2884年2月、遅々として進まないX-PKA計画に業を煮やしたシュトラール国防軍軍令部は、戦時兵器開発局に対し、敵AFSに対する、本来の対抗兵器であるPKAが完成、部隊配備されるまでの繋ぎとして何らかの対策を講ずることを命じた。敵AFSに対する決定的な対抗兵器を持たないシュトラール軍は、各所で敵AFS部隊による猛攻を受け、敗退を続けていた。事態は急を要するのだ。シュトラール国防軍戦時兵器開発局は、軍令部からの緊急命令に対する解答として、新型の装甲輸送車輌として就役したばかりの、大型装甲ホバートラ