ブログ記事1,061件
江國香織さん「雪だるまの雪子ちゃん」雪だるまの雪子ちゃん[江國香織]楽天市場1,650円楽天市場で詳細を見るAmazon(アマゾン)で詳細を見る山本容子さんの美しい装丁のこの本は、江國香織さんの長編童話です。主人公はタイトル通り、雪だるまの雪子ちゃん。野生の雪だるまです。野生?って思いますよね?野生なんです。笑雪子ちゃん、とっても可愛いんです。物語もそうですし、山本容子さんの絵も愛らしい。みなさんは本を買って、表紙カバーを外して中を見ますか?私は必ず見
先日『ビジュアル&デザインで愉しむ京極夏彦の世界』(京極夏彦)を読んだ。久々に、大好きな京極さんの世界に触れられる!タイトルからわかるように、ビジュアルとデザインに焦点を当てた一冊。今までの京極さんの本の表紙が数多く載せられ、その解説もついている。最初に「装幀・装画の世界」ということで、様々なシリーズの表紙が並ぶ。なぜその装丁になったのかというような、ちょっとした裏話的なお話もあって楽しい。漫画家の小畑健さんがイラストを担当されているものがあったなんて、知らなか
もうすぐ紙の本を出版します❗️先日、試し刷りが届きました❣️🥰✨・思ったより分厚い!・感無量😭✨そして⭐️表紙デザイン・装丁、写真、本文&作業⇒全部自分でやりました‼️(自分をほめてあげたい…❣️)「形になる」って、こんなにうれしいのかと❗️🥰興味ある方は、買ってみて下さいませ〜🥰⭐️(続報出します)1年越しにはなりますが、この本です❣️(激変期🦋の日記本✨)
静岡市美術館を訪ねて杉浦非水の展覧会を見たわけですけれど、ちょうどその折には同館所蔵コレクションから特集展示ということで竹久夢二展も開催(会期は2022年12月4日で終了)されていたものですから、当然にしてこちらも覗いてみることにいたしました。入場無料で、写真撮影も可でありましたよ。憂愁をおびた女性像や和洋折衷の大胆なデザインで知られる竹久夢二(1884-1934)は、明治末期から昭和初期にかけて活躍した画家です。本の装丁や楽譜の表紙絵を手がけるのはもちろんのこと、便箋や封筒、和装小物など
チケットは頂いています。先日の新聞も頂きました。「展」。「工」印4つで重しを掛けることを示します。「展」は「尸:しり」+「衣」+「工」×4で、身体を重しにして尻の下に敷き、物を平らに伸ばすことを表します。のべる・押しのばす・隠れた才能を広げて見せる・ひらく・並べたものを隅から隅までよく見る等の意。自宅での昼食の後家事もすませ、家を出たのはおやつの後で。そして会場に着いたのは16時半ぐらいだったかしら、
はや師走ですね。さて、お知らせです。ILLUSTRATORS’JAPANBOOK:活躍する日本のイラストレーター年鑑(2023)|株式会社シュガー|本|通販|Amazon裏表紙にイラストを提供しています。6Pに私の個人ページへのQRコードが記載されていますので、ご覧になってください。下部のイラストをアレンジしています。まだコロナに振り回される生活が続いていますが、来年はコロナなんかに負けない社会になっているといいですね。口角を上げて、嘘でも笑顔でいれば、福がや
先に2022年の演奏会聴き納めでトッパンホールに出かけた折、またまた印刷博物館併設の(無料施設である)P&Pギャラリーを覗いたのでありまして。何せ、ホールの同じ建物内どころか、すぐお隣だものですし。先月に立ち寄ったときの展示(「現代日本のパッケージ2022」)はすでに会期終了となって、現在は「世界のブックデザイン2021-22」展に移り変わっておりましたのでね。展示の中心は「世界で最も美しい本2022コンクール」の受賞作品と、その予選ともいうべき各国開催分の受賞作多数でして、世界コ
手軽に持ち運べる文庫本にオリジナルのカバーを作ってみましょう。文庫本のサイズは、A6判(105×148mm)で、それより一回り大きい単行本はB6判(128×182mm)や四六判(128×188mm)となります。一方、A4判の印刷用紙は210×297mmです。本のカバーとするために必要な面積には、本のサイズ(表・裏)と背表紙の幅(つまり本の厚さ)、そして折り返すための余白が必要になります。(下図)理屈では、B6判の単行本でもA4判用紙を使ってカバーを作れそうですが、折り返しの
じつは、2022年に入ってすぐくらいからご相談をいただき、水面下で著者さんと出版社さんと一緒に温め育ててきた絵本がありまして、今週、念願の発売を迎えることができました!その名も『アヒルちゃんの夢』著者は、福島市長の高島宗一郎さんです。エッセンシャル出版社から発行されました。わたしは、ありがたいことに(というか、たいへん僭越ながら)、この絵本の企画段階からいろいろとご相談いただき、作画アドバイスから手書き文字含め、全アートワークにおいてご協力させていただきました……!(手書
世の中の生きづらさ、不安や悩みなど、人間として常に付きまとうものも背負いながらも、本への傾倒は相変わらず燻ぶり続けている。さて、読書もそこそこに頂いた賞与の内の約一万円をすべて本に充てがわせてもらったので、備忘も兼ねて、少しずつ綴っておきたいと思う。まず最初に到着したのが、「チャンドラー傑作集」である。「チャンドラー傑作集」といえば、長編作品の清水俊二と異なる訳者の稲葉明雄で、カバーは3Dのような人の顔を模したものが主流であるが、こちらは初期の異装カバーで、シンプルながら存在感ある
おはようございます。#静岡県吉田町の#理容白石店主。#朝型理容師の白石俊之です。プラごみ出ししながら自販機のホットコーヒーを。冷え込みで吐く息も白いです。登校する近所の中学生が会釈。マスクを手に登校してゆきます。明日から通常営業します。『実家の解体に向けた取り組み。』おはようございます。#静岡県吉田町の#理容白石店主。#朝型理容師の白石俊之です。一気に冬らしくなりました。今朝はニット帽を被って過ごしています。使…ameblo.jp日曜定休日の昨日は実家を
『深夜特急』という本を出そうとしていた(中略)その直前に他社から同じポスターを表紙に用いた本が出てしまった。装丁家の平野甲賀さんはその本を見て、いとも簡単に言った。「問題ないよ」そして、まさにそれとは別種の見事としか言いようのない装丁に仕上げてくれたのだ。(沢木耕太郎「エッセイ」「波11月号」新潮社)
アントワーヌ・ド・サンテグジュペリといえば、以前綴ったことのある「夜間飛行」が今唯一通読したものであるが、その当時いたく感銘を受けたことから、作者の名作中の名作「星の王子さま」を揃えてみようと思った。『「夜間飛行」のリヴィエールのような上司は理想的か?必要か?はたまた…』今を去ること二年前の十月中旬、私は「星の王子さま」で有名な、アントワーヌ・ド・サンテグジュペリの小説「夜間飛行」を読んでいた。きっかけは読書会の課題作とし…ameblo.jpあまりにも有名な作品であるゆえに、あまり
ブックオフの30周年を記念して、夏葉社から2020年に刊行。ブックオフを愛する(その形は様々だが)9名による本。夏葉社の本で何か読もうと探して、見つけた。9名の中に武田砂鉄がいて、文章を一度ちゃんと読みたい、と思ったのもきっかけだった。「こういう感じなんだ」とわかったし、単著を今度読もうと思った。本全体は、とても読みやすい。「ブックオフ」という共通項があって、場所だから、どの人の文章も弾んでいる。中には「ブックオフ」と名前を一切出さずに綴る人もいて、それ
これまでダラダラと、私と本についてのよもやま回想を続けてきていると、とうとう100回目まで来てしまったようだ。それもあって、もう少しだけ先に温めておきたかったのであるが、今回は江戸川乱歩の名作「黒蜥蜴」が私の手許に来るまでの、どうでもいいような回想を綴っておきたいと思う。まずこの黒基調の装幀デザインと金釘文字は、古いながらも、どこからでも見映えがするものである。例によって、ネットサーフィンで出くわしたこの装幀を探しに探してたどり着いたのは、いつもの「日本の古本屋」であった。インタ
津村記久子の短編集。2020年に新潮社から刊行。「文藝」「小説トリッパー」「yomyom」「三田文学」など、様々な場所で発表した作品を集めている。全部で9つの話が入っているが、短い話は10ページもないので、すーっとすぐに読める。津村の作品は昔から、常に低温な状態だが、短編でもそれはすごく感じる。どの話も面白かったが、タイトルにもなっている「サキの忘れ物」は、短編ながら時間の流れがしっかりとしていて、登場人物の心情も深く描かれている。ラストが、「そうなんだ」と思
いつかの日、私はよく行く古本屋さんにいた。例によって、何か目ぼしい古本はないものかと小説コーナーを一巡していたところ、見慣れていた近代日本文学の棚に、いつもと違う様相の背表紙がみえる。その異彩を放つ背表紙には朱文字で「煙草と悪魔芥川龍之介著」とある。しかも奥付の発行年代は大正時代の初版で、古本屋さんの値札はたった100円。(後にレプリカというのが分かるのだが)しかも驚くことに、それぞれの頁が繋がって開かないのである。(アンカット装のまま手を付けられてないものだった。)以前綴っ
コロナ禍ですっかり参加を見合わせ中の読書会の、いつかの課題本がサガンの「悲しみよこんにちは」であった。例によって、本に対しては一際変質性をはたらかせる私という者は、参加出来ないながらも独自性を持たせようと、この作品の装幀の吟味を始めたところ、ようやく見つけたのが水色基調の新潮文庫版カバーであった。しかしながら懸命の捜索の末、新潮文庫版に更に古いカバーがあることが、とある古本屋さんの数年前の紹介ツイートにて判明した。もう数年経っているから駄目だろうと、その古本屋さんに問い合わせてみる
綿矢りさの日記本。2021年に新潮社から刊行。雑誌「新潮」で、2020年6月号から隔月連載していた。連載していたのを読んで、「単行本になったらまとめて読もう」と思っていた。2020年の1年間、毎日ではないが、日々のことを綴っている。1月は、家族でスキー旅行に行った。日本ではコロナはまだ来ていないが、中国語を少し勉強していた綿矢は、ブログで中国の一部地域閉鎖を知る。2月、出かけたり人と会ったりしているが、マスクの着用がだんだんと普通になる。3月以降は
寺地はるなの作品。2020年に集英社から刊行。書評で紹介があり、初めて読んだ。主人公は、高校生になったばかりの男の子。刺繍が好きで、手芸部に入ろうかと思っている。彼には少し年の離れた姉がいて、学習塾に勤務している。もうすぐ結婚する。2人の母は、役所に勤めている。夫とは、子どもが幼い時に別れた。そんな彼らを、子どもたちの祖母(母の母)が見守る。6つの章から成り立ち、1つ1つの話はそれぞれの登場人物目線で書かれる。読んでいくうちに、「
2018年のSF古本小説収集の黎明期に揃え、棚の中で今や遅しと順番待ちとなっている、ハリィ・ハリスンのSF小説の文庫本カバーを並べてみたいと思う。こちらはハリスンのデビュー作「死の世界」である。そもそもこの独特なカバー画がずっと気になっていて3冊組を古本購入したものであるくださいただ、届いたものの古本臭が著しく、敢なく新聞紙巻き脱臭対策の第一号となった本でもある。今では匂いも古本らしさを取り戻し、棚でスタンバイの状態である。続いてはハヤカワ文庫より「テクニカラー・タイムマシン」。
時代小説を読んだので、気分をかえて現代のものを読もうと思ったのである。垣根さんという読み慣れた作家さんの本の次は、まだ読んだことのない作家さんのものにしようと考えたのである。本屋にフラフラ行ってウィンドウショッピングのつもりが、何となく買った本だったのである。装丁の「ひと」というシンプルなタイトルが目について、手にとり背表紙の要約を読んで買ったのである。「本を選ぶのが苦手」と母が言っていたのである。無数にある本の中から、数多く並ぶ本棚から「読みたい本を探す」と想像すると大変かと
本の中身だけでなく、意匠のほうも愛でる。そんな読書の楽しみ方もあります。京極先生の本を中身ではなく、意匠面からひもとくと云う面白い切り口。小説はもちろんコミカライズや絵本、さらに盟友・多田克己著『百鬼解読』や鬼才・平山夢明氏との『バッカみたい、読んでランナイ!』など、四半世紀以上にわたって上梓されてきた京極関連の書籍が一堂に会しており、そのさまたるやまさに壮観。表紙や題字に、思いも寄らない意図や仕掛けがあることが分かります。世に小説家は星の数ほどいるでしょうけれど、あれほど趣向の凝った本が
久しぶりに晴れました!おかげでちょっと元気が出ました。毎日ビショビショ雨が降るか曇っているかで、不元気に拍車がかかって、もうあかん・・・。おしまいだー、な気分でした。少し元気になった証し気持ちに余裕がないと料理する気も起きずに、ご飯は炊いても味噌汁までは力及ばずインスタントで誤魔化したりで、やっと味噌汁を作る気力が復活しました。どれだけ怠け者なのだか。具は、里芋、かぼちゃ、ごぼう、油揚げ。かぼちゃは煮崩れて汁に甘みが溶け出すくらいが好みです。
装丁がとってもカワイイ本です。ページの手触りもいい✨内容はほっこりしますキス・イン・ザ・ダークってカクテルの名前だったのね〜🍸江國香織さんのイメージはカールしたロングヘアに煙草を燻らす美人。
最近図書館へ定期的に行ってます娘の児童書の置いてある階と私が利用する階が違うため昔は自分の本をゆっくり探せなかったのですが今は別行動も出来るので私もゆっくり本を探すことも出来るようになってとても嬉しいです図書館の本には帯とかついてないのでどんな内容かはタイトルと装丁で想像するという楽しみもありますね本棚に並ぶタイトルを眺め気になった本を手に取るその時間が最近のお楽しみでもありますと言ってもここ数年読みたいと思っても読んでいなかった本がたくさんあるので今はそれら
カナコと別れた貴子は、そのまま徒歩で新宿東口方面へ向かった。夕方の5時を少し過ぎていたが、まだ陽は完全におちてはいない。残暑がとても厳しかった。そういえば今はお盆の時季か。貴子はお墓参りに行っていないことを悔やんだ。忘れていたわけではないが、今は自分のことに時間を使いたかった。なんとも薄情で恩知らずなんだ。と、貴子は自分を侮辱した。自分の先祖や大好きなおばあちゃんが眠る墓石に心の中で合掌をして、許しを乞うた。三十路手前のいい歳をした孫娘をおばあちゃんはどう思っているだろうか?貴子は空を見上げて
ちょっと前に買い、そのまま眠っていた伊藤潤二さんの漫画本を読み終えたゾンビ。ゾンビにも“読書の秋”きたるで、ちょい古い漫画集めた傑作選の方が、通常の装丁で統一されてるが、最近の漫画を集めた方が、それぞれ装丁が違っていておもしろい。まずは、『ミミの怪談』は、光沢のあるつやつやの紙の印刷(普通かな)。右の、『幻怪地帯』は、紙が絹目で、手触りが良い。左の、『センサー』は、地が光沢梨の紙質で、女性の部分だけ光沢印刷でつるつるしてて、しかも部分的にエンボスで凹凸が少しある。