ブログ記事3件
高樹沙耶被告でケチがついた「医療用大麻」解禁はあるのかという記事を読みました。「大麻を用いた緩和ケアに一縷の望みを託しただけで罪に問われるのである」と書いてあります。また「(苦痛から逃れるために)大麻を使う人たちが罪にならない法整備を急ぐべきなのである」ともあります。もちろん海外では医療大麻の研究が為されており、有効性と副作用の評価が進み、有益性が高いことが明らかになれば導入の機運は生じるでしょう。しかし、いつも気になるのは、がんの症状緩和にはほかにも良い薬剤
タイガー・ウッズ選手が逮捕されましたが、インパクトのある写真と、映像が報じられていました。タイガー・ウッズ選手はバイコディンを使用していたとのことです。バイコディン・・・・・・日本ではなじみのない薬剤ですね。度々世間でニュースになる大麻とは異なり、バイコディンはオピオイドです。すなわち、私やがんの患者さんに関係する医師が処方する、モルヒネやオキシコドンといった薬剤と同じ系統の薬剤になります。したがって、副作用も似通っており(というか同じ)、嘔気や
小林麻央さん、顎にがん転移海老蔵さん「日々戦ってる」という記事を読みました。私はアメンバー申請していないのですが、痛みにまつわるものだと読んだ方が記しているのを拝見しました。顎の転移、正確に言えば顎骨転移、これは骨の転移であり、骨の痛みの特徴があります。そもそも、首より上の腫瘍や転移は、痛みだけではなく不快感・異和感を伴うなど、自覚的には大変な症状となりえます。健康人でも、鼻や耳、喉の症状は不快なものでしょう。頭頸部の病変は、自覚症状が強く
先日診療実績の一端をお示ししましたが、現在の病院に勤務してからも、生命に関わる状態の方を最低2000人は拝見していることになります(拝見している方のすべてが高度進行がんの方であるわけではないため、診療者総数からは少し減じたのが実際となります)。それまでのキャリアでも、お看取りをした患者さんは1000人を超えていましたから、重いがんの患者さんは最低でも3000人以上拝見しています。どのような方が印象に残っていますか、と尋ねられることがあります。確かに、長期間、あるいは
実際に医療用麻薬を使用された方から貴重な体験談を頂戴しました。ありがとうございます。(以下メッセージです)いつも更新を楽しみに。そして勉強させて頂いています。私は血液がんなので、固形がんの患者さんとは抗がん剤の使用目的にも違う部分が有るのですが。昨日も、同じ患者仲間との交流会が有り、参加者のタイプは違いますが乳がんと闘う芸能人の方々のブログのフォロワーしている人は、「更新が有るとホッ」とし、「更新が止まると心配になる」という意見が出ました。私自身は、以前も先生にメッセージ
小林麻央痛み止めテープを増やす「自分だけの性格の癌と闘わなければ」という記事を読みました。これから記すことは、小林さんの事例からは離れて、一般的なこととしてお読み頂ければ幸いです。この記事はYahoo!に転載されているのですが、コメントのうちの一番上に出て来ているのが「実際、痛み止めを強いものにすればするほど、寝てしまう。それでどんどん起きている時間がなくなり、最後は昏睡状態になってそのまま・・・ってことが多いかと。ウチは、最