに扱っている私にとっては、非常に興味深い議論ではあります。しかしながら、データやAIの管
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です立春を過ぎてから、寒い日が続きますね...((+_+))さて先日、ある自治体のAI・IoTの専門家を派遣する事業について、登録されている専門家を見ていましたら、技術系の方がほとんどで、法律系の方が一人も入っていませんでした。しかし、AI・IoTを活用するためには、法律面でのサポート、具体的には契約についてのサポートは不可欠です。AIの利用について考えてみます。AIの利用については、おおむね次のようなプロセスをたどります。1.「
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です今日は天気も良く、暖かい大阪です(´▽`)ヌク~先週、AIの活用に関するセミナーを聴きに行きました。その中の質疑応答で、次のようなやり取りがありました。質問者「学習済みモデルは、売却することはできますか?」講演者「できます」質問者「それは、学習済みモデルの所有者として、できるわけですね?」講演者「いえ、データについて『所有権』という考え方はありませんので、それは違いますね」この内容のやり取りが、2回繰り返されました。や
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です早くも師走ですね...さて、ある雑誌でのシステム開発トラブルに関する特集の中で、「トラブル防止のために法務ができることは限られている」というコメントが掲載されていました。開発現場にいる方々の感覚もこのようなものだろうな、というのは、私自身も折に触れ感じるところです。もっと言えば、システム開発(トラブル)については「法務(法律の専門家)は役に立たない、関係ない」と思っているのではないか、とも思います。(上記コメントは、「~とい
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木ですここ2~3日は暖かくなりましたねぇ...寒暖差が大きくなると風邪をひいたり、体調を崩しやすくなったりしますので、注意が必要ですね。🍁🍂🍁🍂さて、久しぶりのブログ更新...(サボってばかりで...)様々なデータやいわゆる情報は、いろいろな分野で利用されるようになっています。そういったデータ等を扱う場合、次の2つの視点を持って対応を検討していくことが必要です。1.そのデータ等が、著作権など知的財産権の対象となるか?ある
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です首里城正殿等が焼失したというニュースがあり、一時は沖縄の事業にも関わり、那覇市に住んでいた者としては、心苦しい限りです。(正殿に入ったのは2013年2月...それ以後は、周辺をぶらぶらするくらいでしたが...)再建を期待したいです。さて...IT契約ネタ。システム開発等における受託者(ベンダー)側にとっての責任であるプロジェクトマネジメント義務とは、簡単に言えば・「説明」責任・「管理」責任の2つになると考えられ
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木ですひっさびさのIT契約ネタでの投稿です。システム開発等において、基本設計や仕様を確定する段階において発注者(ユーザー)側にも「責任」があることは、ユーザー側もベンダー側も既にご承知のことでしょう。いわゆる発注者側の「協力義務」と言われるものです。ここで、受託者(ベンダー)側においては、単に「ユーザー側にも責任がある」と思っているだけでは、後々、結果としてベンダー側の責任、とされてしまいます。なぜなら、ユーザーの「責任」の内容を明
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です9月になりましたねぇ...昼間の日差しにはまだまだ暑さを感じますが、朝夕はかなり涼しくなりましたね。さて、システム開発をやっている事業者(中小が多いです)さんと話をしているといまだに、システム開発における日々変更され・決まっていく内容(仕様)が契約事項になる、ということを分かっていない方が多いように思います。さて、そのようなシステム開発契約における重要ポイントとして「内容」と「権限」があります。「内容」についてはこれまで繰り
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です夜、南の空にひときわ明るく輝いているのは、木星ですね☆で、その左のほうに見えるのが、土星ですかね。暑い夜も、星を眺めていると、ちょっと涼しさを感じますね。さて、前回、「契約書」を作る必要性について書きました。(まぁ、同様のことは繰り返し書いているのですが...)ところで、その「契約書」とは、いわゆる「契約書」である必要はあるのでしょうか?いわゆる「契約書」とは、タイトルに『○○契約書』と書いてあり、甲とか乙とか書
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です書いても仕方がないが、暑い!と、思ってたら、夕立!雷雨!アプリの表示で、37度だったのが27度になっていた!(ホンマかいな?)これで涼しくなるのかなぁ...と、期待半分、単に湿度が上がって、蒸し暑くなるだけ...という諦め半分。さて、そういえば、先日からのニュースで、吉本興業と芸人さんとの間では契約書が交わされていない、ということが出ていましたね。日本の契約では、ほとんどの場合、契約書等の作成が契約成立の要件とされてお
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です近畿地方も、梅雨が明けました~\(^o^)/昨日、祇園祭の黒主山の所で説明を聞いてた時、弁士の方が(直前に雷雨があったんですが)「いよいよ、梅雨あけちゃいますかね」と話されていたのですが、まさにその通りになりました。さて、久しぶりのIT契約に関する投稿です。システム開発契約において、「基本契約」と「個別契約」を締結していくという方法がとられることが多いと思います。この基本契約と個別契約の関係について、一般的な継続取引における関
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です6月も残すところ1週間なのに、梅雨入りしていない近畿地方です。これまでで一番遅かった梅雨入りは6月25日だそうですが、記録更新ですかね?梅雨入りして、まとめて豪雨続き、みたいなんはやめてほしいです...さて先日、「法律の文言契約書の文言実務上の言葉」という投稿で、「契約内容不適合」と「瑕疵担保(責任)」という文言の使い方について書きました。そこでも書いたように、文言の使い方は非常に重要だと思います。一方、それと同じくら
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です先週は異常な暑さでしたが、今週になってマシになりました。近畿地方を通り越して、関東地方などが梅雨入りしましたが、近畿もそろそろかな?さて、民法・債権法改正の施行が来年4月に迫ってきましたが(なんか、改正法の成立時や、公布時に比べて、関心の度合いが下がっているような...)、それに合わせて契約書の見直しなども進めておられることと思います。これから起案する契約書も、改正法を意識したものになると思います。改正法の中でシステム開発契約
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です2019年は、早くも6月...さて、いまだに(?)システム開発契約書のひな型みたいなものを見ていると、堂々と、「ソフトウェアの所有権は、成果物を納入した時に甲に移転する。」といった条項を見かけます。(@_@)..!この条項、あっても害はないかもしれませんが、この条項により何が守られるのか、誤解をしないように気を付ける必要があります。その契約における「ソフトウェア」の定義にもよりますが、一般的には、「プログラムとドキュメ
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木ですゲリラ豪雨のニュースが流れたり、沖縄が梅雨入りしそうな感じだったり。さて、契約(特に、契約書)の話をしていると、(これはIT契約、IT分野に限りませんが)「ビジネスはどんどん動いているのに、いちいち契約書なんて作っていられない」という意見(悩み?悩んでいるようにも見えませんが...(苦笑)を聞くことがよくあります。あぁ、何か、誤解をしてしまっていますね...(ただ、その場で「いや、それはね...」と、話をすることは減らしま
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です長かった(ようで、短かった...?)連休もいよいよ終わりですねぇ...アレもしたい、コレもしなきゃ...と思っていましたが、終わってしまえばいつもの如し...皆さんは、いかがでしたでしょうか?さて、久しぶりの月曜ITですが。システム開発のトラブルと言えば、最近でいえば、旭川医大vs.NTT東日本野村vs.日本IBMという大規模な開発、裁判がニュースで見られます。しかし、裁判となるのはトラブルのごく一部でしょうし
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です4月も半分過ぎまして、新しい環境に慣れてきた頃でしょうか?🌸もかなり散ってしまいましたが、まだかなり残っていますねぇ...さて、我々は、普段の生活の中で契約をしていても、「契約をしている」という意識を持たないばかりか、「法律行為をしている」などととは思いもしません。また、IT関連業務の契約に限りませんが、普段、業務を行うにあたって契約の締結と履行を繰り返していますが、それを法律的なこととして考えていることは少ないと思います。契
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こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です4月も1週間が過ぎ、大阪ではちょうど桜が満開です🌸今年は、京都や大阪で桜を楽しみましたが、今週いっぱいはまだ楽しめそうです。さて、一般的な話ですが、我々は、自分が常識だと思っていることについては、いちいち説明しないことが多いのではないでしょうか。「そんなこと、あたりまえやん。いちいち言わなくても分かるでしょ」という感じです。しかし、実際にはお互いが理解していたことが異なっていて、後に「えっ!?そうじゃないよ」となることも
生憎の雨模様気温も低いので冬に戻った感じがします明日タイヤ交換しようか悩んでいたけど・・・変えてしまおう。(笑)さて。先日より本格始動しているITでの契約今日も遠方のお客様の契約がありITにて契約を実施にしても便利な時代になりましたつい最近まで対面で説明していたのに今日は賃貸営業のイケメン主任こと芝野君も説明。相変わらずクールですね若いと機械にも慣れているのでスムーズですすぐに適応できるって素晴らしいちなみに自称イケメン課長(芝野君にイケメンの地位を取られた)の須山君もスムーズ
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です暖かくなったり寒さが戻ったり、を繰り返していますが、春が近づいているのを実感しますね。さて、前々回ですが、システム開発における基本契約が、意味のないものになっている可能性がある、ということを書きました。多段階契約における「共通部分」はないにもかかわらず、共通部分(?)を基本契約(書)として締結しましょう、ということにしている、と考えられるからです。では、基本契約(書)としては、どのようなことが必要なのでしょうか?それが、これも
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木ですあっという間に、2月も半ばを過ぎ...Blog更新をサボって、ITネタも1か月ぶりです...皆さん、私のこと、覚えてます?(-_-;)さて、民法の「債権」編(債権法)に関する改正法の施行が、いよいよ来年、2020年の4月1日に迫ってきました。IT契約の分野にも影響があるでしょう。特に、システム開発契約においては、請負と委任(準委任)の規定が関係してきます。中でも、請負契約に関して、どのようなことが「仕事の目的物が契約の内容
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木ですあっ、という間に、1月も15日まで来ちゃいましたね...さて、システム開発契約に関するトラブルの原因はイロイロあるのですが、本日は「基本契約書」に関して。システム開発契約においては、いわゆる多段階契約で進めていることが多いと思います。そして、その各段階の契約における「共通部分」を基本契約書で交わしておきましょう、と実務を行っていることも多いと思いますし、そのように説明しているところもあります。だから、トラブルになるんです!その
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です今日から仕事初め!という方も多いのではないでしょうか?ほどほどの力で始めるか、ドド~ンとスタートダッシュか、どちらでしょうかね?前回、システム開発契約の多くについて、「(仕様などは)何も決まっていないが、納期だけが決まっている」という状況があり、そのため、受託者(ベンダー)側が開発の「見切り発車」をしたものの、後に、(開発委託の全部又は一部について)「契約は成立していなかった」と判断されてしまうことがある、ということを
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です昼過ぎまで快晴だったのですが、急に曇ってきましたね~初日の出はご覧になりましたか?初詣には行かれましたか?1日遅れのIT契約ネタ。ど~ぞ。システム開発契約においては、(仕様などは)何も決まっていないが、納期だけが決まっているという状況(常況?)があり、そのため受託者(開発者・ベンダー)側がその「納期」のために一方的に「見切り発車」せざるを得ないことがあります。しかし、後々開発が大幅に伸びたり、頓挫したりした場合、委託者(
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です2018年も残すところ2週間...さて、今回の「IT契約」のテーマは、「契約・契約書」の基本に立ち返る...先日、あるセミナーで...「仕事の依頼があっても、最初の段階では何も決まっていず、仕事を進めていくうちに「あのとき言っていたことと違う」などとトラブルになる...でも、最初の段階で契約書が作れなくて...」という内容のご質問をいただきました。キター、という感じですね。ご質問いただいた方は、IT関係ではないのですが、
こんにちはIT契約のサポートをしている行政書士の高木です先週、京都に紅葉を見に行きました。平日なのに、どこもたくさんの人.人..人...さて、前回も書きましたが...データベースとは、論文、数値、図形その他の情報の集合物であって、それらの情報を電子計算機を用いて検索できるように体系的に構成したものとされています。そして、データベースの著作物とは、データベースでその情報の選択又は体系的な構成によって創作性を有するもの今回は、情報の選択について「創作性なし