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東京都大田区東雪谷の高級住宅街に、地元の方たちに愛されつづけた大きな、大きな貨車がありました。解体の危機を乗り越えて、大切な貨車(ワフ29603)の大規模な引越しが、いま、はじまります。▼地元の小学生が見学にきたとき、貨車について説明するために使った解説文が窓越しにのぞけます。ほんとうに愛されていたんだなぁ〜前回までの〈引越し物語〉は、仮設の線路をつくり、貨車を道路めいいっぱいまで押し出したまでをお伝えしました。
東京都大田区東雪谷の閑静な住宅街に31年間、地元の方たちに親しまれてきた、大きな貨車。この〈ワフ29500形〉貨車は、1955年から1961年にかけて当時の国鉄(現JR)によって650両が製作されました。荷重5t(自重10,4t)の貨物室とデッキ付きの車掌室を備え、中にはストーブと車両発電機、蓄電池もあるんです。当時の乗務員さんも、きっと、快適に働けたんだろうな。現在、全国で保存されているワフ29500形はたっ
大田区東雪谷、高級住宅街のなかを歩いているとそれは突然あらわれました。大きな大きな、貨車です。閑静な住宅街におよそ似つかわしくないその大きな大きな貨車は、ぼくの興味を猛烈に誘いました。そんなぼくの様子をみて、貨車について教えてくださったのがその家の奥様、清家京子さんです。この貨車(ワフ29603)は、1985年(昭和60年)国鉄がJRに民営化された際、先代の清家清さんが購入されたもので以来31年間、ご家族はもち
東京都大田区東雪谷の住宅街を歩いていると、それは突然あらわれました。大きな大きな貨車です。1985年、国鉄が民営化された際にその家のご主人(当時)が買い取ったものだそうです。その後、読者の方から教えていただいてわかったのですが、貨車は、日本を代表する建築家で、紫綬褒章まで受賞された「清家清さん」のものである、と。▼詳しくはこちらに奥様は、(貨車は)大切なものだけれど次の世代(息子さんたち)に残すのはいろい