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〜昼の部〜一、當辰歳歌舞伎賑(あたるたつどしかぶきのにぎわい)五人三番叟英獅子◎若手五人が、令和六年の幕開けを寿ぐ三番叟。◎続いて、江戸情緒たっぷりの芸者を雀右衛門、鳶頭に又五郎と鴈治郎の踊り。他人の年齢が気になるのは齢をとったせいであろう。いまの雀右衛門は?鴈治郎は?ウチにかえってwiki…を開いてみると…なんと68歳、67歳、64歳。もう立派なジイサンではないか。自分の齢が恐ろしい。ニ、赤穂義士外伝の内荒
南座の顔見世興行夜の部では仁左衛門丈の七段目と團十郎白猿丈の助六が同時にみられる。行きたいなあ。助六は、意休が男女蔵揚巻と白玉が壱太郎、児太郎の日替わり。若くなるのは時代の流れだが、白玉を演じて揚巻をよくみて、次に、自分が揚巻をという順番は関係なくなったのは残念に思う。七段目のお軽は孝太郎。どう演じるかちょっと気になる。昼は、双蝶々曲輪日記の角力場外郎売團十郎とぼたんの踊り景清
明治座創業150周年記念公演。5月は市川猿之助。三代目のスーパーカブキを上演したこともあるゆかりの劇場。44年ぶりの上演ということだが、知盛が理念を語るシーンは、三代目を彷彿とさせる。席につくと、洛中洛外図屏風。人が動いている。序幕タカラヅカの公演のような華やかさで平家の栄華をあらわす。一転して屋島で敗れた平家一門。知盛は入水するが、宋の武人に助けられ、屋島に身を隠している。知盛は気力なくし通盛は物狂い一方、若狭、陽炎というふたりの白拍子は、知盛、通盛が生きている
今朝の横浜の空、低い空は灰色の雲に覆われていますが、上空は青空で明るいです。東京では早くも昨日桜が開花し、今日はさらに暖かい1日になりそうです。花粉の飛散も盛んですが、幸い月曜日の雨で地表面の花粉が洗い流されたのでしょうか、昨日は都内をかなり歩いたのですが、花粉の症状は若干収まっています。目のショボショボはシバシバに、花のグズグズはグシュン程度に軟化しております。さて昨日出掛けた先は午後からの歌舞伎座、「三月大歌舞伎」第二部の鑑賞に行って参りました。演目は「仮名手本忠臣蔵十段目」と「身替座禅
ヤッホ~!帆足由美です。今月はちと事情があり、畳みかけるように歌舞伎座に通っています。今回のブログは、月曜日に観てまいりました第二部の感想を。歌舞伎座新開場十周年三月大歌舞伎第二部一、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)十段目天川屋義平内の場摂津国堺の廻船問屋の天川屋。主人・天川屋義平は大星由良之助の依頼を受け、赤穂浪士の討入りに必要な武具の調達をひそかに進めています。しかしある夜、浪士たちへ
千秋楽の今日、白鸚が休演だった。とても残念。代役は、歌六。他は、五郎幸四郎十郎猿之助虎魁春少将雀右衛門朝比奈鴈治郎梶原平次廣太郎犬坊丸染五郎親子孫三代が目出度く並ぶはずだったのに残念。白鸚丈、元気に舞台に立っていただきたいです。鴈治郎が、工藤のことすけんねさんと言っていた。久しぶりにきいた。すけんねと息を飲むのが正しいと若い頃言われたのだが、いまはすけつねさん。言葉は時代とともに変化するから仕方ないのかなあ。幕が開
襲名を寿ぐ一幕。豪華な顔ぶれで、襲名らしい華やかさがいっぱい。萬太郎、種之助、鷹之資、青虎の獅子舞い男寅、莟玉、玉太郎の手古舞が初々しい。梅枝の芸者はスッキリ。そこへ鴈治郎、孝太郎、錦之助の頭と芸者が花道から。鴈治郎は立派になった。孝太郎もらしくみえる。錦之助は、お顔も姿も素晴らしいが、所作がちょっと残念。もともと、踊りが得意ではないので、こういうときは残念。そして梅玉の頭と時蔵の姉さん芸者。梅玉は、風格出て手慣れたもの。深川不動に御札を頂きにという設定。そして襲
コロナ禍以降3年半ぶりにロンドンから帰省している妹と、歌舞伎を観に行きましたなんとワタクシ、初歌舞伎でございます初歌舞伎なら坂東玉三郎さんのこんな感じの美しいのが観たい↓↓↓と思っていたのですが、妹のスケジュールの関係もあり、こちらの演目に。↓↓↓前半『祇園恋づくし』〜休憩〜後半『釣女』3階正面席で、花道も見えてとても良い席でした。セリフなどに古い言葉が使われていてわかりにくいのではないかと心配だったのですが、現代の言葉に変えている部分もあるのか、とっ
今朝の横浜の空、どんよりとした雨雲に覆われています。まだ降り出していませんが、昨日に続いて降雨になりそう。さて昨日は昼過ぎからの歌舞伎座の観劇の前に、JRを途中下車してMスポーツセンターに寄りました。金土の連日ランから中1日を置いてのランニングですが、足の張りが取りきれておりません。トレッドミルでなんとなく1セット走りましたが、2セット目は15分で断念しました。合計45分間、7.9kmのランニングで終了しました。シャワーを浴びて歌舞伎座へ向かいました。第二部の演目は「祇園恋づくし」と「釣女」
小雨の中、歌舞伎に出かけてきた。平日やろということで、予約せずに初めて当日券を購入。東銀座駅の地下を通り抜けようとしたら、弁当売り場が盛況。聞いてみると、今月から、幕間時の座席での飲食が許可になったようや。ワテも久しぶりに天むすを購入。席の販売もハコのfullcapacityまでやるそうだ。歌舞伎座もいよいよbacktonormalcyや。来月からの團十郎の襲名披露に備えていよいよ準備も整ってきたちゅうことか。というわけで、それに備えて、今月の演目は結構地味め。昼は
昨日に続いて7月に見ました大阪道頓堀松竹座七月大歌舞伎の記録を。私が松竹座の夜の部を見に行ったのは、東京の歌舞伎座は全ての部で感染者が見つかり休演になってしまった日の翌日(7月20日)でした。結局歌舞伎座はそのまま7月は再開することができませんでした。日本中でとてつもなく大きい感染の波の始まりでした。そんな中、松竹座では体調不良で休演していた仁左衛門が復帰をされており、芝居は千穐楽まで止めることなく続けることができて幸いでした。夜の部『堀川波の鼓』夫彦九郎が参
※ネタバレあり。本当は六月歌舞伎の第三部は「与話情浮名横櫛」だったのだが、片岡仁左衛門が帯状疱疹を発症したため演目変更となった。現場はすごく大変だったと思うけど、私はめっちゃ見たかったのであわててチケット取ったりして。以前上演された時はチケット取れず歌舞伎シネマで観劇した。今回はコロナのおかげかチケット取れました。元は故杉村春子の当たり役。玉三郎に引き継がれたのは意外だったけど、イマドキ着物着て三味線弾いて芸者の役がこなせる女優なんかいないからな。とにかく舞台で見られるのがうれしい
第三部は、ふるあめりかに袖はぬらさじ前回が歌舞伎座での初演で、平成19年(2007年)12月でした。今回と前回の配役を比べるとお園玉三郎通辞藤吉福之助獅童亀遊河合雪之丞(春猿)七之助旦那駿河屋松之助片岡亀蔵遣り手お咲歌女之丞坂東守若浪人客佐藤吉之丞海老蔵唐人口マリア伊藤みどり福助思誠塾小山田口守三津五郎思誠塾岡田喜多村緑郎橋之助岩亀楼主人鴈治郎勘三郎他にも唐人口遊女に芝のぶ、吉弥、笑也がいたり、イリウスも弥
ヤッホ~!帆足由美です。今月の歌舞伎座はまず第三部を観に行ってきました。六月大歌舞伎第三部『ふるあめりかに袖はぬらさじ』今月の第三部、本来は仁左衛門さんと玉三郎さんによる『与話情浮名横櫛』でしたが、仁左衛門さんがご病気のため休演。急遽『ふるあめりかに袖は濡らさじ』に演目が差し替えになりました。『ふるあめりかに袖はぬらさじ』は小説家・有吉佐和子が自身の短編小説「亀遊の死」を戯曲に再構築したもの。
犬丸治氏による。半分以上、「信康」に割かれている。書いてあること、そうそう、と、共感。「若者の純粋さ清新」という見出しに言い尽くされている。第一部の「車引」や「勢獅子」について若手が力をつけてきたと書かれているのも、これからの歌舞伎を明るくしてくれるようにおもった。第三部福之助が頑張っているようで何よりだ。玉三郎のまえでは、必死にならざるを得ないだろうけれど。新派は、最近ご無沙汰だった。新派ならではの歌行燈、京舞などが上演されるなら行きたいなあ。
伝統的歌舞伎というよりは、科白劇の面白さを感じさせる。染五郎の清冽白鸚の苦悩若者と老獪な父しかし、互いに思い合っているのがよくわかる。21歳で自刃する信康の潔さは、染五郎の若さと重なるものがある。舞台には登場しない信長の光と影。信康は、岳父信長に憧れるが、信長は、信康を我が子を脅かす存在というふうに認識している。これは、家康の自分は信康がかわいいし、信長は信忠がかわいいということばから推測できる。幕開きの明るさから一転して暗雲が立ち込めるという展開が巧み。信康につかえる
御影浜浜辺の場雁治郎の弥陀六は、白髪のせいか、ますます藤十郎にそっくりだなぁと思いながら拝見。弥陀六が石塔の建立を頼まれたという若者は、弥陀六は「ほれここに」と言うけれど、皆には姿が見えない。でもその一方で、託された青葉の笛を持っていたりして、飄々としながら、ミステリアスな石屋おやじ、鴈治郎はん、いい感じでした。そしていつになく地味なんだけれど豪華な百姓たちも素晴らしい。(笑)そこへやって来る、児太郎の藤の方。後白河天皇のご落胤の敦盛をもうけ、平経盛と結婚するも、夫は八島の戦いで戦死。息子の
今朝の横浜の空、ムクムクと湧き上がる雲の上方に青空が顔を見せています。昨日とは一転晴れの1日になりそうです。さて昨日の月曜日、そぼ降る雨の中、JRで都内に向かいました。目的地は国立劇場、11月歌舞伎公演の鑑賞です。演目は「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」。源平合戦を描いた時代物の傑作と言われます。当代芝翫襲名公演で観た「熊谷陣屋」、今回は序幕で「御影浜浜辺の場」が49年ぶりに復活上演され、「陣屋」の冒頭に藤の方(児太郎)と弥陀六(鴈治郎)の入込みをつけ、人物や筋の相関を明瞭にしています。
芝翫型の熊谷陣屋襲名の時とも違う演出。熊谷陣屋の前に御影浜辺の場がつく。藤の方がどうして熊谷の陣屋に行くのかこれは、御影の百姓の話から敦盛を熊谷が討ち取ったと知るから。また、弥陀六が熊谷の陣屋に囚われている(梶原平次が連れて行った)理由もわかる。児太郎の藤の方は、この場をどう演じてよいかわからないみたいで、棒立ち。身長の高さばかりが目立って、良いところがない。お手本がないからかもしれない。自分で考えること、とても大変だし、荷が重いのだろう。伏線の場ではあるが、亀鶴
昨日は、歌舞伎座と国立劇場の11月公演の前売りだった。芝翫の熊谷は、襲名の時に観たが、芝翫型は、文楽に近く、なかなか面白かった。そこで、今回もチケットを買った。歌舞伎座は、感染対策で、ほぼ一つおきに販売しているが、国立は、全席販売していた。満席になることないから、それで良いのかも。三階席購入。前売りを忘れて、午後になって購入したが、ほぼ、希望の席を取ることができた。6月の鑑賞教室以来。陣屋では、相模が孝太郎。義経が錦之助。弥陀六が鴈治郎。藤子の方児太郎。吉右衛門の復
11月の国立劇場公演が発表になりましたね。児太郎さん、叔父様と国立劇場。藤の方、楽しみです。熊谷、久しぶりに芝翫型が見たいなぁ。令和3年11月歌舞伎公演『一谷嫩軍記』独立行政法人日本芸術文化振興会公式サイト令和3年11月歌舞伎公演『一谷嫩軍記』ページです。www.ntj.jac.go.jp熊谷次郎直実 中村芝翫源義経 中村錦之助梶原平次景高 中村松江経盛室藤の方 中村児太郎堤軍次
今さらですが7月は大阪の松竹座で2年ぶりに七月大歌舞伎の幕が開きました。私が見に行った時は鴈治郎が復帰後の舞台でしたが、当初は濃厚接触者となって12日まで鴈治郎は休演。代わりに昼の部の「伊勢音頭恋寝刀」お鹿役を片岡千壽が、夜の部の「新口村」忠兵衛と孫右衛門を扇雀が、扇雀が演じる予定だった梅川を壱太郎が代役で演じていました。思えば昨年の8月から歌舞伎は再開しましたが、感染者や濃厚接触者、感染疑いの方など避けきれない事態が日々発生しつつも、できる限り芝居を止めずに続けてこられたのは関係
昼と夜の間は2時間ほど。早朝に新幹線に乗ったので昼が終わると疲れはピーク、「引窓」で眠くなっては大変なので、法善寺で「冷し夫婦善哉」を食べてぐるっと一回りして蟹道楽の方へ戻りました。外国の方もいないし人出も少し減り、街の雰囲気はちょっと落ち着いたかしら。竹本座跡にあるビルが、韓国アジア食材やコスメの量販店に変わっていたので、そこを覗き松竹座へ。双蝶々曲輪日記引窓前回、仁左衛門の南方十字兵衛を観たのは平成28年12月の先斗町歌舞練場での顔見世でした。今回は、濡髪長五郎が幸四郎。思わぬことか
2年ぶりの大阪は、御堂筋線に乗ろうとホームに上がった感じが、むーっとする暑さではなくちょっとほっとしました。今年は、関西・歌舞伎を愛する会第29回。昼夜に上方ならではの演目が並びます。伊勢音頭恋寝刃秀太郎の演じるはずであった今田万次郎は孝太郎。貢に会いに来た万太郎と恋仲のお岸が虎之介なんだけど、華やかで細っそりしてて愛嬌もあり、びっくり。いつの間に⁉️こういう時に出会うのも歌舞伎の楽しみ。幸四郎の貢は、今回で2回目。前回の印象があまりないけれど、上方の「ぴんとこな」な感じは佳し。扇雀@万野
あっという間の二時間。密度の濃い公演。白菊、桜姫玉三郎清玄、権助仁左衛門残月歌六長浦吉弥松若千之助入間悪五郎鴈治郎粟津七郎錦之助奴軍助中村福之助仁左衛門の権助に鳥肌がたつ。凄みがある。ぞくぞくする。熊谷もすごかったが、権助も。玉三郎の桜姫は、奇跡の若さ。二人揃うと、錦絵のよう。
今朝の横浜の空、昨晩に引き続いて雨です。どんよりと曇っていますが、雨粒は大きくありません。昨日よりも暖かく4月中旬の気候となるらしいです。花粉が大量に飛び交っていますので今日は外出は自重しようと思っています。昨日は色々と用事がありました。まずは地区センターでの男の料理教室。3月までのシリーズの最終回、パエリアを作りました。結構美味そうですが、コロナ禍でもあり4つに分けて自宅に持ち帰りました。パエリアの昼食後、夜18時半開演の歌舞伎座に向かいましたが、その前に都内のMスポーツセンターに寄りま
NHKの『おちょやん』今朝は鴈治郎はん演じる鶴亀社長が一平に語る「親父を越えたいと思ったら、まず親父の事を知る事やな」千代と一平のこれからに灯りを照らす一言ですが、これは鴈治郎はんの今のお立場にも感じてしまう我々歌舞伎ファン。今月の歌舞伎座第二部は、先日お亡くなりになられた鴈治郎はんのお父様坂田藤十郎を偲ぶ演目。藤十郎演じた伊左衛門を演じるのは長男の鴈治郎夕霧を演じるのは次男の扇雀これは行かねば!
まずは仁左衛門さんの熊谷。名演だと思います。でも、どうせなら文楽で見た方がいいかなと。孝夫ちゃんには世話物や色悪をやってほしいのが本音。弥陀六役の歌六さんが最高でした。半世紀前は、猿之助歌舞伎で苦労されていました。名優になられてほんとうに嬉しい。門之助さんのお父さんも猿之助歌舞伎でご活躍でした。とてもお上手だったのにご子息は…。そして成駒屋さん兄弟の「吃又」。今はこの言い方はいけないのですね。鴈治郎さんの可愛いこと。扇雀さんの甲斐甲斐しいこと。その昔
国立劇場の初春歌舞伎のチケットと歌舞伎座のチケットを買った。国立劇場は、例年通り菊五郎一座の歌舞伎。チラシによると、将門と、源頼光とその四天王の対決らしい。また、いろいろな趣向で楽しませてくれるだろう。歌舞伎座の壽初春大歌舞伎は、三部制。わたしは、坂田藤十郎追善の第二部を購入。吉右衛門の七段目の由良之助は、見納めかもしれないから、しっかりみておきたい。もちろん、鴈治郎、扇雀による伊左衛門、夕霧も楽しみである。先行の販売だから、どちらも、思った通りの席がとれた。売れ行
壽初春歌舞伎の演目がでた。1月から三部制になる。第二部は、先日亡くなった坂田藤十郎を偲ぶ演目。夕霧名残正月仮名手本忠臣蔵七段目もちろん藤屋伊左衛門は鴈治郎夕霧は、扇雀七段目の由良之助は、吉右衛門おかるは、雀右衛門平右衛門は、梅玉第一部は、二本。曽我ものらしい。中止になった浅草歌舞伎へのオマージュ壽浅草柱建(ことほぎてはながたつどうはしらだて)浅草歌舞伎のメンバーで松也、隼人、巳之助、米吉、莟玉、鶴松、種之助、新悟、歌昇悪太郎猿之助、鷹之丞、猿弥第三