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刺激量を減らしたい患者さんには、脊際の刺鍼を省いています。背腰部に熱を入れて、すぐに円皮鍼を入れます。入江先生は皮内鍼・円皮鍼にもSとNに分けるため、下敷として紙を貼っていました。そして三日後それらを取るように話されていました。私のところでは、基本的に週一回か二週に一回のペースの方が多く、月一回の方もいます。したがって、三日後に皮内鍼・円皮鍼を取ることはできません。さらに、SとNに分けたままの刺激が長い間続いて良いのかという疑問もありました。それ故、円皮鍼には下敷の紙を使わずそのまま貼りま
人は全員同じではありません。体質があります。東洋医学では体質を重視します!痩せている人、ふくよかな人専門用語で痩せている人は「虚」ふくよかな人は「実」合わせて虚実と言います!虚の状態を「虚証」実の状態を「実証」と言います。基本的に虚証の治療は弱めマッサージ、多めのお灸、弱い鍼実証の治療は強めのマッサージ、少なめのお灸、強い鍼となります。お灸は補うもの『補」鍼は緩める
明日よりArisaMitsui個展【補瀉】スタートです会期11月20日(土)〜27日(土)休廊無し時間13:00-18:00場所静岡市葵区研屋町25金座ボタニカ3Fアートスペース全日、在廊いたします。今年は述べ12時間の設営でした。昨年より時間が短く済みましたが大きな作品があってその設営に大変苦戦しすでに疲労困憊ですぜひご高覧いただけましたら幸いです✨宜しくお願い致します《12月3日まで個展休業頂いております
まいにち易経六十四卦編㊶山沢損(さんたくそん)です。「損して徳取れ」損とは、何かを失うことです。悪い意味ばかり想像しがちですが、易経ではネガティブな意味ばかりではありません。今風に言えば「減らす」こともあらわします。例えば病気の症状が減ることも「損」です。今回はそんなお話。ダイエットなんかも「損」ですね・・・。その構造から見ていきましょう。上→山艮☶下→沢兌☱上は止まる、止める、高く積もる山のシンボルが、下は流れる水、口をあける、沢のシンボルが来ています。山と沢で「損」
漢方薬において、投与原則は補瀉が基本になります。投与原則は、外乱因子または内的因子によって生じた身体のひずみ(アンバランス)を元にもどすことにつきます。不足は補(補う)になります。あり余れば取り去る瀉(取り去る)になります。問診、望診によって判断します。同じ効能(例えば風邪薬など)の漢方薬であっても補瀉よって変わってきます。
研修中は毎日、午前中は病院見学、午後からは上海中医薬大学での講習を受講しました。1日目の講習は「推拿(すいな)」最近は日本でも「推拿」の看板を掲げた施術所があるので、ご存知の方も多いことでしょう。日本でいう“按摩マッサージ指圧“に該当すると考えていただいていいと思います。日本での「按摩」は、もともとは中国から伝来し日本で独自に発展しました。「マッサージ」は明治期にフランスから輸入されました。「指圧」は大正期に古武術の活法、アメリカの整体術を融合して日本で独自に誕生しました。(こ
オフの月曜はセルフメンテナンスに鍼灸院へドクターが行く病院ならぬ鍼灸師が行く鍼灸院。なんか、効果ありそうじゃない?笑ワタクシ、もともとマッサージにしても鍼にしても刺激が強いのが大好き!!学校に通ってるときも新しいテクニックを教えてもらう時のモデル役にはすかさず「はい!!」と手を上げて真っ先に自分の体で試してもらっていました。笑そこそこに筋肉もあったので否応なしにモデル役になることが多かったのですが〜。特にどこかに不調があるというわけではないんですが、普段自分では
前々記事と前記事で季節によっても体の状態によっても黄土漢方よもぎ蒸しのときの温度を調整したほうが良いというお話しをしました。前回は必要な水分が不足している方の場合。そして今回は必要な『気』(エネルギー)が不足している方の場合、です。こういう方は見るからに小柄で華奢だったり声が小さかったり顔色が悪かったりご自身でも、疲れやすいことや体力のないことを自覚されていたり何より、冷え性ですとおっしゃったり
九星気学鑑定士の渡邊基和です。→自己紹介はコチラよろしければ→本日もご訪問ありがとう御座います。初めてご訪問の方もありがとう御座います。突然ですが、『補瀉(ほしゃ)』ってご存知ですか?漢方の世界では「2つのバランスが良いと元気、バランスが悪いと病気」と捉えています。身体だけでなく、心も同じだと思います。インターネットをはじめとする情報を入れるのは悪いことではありません。ただ、入れすぎな感じがします。余計なことまで入って、かえって病んでる(^_^;)。ストレスも同じ。溜め込
黄土よもぎ蒸し、黄土漢方蒸しと聞くと皆様、どんなイメージが浮かびますか?汗を出してデトックス?確かに、使用後の壺の中にもデトックスできた証拠が見えます!温まって血流もよくなって流れもよくなって要らないものを出して。そんなイメージですよね?これ、中医学的に言うと、『瀉する』ということになります。体の中の不要なものを追い出す、ということ。でも、ちょっと待ってください。中医学(東
東洋医学では、補法と瀉法という考え方がありまして、かんたんに言うと補法は足りないものを補い、瀉法は余分にあるものを取り除くことですね。鍼灸でも、もちろん補瀉を考えて施術します。それで、何を補ったり除いたりするかと言うと、気(真気・邪気)・血・水(津液)ざっくりこんなやつです。気というのは基本、目には見えないもので、(見える人もいるようですが)からだの中に入ったのか出たのか見た目には全くわからないですよね。それでも、施術で患者さんの邪気を抜いたり真気を巡らしたりしてるんです。チョット胡散
お元氣さまです!観じる整体タニーです!!エネルギー療法2限目です。大分県から内尾先生が来られとても楽しい、趣深い講義でしたね!何と言って親父ギャク連発半数以上を占める女性の心を一気に掴んでいましたね〜〜先生がまず語ったのは学ぶこと学ぶとは真似(マネ)ぶで真似ることである。そう、トコトン真似てくださいでした。私のテクニックも誰かのテクニックを真似ているから・・・なるほどですよね!真似ばしていただきます。そして患者さんも術者も楽しくなくっちゃです。なので
お元氣さまです!観じる整体タニーです‼︎石川県白山市松浦接骨院でエネルギー療法セミナーが開催され参加させてもらった。1時限目は広島の櫻井先生お香を使い身体の諸症状を改善させて行く、とても面白い療法を紹介された。筋肉検査やキネシオロジー、Oリングを用いて3種類を選びお香を焚いてお香の置く位置にも探しながらの施術で櫻井先生は感覚で探していた❗️そして素早く改善させていった。とても興味深い。
~鍼灸国試対策動画~空いてる時間に一点UPを狙おう!!〔※国試合格後の笑顔〕みなさんこんにちは、鍼灸師の佐伯です。「はり・きゅう師」国家資格の取得のために、鍼灸学生のみなさんが本気を出すのは8~10月ぐらいからかなーと思いますが、、、年々試験が難しくなってきているみたいなので、今のうちに少しずつ勉強しときましょう♪本日は鍼治療や灸治療における「補瀉法」についてです!お疲れさま!!目指せ1日1点UP!!ちなみに私の目標は150コンテ
毎年、春は肌荒れしがちだった私。春一番が吹く頃から、気温がグッと上がる4月までの間、何度となくザラザラほっぺになっていました。それが今年はまったく大丈夫!素晴らしい化粧品と出会った・・・という訳ではないのです。朝の洗顔の時、せっけんを使うのをやめてみました。もしかして皮脂を取りすぎて、肌バリアが弱っているのかと思って。朝の洗顔はお湯だけに。どうしてもヌルつきが気になるときは、Tゾーンだけ泡洗顔。これが今の私にピッタリだったみたいです!40代後半ともなれば、皮脂の分泌量がそもそも
先週の土曜日の急患さんの話(気を付けろ!①)のつづきです。歯医者や病院では痛み止めしか処方してもらえず、なかなか治まらなかった歯の痛みの原因は、結局はカチカチになりすぎて炎症を起こしていた咬筋でした。昨日、その方から電話があり先週の治療で痛みが治まってからは再発していないとのこと。しかし、日頃の歯ぎしりでまた硬くなって痛みがでるのが心配なのでしばらく治療を受けたいとのことでした。蓄積したコリがベースにある炎症は痛み止めでなかなか鎮静化してくれません。薬の効果がきれ
患部に、深い針をするとか、カチカチの筋肉を緩めるとかいうと、西洋医学的な刺激針のように思う方もあるかもしれません。脈を診て、手足に浅い針をして、全体の血流をよくすること(本治法)だけが、気の調整の針ではありません。患部のガチガチに固まったところは、水も血も流れないようなところです。そこには気の停滞が当然あるはずです。この停滞した気を流すのには、やはり気の調整をする力が必要です。KACS式深瀉浅補は、この患部に停滞している気を、一気に動かすことにより、
針は何に刺して、何をしているのでしょうか。患部に深く刺す針は、東洋医学でいう「虚実」の実の反応に刺しています。西洋医学でいうと、固くなった筋肉に刺します。痛みや痺れがある、或いはだるいや冷たいところは、生肉から水分と血液が抜けた干し肉のような状態になっています。中心に向かって、乾燥が進んだような状態で、真っ芯は、ほとんど水分が抜けてカチンカチンになっています。私は、この実の反応を梅の果実のようなイメージでとらえています。梅の果実
おはようございます。ひより堂の冨田です。本日は祝日ですが、午前のみ開院です。鍼灸には補瀉(ほしゃ)という概念があります。正気が少なかったり、邪気が多い時にそれぞれを補正する技術です。何となくイメージして貰えれば結構です。その際に使う技術や手技には様々あるのですが、鍼に関して言うと、より細い鍼は補法に使いやすく、太い鍼は瀉法に使いやすい傾向があります。当院では主に使う鍼が1寸3分の1番(0.16mm)という鍼ですので、補法に重きを置いています。邪気が余っている方は多いの