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『出来ごころ』1933年日本映画100分監督:小津安二郎原作:ジェームス・槇[小津安二郎]脚色:池田忠雄撮影:杉本正二郎美術監督:脇田世根一編集:石川和雄監督補助:清輔彰、原研吉撮影補助:長岡博之、星井秀雄舞台装置:大谷弥吉舞台装飾:星野武衣裳:斉藤紅結髪:芳賀治江撮影事務:高山傅配光:中島利光現像:納所歳巳、阿部鉉太郎タイトル:藤岡秀三郎タイトル撮影:日向清光出演:坂本武(木村喜八)伏見信子(春江)大日方伝(次郎)飯田蝶子(おとめ)突貫小僧[青
君と別れて★★★1933年(昭和8)4月1日公開/60分/モノクロ・スタンダード・サイレント/松竹蒲田原作・脚本成瀬巳喜男監督成瀬巳喜男撮影猪飼助太郎舞台設計浜田辰雄配光野口省三出演-吉川満子、磯野秋雄、水久保澄子、河村黎吉、飯田蝶子、突貫小僧、日守新一、江川宇礼雄1933年のキネマ旬報第四位となった成瀬巳喜男監督作品。1931年の「腰弁頑張れ」以降、成瀬は9本の無声映画を撮っている。この作品もサイレント。白髪が目立ちだす中年の芸者と、グレ初めの息
映画監督の小津安二郎が1929年に制作した無声の喜劇映画「突貫小僧」の新たなフィルムが見つかり、国立映画アーカイブが5月13日までに真作と鑑定した。失われた38分のオリジナル版や映画アーカイブが所蔵する9ミリフィルムの14分版に対して、20分39秒の16ミリフィルム版だ。長野県立大学の築山秀夫教授は新たなフィルムをネットオークションで落札し、映像を確認。特別展「生誕120年没後60年小津安二郎展」を開催している神奈川近代文学館で5月13日に「和製喧嘩友達」と一緒に上映会を開いた。松竹で
『風の中の子供』1937年日本映画86分脚色・監督:清水宏原作:坪田譲治東京大阪朝日新聞所載脚色:斎藤良輔[クレジットなし]撮影:斎藤正夫録音:土橋武夫、森武憲監督助手:牛田宏、本郷武雄、根岸浜男、西川信夫撮影助手:斎藤毅、森田俊保、渡辺金太郎記録:岡田敬造撮影事務:田尻丈夫現像:佐々木太郎セット:江坂実、岩井三郎小道具:井上恒太郎、守谷節太郎配光:鈴木武雄衣裳:柴田鉄蔵結髪:遠藤末子タイトル:藤岡秀三郎タイトル撮影:廣木正幹音楽:伊藤宣二
小津安二郎映画でよく使われた子役本作では引っ越しの家族の次男役
どうも。ロシアが勝利宣言しても、この戦争は終わりません。大日本帝国が中華民国の首都南京を陥落しても、日中戦争は続きましたから。ロシアに大日本帝国並みの悲惨な末路を辿らせなければ、世界に平和は訪れないのです。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『突貫小僧』です。間抜けな人さらいが暴れん坊の小僧をさらって、その子を親分の家に連れていくが、子どものわがままに困り果て、結局元のところに戻す(松竹・映画作品データベースより引用)。1929年公開作品。監督は小津安二郎で、出演は斎藤達雄
「淑女は何を忘れたか(1937」監督:小津安二郎脚本:伏見晃小津安二郎(ジェームス槙)71分。軽快でテンポ良い、ある家族を中心に巡るロマンティックコメディーというところ。戦前の「モダンな香り漂う東京山の手の裕福な家庭環境」の画も、目にも楽しいわね。小津のセンス、Nice!!!なかなかのヒット★3~4
前のブログで書いた「散り行く花(米1919」と、サイレント映画繋がりで思い出した本作「大人の見る繪本生れてはみたけれど(1932」28歳の小津安二郎作品。ちなみに本作は「キネマ旬報ベスト・テン第9回1932年日本映画部門第一位」なのね。監督:小津安二郎原案:ジェームス槙(小津安二郎ペンネイム)キャスト●父親:斎藤達夫(初期の小津作品によく出てきますよね)●母親:吉川満子●長男:菅原秀夫●次男:突貫小僧(青木富雄改め)嗚呼、無声
3月1日、大相撲元関脇・麒麟児(きりんじ)の垂沢和春さんがご逝去されました麒麟児と言えば強烈な突っ張りを武器に土俵を沸かせ、なかでも「突貫小僧」の異名を持つ元関脇・富士桜の中沢栄男さんとの名勝負を繰り広げました昭和50年五月場所、天覧相撲となったこの日の一番は、両者108発の突っ張り合いとなりましたhttps://youtu.be/4wtnEtL54ck麒麟児vs富士櫻(昭和50年五月場所)youtu.be子供の頃の写真、見せて!▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGET
昭和7年の日本のサイレント映画が、こんなに面白いとは思わなかった。サイレントもサイレント、音楽の一曲もない。一時間半の無音の世界は、始めのうちやや面食らったが、途中からは寧ろ心地よかった。考えてみれば、(以前もチラと書いた覚えがあるが)この時代の映画を観る場合、ノイズまみれの聞こえづらい台詞を、どうやって聞き取るかに腐心することが多い。この映画はそういうストレスが全くなかった。まあ、それはこの映画の美点としては二次的なことなんだが。では一次的な美点は何かと言えば、それは笑
今日は相撲の話なんですけど、聞いてください。初場所千秋楽で前頭筆頭の「大栄翔」関が見事13勝2敗で平幕優勝!とにかく、見ていて「気持ちがいい取り組み」っていうんでしょうか、胸のすく感じ、とにかく素晴らしい相撲で上位力士をすべて負かしての初優勝。隆の勝との対戦は凄かった。こんな取り組み、しばらく見なかったって感じの凄さ。相手の隆の勝関も力のある力士なのに、立ち合いで吹っ飛ぶとかwwwひと昔、ふた昔くらい前に「富士櫻」っていう力士がいてこの人も突っ張りが凄くて「突貫小僧」
16.「淑女は何を忘れたか」(1937)現存小津作品16作品目。トーキー第2作。んで、小津安っさんが戦争に行く前、最後の作品ということになります。はじめにざざっと感想を書いてしまいますと――・栗島すみ子はミスキャスト→ミスキャストも何も、「銀幕の女王」栗島すみ子の引退記念作みたいな作品なのでこの人がいないことには作品は成立しないわけなのですが、今の目からみるとこのオバサンの何が魅力だったのか?よくわからない。ただ、この役……セクシーなブルジョワマダムの役を当時誰か
さて。つめこみすぎのタイトルですが――ようするに、ですね。1935年(昭和10年)の小津安二郎は森栄さんと出会ってしまったためにつまらん作品しか撮っていない。ということを書きたいわけです。□□□□□□□□森栄さん。といえば小津安っさんが結婚したかもしれない唯一の女性。なわけですが――彼女に関してわたくし長年思い違い……というかヘンな思い込みをしておりまして――「小津安二郎・人と仕事」146ページ掲載のこの写真↓↓小津・池忠さんと一緒に写っている
毎回毎回、「浮草物語」もしくは「浮草」をみるたびに疑問に思うのは――なぜ、あれほど坂本武は激怒するのか?(なぜ、あれほど中村鴈治郎は激怒するのか?)ということで……大雨の中の怒鳴り合いの、あのシーンではなく、信吉&おとき(三井秀男&坪内美子)のカップルの姿を喜八(坂本武)が目撃しちゃいました、さてどうなる?というあの場面です。S73小屋の露地喜八、ひょいと前方を見て「あれ?」と立ち止る。S74向うの道信吉とおときが肩をならべて帰って来る。(見た
そもそも……兵頭二十八先生の「日本の高塔」を読んだわたくしが、小津作品の中の「塔」を集めてみたらおもしろいのではなかろうか?などと思いついてはじまったこのシリーズなのですが……ようするに重要なのは「塔」ではなくて「視線」である。という、あたりまえのことに「出来ごころ」の分析あたりから気付いてきました。となると、小津安二郎自身の意識はどうなのだろう?という問題がでてきます。たとえば「若き日」における「塔を見上げる」というシーン(たいてい煙突ですが)安っさん自身の意識
「浮草物語」の分析、つづけます。前回書きましたこの作品の特徴、繰り返しますと――「浮草物語」の特徴①平行線(=)という暗号②二人の人物の会話のシーンでは、視線が「水平」である。③複数の人物が「同一方向」を向くショットが異常に多い。――となります。S35舞台喜八、石を拾って富坊に投げる。富坊、受け止める。喜八「こん畜生、仕様がねえ……」とキセルで富坊の頭をなぐって叱る。富坊、立ち上がって泣き出す。というちぐはぐなお芝居。これも「平行」とみていいのかな?
13、「浮草物語」(1934)その10で失敗作「母を恋はずや」を「すべてはここから始まった」などと持ち上げましたが――この↓↓ドンゴロスをバックにしたタイトルというのもあるいは「母を恋はずや」から始まったのかもしれませんね。なにぶんプリントが失われているので確かめようがありません。蛮友社「小津安二郎・人と仕事」は1934年以降……つまり「母を恋はずや」以降、浜田辰雄が美術監督をつとめるようになったことを重要視しています。小津映画の美術監督として、この年以来のコン
「出来ごころ」の分析は今回でおわり。個人的に「浮草物語」が好きなもので(八雲恵美子&坪内美子がたまらんのだとおもう)「出来ごころ」はあまりみていなかったのですが――丹念にみていくと、なんとまあ、緻密に作りこまれていますねぇ、この作品。□□□□□□□□谷麗光の床屋さんでおめかしした喜八さん(坂本武)ですが、おとめ(飯田蝶子)から「あたしとしては次郎さんに貰ってもらえば有難いんだけど……」「永年の誼(よしみ)で、お前さんから何とか話して貰いたいんだけど、見込
『大人の見る繪本生まれてはみたけれど』。45/100。小津の大傑作サイレント作品。至極真っ当な印象。とてもよくこなれています。画質も綺麗でした。トーキー以降の息の詰まるような厳しい峻厳さは無い。題材が子供中心だからかなあ。むしろ伸び伸び自由で開放感が伝わってくる。これ山中貞雄作品です、と言われたら信じちゃいそう。もう一度小津安二郎作品の変遷を経時で捉え返したいと思いました。ホント天才はいつでも天才。いわゆる小津スタイルとは、つまるところサイレント映画であることを明証する
本日より第3回サンスポ庄之助丸カモシターム大会開催いたしました‼️先着100名様にサンスポキャッププレゼント🎁今年のサンスポキャップは突貫小僧の異名を持つ星野勘太郎さんの目の覚めるようなスカイブルー‼️😳😳😳😳😳ステキ🤩サンスポオリジナルタオルも参加者全員にプレゼント🎁ハヤブサさんの協賛でハヤブサ真鯛仕掛けも参加者全員にプレゼントです🎁大会初日は雨風の中、キャンセルもあり杉本教官と出船しました‼️2〜2.5ノットの激流で厳しかったが、下げ潮かけてから潮がたるみ真鯛放流サイズ2枚。イ
わが家の白猫。突貫小僧と言われてます。めちゃめちゃ人懐っこく、警戒感ゼロ(笑)いたずら?本能の思うがままに色々やってくれる。分かりにくい写真だけど。洗面所に乗り込んでいたので、すこーし水を出してみた。(鏡の方を見て下さい)なんだかうれしそうに飲んでいるなぁ。ホント、可愛いこと!
五輪アジア大会初戦のサウジアラビア戦楽しみにしていたが、しかし勝ち点0敗戦いつもトルシエとオシムの記事は良い今回のトルシエ↓https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200110-00842160-number-soccともかく12日日曜日のシリア戦だそして大久保嘉人が我が磐田からヴェルディへ移籍昔から突貫小僧1人でねじ込める大久保は好きなんでジーコ時代久保大久保の野生コンビは見てみたかった。もちろん久保高原コンビもね。h
先日のブログに周防正行監督の新作について書きましたが、それについて調べていたら竹中直人さんは周防組に於いての役名は、全て「青木富夫」なんだと知りました!Σ(・ω・ノ)ノ!こういうのが映画検定の試験に出るのかな!?(たぶん出ない)小津安二郎監督へのリスペクトだって、周防組ファンの方が教えて下さいました。青木富夫という名前をご存知なくとも、突貫小僧と言えばピンとくる方もいるだろう。小津安二郎監督の作品で主演も務めた名子役で、戦後は本名の青木富夫で日活のバイプレーヤー
先日、我が浦和レッズの若き突貫小僧、関根貴大(22)が、ドイツの2部インゴルシュタット04への完全移籍が決まりました。そして10日に日本を発ちました。とにかく言いたいことは、ガンガン勝負してこい浦和にとってはかなり痛いけど応援してるぞ1回りも2回りも成長して浦和に帰ってくるんだよまってるぜ
こんばんは8日(木)放送分のポッドキャストアップ!→http://www.fmnaha.jp/podcasting/68/68_20170608214442_978.mp3・youtubeもアップ!新作映画レビューは、異星人との対話に挑む女性言語学者の姿を描いた『メッセージ』。少しずつ異星人の言語を学んでいくことで、人生に対する考え方も変わっていく主人公の変化がとても興味深いです。言語を習得することについてや、時間の概念についても考えさせられた映画でした。そして、ゲスト
こんにちは8日(木)20時半〜生放送です!新作映画レビューでは、原作がSF小説の各賞を総なめにした、アメリカの作家テッド・チャンによる短編小説「あなたの人生の物語」。SF、サスペンス、人間ドラマと多層的なストーリーを、カナダの鬼才ドゥニ・ビルヌーブが映画化した作品「メッセージ」。ゲストに、沖縄国際映画祭・沖縄ヒストリカルムービー(シネマラボ突貫小僧企画)で上映された「琉球シネマパラダイス」の映画監督長谷川亮さんがご登場します!長谷川亮監督ぜひ、ぜひお聴きください!お楽しみに!
本日より、NPO法人シネマラボ突貫小僧のサイト内『映画放浪記』に、【なーりーの星空シアター番外編】を定期的に載せます!短いレビューですが、番組で紹介しなかった新作映画や普段の映画鑑賞から、面白かったなぁと思った作品をご紹介していこうと思います。第一回は『キングコング髑髏島の巨神』にしました。映画放浪記→http://blog.livedoor.jp/tokkan_kozo-hourouki/archives/55609013.htmlアップしたら、このブログでもご紹介していきま
生放送終了しましたポッドキャストアップされていましたので、ぜひお聴きください!http://www.fmnaha.jp/podcast_detail.php?program_id=68PCの方は、サイドバーにも貼り付けていますよ新作映画批評は、ドキュメンタリー映画監『ぼくと魔法の言葉たち』でした。自閉症で、4年間誰とも話せなくなったオーウェンが、ディズニーアニメによって家族や周りと言葉をかわすようになる奇跡を描いているのですが、現実社会では、ディズニーアニメだけでなく、自分の力で乗り