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こんばんは#8冊目【誉田哲也】世界でいちばん長い写真【あらすじ】人気者だった親友の洋輔が転校してから、宏伸の毎日が冴えない感じだ。特にやりたいこともなく、クラブ活動の写真部でも、部長からしかられてばかり。そんなある日、祖父の古道具屋で、大砲みたいにごつい不思議なカメラに出合う。世界一長い写真が撮れるカメラって!?その日から、宏伸の日常がきらめき始める。わくわくして胸にジンとくる、青春小説の新たな傑作!誉田哲也さんの小説ついつい読んでみたくなります😍😍😍学校一丸と
函館ちゃんちゃんこ物語28「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「ポニーテールは似合わない」安子貴子(やすこたかこ)は、道場海峡男たち同期の紅一点、同期みんなの憧れのお姫様であり
前回までのあらすじ中2の春、横浜から神戸に引っ越して来た実里(みり)は「漫才部」たるものの創部を決意。マンションの隣人で新入生の隼世(はやせ)、クラスメイトの瀬戸が部員に加わった。3人は創部のための職員会議で「M-1でナイスアマチュア賞」という目標を発表。会議の最後に、隼世と実里のコンビ「みもさと」が漫才を披露した。あまりに消極的な相づちを打つ隼世くんに対する私のツッコミを最後に、その後2分間笑いは思うように起きなかった。「漫才ってむずいなぁ」職員会議を終え、私と隼世く
小嶋陽太郎「火星の話」。男子高校生が主人公の青春小説です。名取佐和子「図書室のはこぶね」に出展されていて読んでみました。無気力で何か変化や刺激が欲しい男子高生と、自分は火星人だと言い続ける女子高生が、お互いの弱さを埋めるように交流していきます。担任の先生や、主人公によく絡んでくるクラスメイトの女の子が、現実的な話しをします。ですが、なかなか現実には戻れず苦しい時間が続きます。厨二病的な要素がたっぷりの青春小説です。「火星の話」が空想なのか現実なのかも、上手く進行していて面白く
函館ちゃんちゃんこ物語27「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「愛しの姫、安子貴子」「海峡くん、これ読んだ?」安子貴子が道場海峡男に一冊の文庫本をもってきた。ちょっと前に
函館ちゃんちゃんこ物語26「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「もしも○○が○○だったら、人生は・・」北海道日本ハムファイターズが北海道に渡る30年くらいも前、道場海峡男は北海
エーリッヒ・ケストナー「飛ぶ教室」山口四郎訳。1930年代の児童書です。小学校の図書室にあり、見てはいましたが初めて読みました。きっかけは、#名取佐和子「図書室のはこぶね」です。作中の重要な小道具だったので、気になり読み始めました。1930年代のヨーロッパの寄宿舎学校が舞台の青春小説です。現在の日本とは、環境や習慣が違うので物語に入り込むのに時間がかかりました。ただ、5人の少年達が、それぞれに精一杯の頑張りで人を思いながら生きる様子はしっかりと読ませてもらいました。い
函館ちゃんちゃんこ物語25「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「きつねは、読売巨人軍を駆逐した」2月29日。閏年の2月も明日で終わり。プロ野球は、各地チームとも春季キャンプが終わ
函館ちゃんちゃんこ物語24「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「開かずのカーテン」道場海峡男は目が覚めた。寝たのは何時だったのだろう。昨夜の函館山の夜景が目に焼き付いて
函館ちゃんちゃんこ物語23「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「我らの函館山頂上にて」函館山登山が始まりまもなく、箱館戦争の戦没者の供養の碑「碧血碑」にたどり着く。「碧血」とは
村上しいこ「青春は燃えるゴミではありません」。高校入試対策の模擬試験に出題された作品です。短歌を歌う「うた部」の女子高生が主人公です。父親の勤めている会社が吸収合併になり、主人公がそれまで描いていた将来像から梯子が外されます。部活の親友達がそれぞれの環境で次のステージへ動き出す中、自分だけが取り残された様になり苦しみのなかを過ごしています。そんなとき、部活の後輩が慰問先の老人ホームで問題を起こし、その解決にも心を痛めていきます。かなり苦しい青春小説です。運動部のような爽快
函館ちゃんちゃんこ物語22「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「涙の函館山登山」地理研究室、毎年の「春の行事」であるお花見大宴会のあと、2年生の道場海峡男を先頭に、地理
寺地はるなさんは、1977年佐賀県唐津市生まれ。会社勤めと主婦業の傍ら35歳から小説を書き始め、2014年に「ビオレタ」がポプラ社小説新人賞を受賞して作家デビューしました。ブロ友さんたちの間で評価が高いので気になっていたのですが、私の守備範囲とはちょっと外れているのでこれまで読まずにいました。同じような位置付けだった作家に藤岡陽子さんがいて、彼女の作品は2年ほど前に初めて読んで気に入り、継続して読み続けています。今回初の寺地作品ですがさて・・・。閉塞的な村から逃げ
次何の本読もうかなと自然と手に取ってしまうジャンルは、音楽小説📕今年は、色んなジャンルの本や読んだことのない作家さんの本に挑戦してみたいので、偏らないようにはしているのですが、やはり多くなる音楽ジャンル最近読んだのは宮下奈都さん何年か前に、宮下奈都さんの本「羊と鋼の森」を読みました。この本も、調律師を目指す青年の物語で面白くて一気に読んだ記憶があります。今回の「よろこびの歌」は歌というものをテーマに若者の友情と葛藤を描いた青春小説。1人1人の心の動きが、とても丁寧
函館ちゃんちゃんこ物語21「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「小さな砂粒が集まって函館が・・・」北の大地北海道の南の端、函館の街。函館山の麓の函館公園は、古くからの小さな遊
豊島ミホ「檸檬のころ」高校入試対策の模擬試験に出題された作品です。田舎の普通の高校生の日常を描いた連作短編集です。裏書に連作短編集という説明が無く、独立した短編かと思いながら読んだら、登場人物がリンクしていき次々に主人公が入れ替わっていました。田舎の普通の高校の、普通の青春の風景が切り取られた切ない作品で、自分の高校時代を思い出しながら読めました。高校の校舎や、遊んだ場所の温度や匂いを思い出しました。部活、恋愛、進学、別れ、就職、友人関係など、よくある内容ですが、描写が綺麗で模
名取佐和子「図書室のはこぶね」。高校の体育祭に絡んだミステリー小説でした。図書室がメイン舞台の、過去の出来事の謎を解く、素敵な青春小説です。主人公は、怪我で体育祭に出られないバレー部の女の子です。友人から図書委員の仕事の代打を頼まれて、初めて図書室に足を踏み入れます。掃除の際に隠れていた本を見つけると、同じ本がもう図書室にはあって・・・。図書室の謎と、ジェンダー問題、障害者福祉、イジメ問題など今の学校、社会の問題がどんどん畳み掛けてきます。主人公達が爽やかさ、若さで乗り越えていく様
King&Prince・高橋海人、チーマーたちとのケンカも!テレ東ドラマ『95』に主演!キンプリの高橋海人が話題になってますね^^チーマーたちとのケンカも!テレ東ドラマ『95』に主演でアクション練習!テレビ東京のドラマ初出演で初主演に決定!それは4月にスタートするテレビ東京開局60周年連続ドラマ『95』1995年の高校生たちの青春群像劇です原作は早見和真の最強青春小説大人の作った社会の仕組みに抗い大切なものを守りながら1995年の渋谷をがむしゃらに駆け抜けた高校生た
中川大志の名前はないけど目撃情報も数件あったということはこれなのかな?勝手に想像……翔太郎が大志くん?19歳役だって…チーマー秋久は、同級生の中でもカリスマ的存在の翔太郎をはじめ、かっこいい仲間たちに囲まれて過ごすことになりますが……どうかな?ほんとかな?😛さらに、高橋演じる秋久をチームに誘い入れる翔太郎やその仲間であるマルコ、レオ、ドヨン、そして秋久の淡い恋の相手でもあるセイラを演じる共演者の情報は近日公開する。月曜夜23:05かぁまあよかった金曜の深夜……『ハコビヤ』
函館ちゃんちゃんこ物語20「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「函館公園no青いシートで待ってます」道場海峡男の地理研究室では毎年、5月中旬にお花見をする。新型コロナ感染
横山秀夫----「出口のない海」人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第二次世界大戦の終戦前に展開されていた。ヒジの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、なぜ、みずから「回天」への搭乗を決意したのか。命の重みとは、青春の哀しみとは・・・。ベストセラー作家が描く戦争青春小説。
前回までのあらすじ中2の春、横浜から神戸に引っ越して来た実里(みり)は「漫才部」たるものの創部を決意。マンションの隣人で新入生の隼世(はやせ)、クラスメイトの瀬戸が部員に加わった。3人は創部のための職員会議で「M-1でナイスアマチュア賞」という目標を発表。会議の最後に、隼世と実里のコンビ「みもさと」が漫才を披露している。割と多めのセリフ量でずっと続いていた隼世くんのターンが終わり、私の出番。「逆に言えば、横浜が開港したおかげで神戸と横浜のライバル関係みたいなのができてる訳だよ
函館ちゃんちゃんこ物語19「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「ラッキーピエロな後輩たち」根拠地だった「雀荘さとう下宿」から出て道場海峡男、山高焚人、深間克明の3人は2
函館ちゃんちゃんこ物語18-2「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「さよなら雀荘さとう下宿」2月の中頃、引っ越しの3人とも新しい大家さんと契約し、住処が決まった。同時に雀
函館ちゃんちゃんこ物語18-1「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「雀荘さとう下宿からの旅立ち1」北の大地の端っこの街、函館にそして、雀荘さとう下宿に偶然に集まった、道場海峡
前回までのあらすじ中2の春、横浜から神戸に引っ越して来た実里(みり)は「漫才部」たるものの創部を決意。マンションの隣人で新入生の隼世(はやせ)、クラスメイトの瀬戸が部員に加わった。3人は創部のための職員会議で「M-1でナイスアマチュア賞」という目標を発表。会議の最後に、隼世と実里のコンビ「みもさと」が漫才を披露している。「でも、もし平安時代に横浜港も開いてたら、今頃どんな感じになってたんだろうね」私は隼世くんに、新しい話題を提示する。さっきあまりウケなかったことを心配して
立ち上がれ、何度でも行成薫評価📘📘📘📘📚※📘×1点・📚×0.5点・5点満点です※※『ストロング・スタイル』として2018年8月に文芸春秋にて発刊され。文庫化により加筆・改題が行われた。プロレスを通じて親密になり、プロレスが原因で疎遠になった二人の男が、成長しプロレスラーとなって再会する青春小説!プロレスを題材とした作品です。「強さ」を求める二人の熱き青春小説!小学校でのいじめを経て成長した二人はプロレスのリングに上がる。小学校の同級生・大河と虎太郎はプロレスを通して仲良くなるが
函館ちゃんちゃんこ物語17「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「似合わないちゃんちゃんこ」ギターの音が聞こえる。ギターというと雀荘さとう下宿では間本久直だ。フォ
函館ちゃんちゃんこ物語16「函館ちゃんちゃんこ物語」毎年届く年賀状。その中には学生時代の懐かしい仲間のものもある。ここ数年多くなったのが、「退職」の知らせだ。いつの間にかみんな年を取った。道場海峡男(どうばうみお)は、ふと、大学の研究室の機関誌「学大地理」を本棚の隅から取り出した。色あせた機関誌だが、一瞬のうちに学生時代の記憶が蘇り、心がときめいた。「コンダクター山高焚人の野望」買い物から帰って来た道場海峡男は、雀荘さとう下宿の玄関を開けた。玄関のす
1月の読書記録、その3です。トラブル旅行社砂漠のフルーツ狩りツアー廣嶋玲子冷蔵庫に入っていた見たこともないジュースを飲んでしまった大悟。それはお母さんが友達からもらった外国土産で、夕食の後、みんなで飲むつもりだったと知る。近所のスーパーなどで同じものを探すも見つからず、大きなフクロウに導かれてトラブル旅行者へ辿り着いた大悟。店にいたフクロウのような容姿の志久尻芥傑斎と契約書を交わし、大悟は砂漠のフルーツ狩りツアーへと旅立ったのだった。廣島