昔の鉄道趣味誌には「撮影地ガイド」なる記事が時々掲載されていた。『鉄道ファン』誌あたりで、蒸機が現役で走っていたSLブームの頃撮影の便宜を図るために始まったのだと思う。蒸機全廃後も時折全国各地の撮影ポイントを紹介していた。「撮影地は他人に教えてもらうものではなく、自分で見つけるものだ」「ガイドどおりに他人と同じ写真を撮ってなんになるのか」と、ガイド記事に批判的な人もいるにはいた。しかし、僕はガイド記事を大いに参考にしていた。もちろん自分で撮影適地を見つけ出したときの喜びは大きいが、右も左もわから