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お久しぶりです。そしてこんばんは、Trinity-saga発起人・神崎日歩です。本来であれば、我々Trinity-sagaは、既に活動休止になっているわけですので、更新もされないはずではありますが、私なりに一応けじめを、そしてちゃんとお別れの言葉を言いたいなと。というわけで、これが『Synchronize:Trinity-saga』、完全な活動休止期間に入る前の最後の投稿となりますが、今回のこの投稿は、ただの神崎日歩としての投稿だということをご理解していただけたら。2016年4月から
あけましておめでとうございます。Trinity-saga発起人・神崎日歩です。久々の更新ですが、ここで皆さんにご報告がございます。我々、Trinity-sagaはこの更新をもちまして無期限活動休止することに致しました。去年の活動状況から見る限り、これまで通りのサークル活動ができる状況ではないと、メンバー同士で話し合い、判断した結果です。ご期待いただいていた皆様、本当に申し訳ございません。メンバー同士の仲も良いサークルですので、縁も切れないはずです。だから、いつの日か戻ってこれたらい
あとがきいやー、やっと終わった。今は心底ほっとしています。こんばんは、神崎です。毎回のことなんですが、あとがきというものを書くときは、執筆作業が完結した直後から書き始めています。その方が、臨場感伝わる気がするんですけど…、どうでしょうか?まあ、そんな話はさておき、『hideandseek-ミエカクレ-』、いかがだったでしょうか?タイトルの部分の英語は、カタカナにすると『ハイド・アンド・シーク』、和訳すると、『かくれんぼ』という、かわいいものです。今回の作品に、この言葉をチョイ
#12Couldyouhearmyvoice?「あ、あ、あのねっ、日高くんっ!!…大好き!!!!」…一瞬、何が起こったのか分からなくなった。彼女自身の声…?小鳥遊が…、しゃべった…!?「お、おい、小鳥遊…!!今しゃべった、しゃべったよな!?今、自分の声だったよな!?」そう言って彼女を見ると、初めて会った日と同じ、くったくのない笑顔で、えへへ、と、笑っていた。でも、この笑顔も本当は、あの日とは違う。眼の色が、だいぶ明るくなっていた。(…本当に、オレが救えたんだな、コイツ
#11この痛みがお前に分かってたまるか(Ⅱ)手首にナイフが刺さっている、なんていう光景は初めて見た。自分でも、なんと言っていいのやら、形容しがたい光景だ。…まあ、小鳥遊が傷つかなければそれでいい。オレが傷つく限り傷ついて、彼女を守れるのならそれで。え、そんなものは偽善だ?そんなもん、とっくに知ってるさ。ただ、オレが今からしたいことに異議は認めない。もし、あるとするなら、その時は――。「いくぜ、常識を蹴っ飛ばす!!!!」そう自分に言い聞かせて、きっ、と前を向き、息を吐いて、呼
この痛みがお前にわかってたまるか(Ⅰ)「今よ!!」…琴音の声がこだまして、刹那、戦いの火蓋は切って落とされた。まずは先制攻撃として、琴音自身が個室から飛び出して、小鳥遊の周りにいるやつらを蹴散らした。「な、何だよ、お前ら!?」「ふふ、なんだと思う…?」動揺するやつらを尻目に、そう言って、意味ありげな微笑をたたえた琴音の背後に、オレら2人がついた。「…何なんだよ、お前ら…、本当に…!?」完全に泡を食らった形の女子5人組(見た目からは分からないが、相当なヤンキーであることは、目を見れ
こんばんは、神崎です。今日は皆様に改めて、現在進行中の合同企画『Lily:lyrics』に、私が不参加となったことをご報告させていただくとともに、その事情説明をさせていただきたいと思います。もともと、今回は自分の得意ジャンルではなく、しかも経験ゼロの百合というジャンルに挑む、という、私が小説をこのサークルで書きはじめて以来の大チャレンジでした。最初はリタイアするつもりなど毛頭なく、一生懸命書いていったのですが、途中でボーイッシュの域を越えた、男勝りすぎるヒロインが出来上がってしまったり、キ
#09紅い血に濡れ、曇天に笑う…なぁ、祐一。お前が傷つけられたら、兄ちゃんは拳をぶつけにいく。…だから、お前も、傷つけられたら許せない相手を見つけろ。こいつのためなら、拳をぶつけに行ってもいいってやつを。そうしたら…、きっとお前は変われるよ。…オレが、兄・日高達哉に、小鳥遊の件で相談を持ちかけたのは、今から数日前。兄貴は、オレの話を聞く前も、聞いたあとも、なにも言わず、オレが部屋を訪れた時と同じように、部屋のベッドに寝転んで、ずっとテレビを見ていた。これが、いつもの兄貴であるこ
こんばんは、なかなかこんな長くここに顔を出さなかったことも久しぶりですね。神崎です。さあ、百合合同企画『Lily:lyrics』がまだまだ実施中のなかではございますが、百合って難しいんですね。全くもって書けませんでした!!m(__)m実は顔を出さないうちに、そんな具合で挫折してしまったので、その代わりにと考え始めたのは、『hideandseek』終了後の次回作の構想。読者の皆様は「今のも終わってないのに…」というのが率直な気持ちだろうと思いますが、大丈夫。まだ書いてないけど、ラス
#08Alive-別れの歌-あのメッセージを受け取ってから、2週間。オレは当然ながら、あの想いには応えることは出来なかった。…彼女が他人に対して、感情を表に出してくれたことは、嬉しかったけれど。…いじめられて、世界を信じられなくなって、そこで現れたやつに救われて、恋に落ちる。オレと小鳥遊が経験したのは、そんなおとぎ話にも似たストーリー。ただ、オレと彼女のストーリーで少し違うのは、オレは、彼女を傷つけて、すべてを終わらせて消えていく、ということ。…オレは、あれ以降、彼女との連絡を断
#07Love&Pain-Side:B-オレは、小鳥遊と別れたあと、夕暮れの雑踏を駆けぬけて、もうひとり、会いたい人のところへ急いだ。待ち合わせ時間はもうすぐ、待ち合わせ場所は、オレや兄貴、それに琴音が小学生の時には遊び場に、中学生の時には決闘場のようにしていた公園。そこで悪ガキども(そいつらから見たら、オレの方がよっぽど悪だっただろう)と、何回殴り合いの喧嘩をしたか分からない。下手すると、いつも流血沙汰の喧嘩だったから、土の養分として、少々オレの血とかも入ってるんじゃないか。今回の
#06Love&Pain-Side:G-あたしは、颯爽と夕暮れの街に消えてしまった日高くんに会うために、ただ、がむしゃらに夕暮れの街を走っていた。(早く会いたい…!!)普段、めったにそんなことを考えなくなっていたあたしは、初めて抱いた恋心というものに、どうやらすごく浮かれているらしい。走りはじめてから、ずっと日高くんのことを考えていた。…だけど、いくら日高くんが走っていった方角が分かっていたところで、この広い東京の街のことだ。(探せっこないか…)そう思って、辺りを見回すと、いつの
05アラクレ者とその恋人とオレは、夕暮れの街を走って、とある喫茶店にたどり着いた。その人との待ち合わせは、昔から、いつもこの喫茶店の一番隅の窓際のテーブル。連絡はしてあるが、まだ来てないらしい。オレはそこに腰を下ろして、コーヒーを頼んだ。数分後、「なに、あんたから連絡とってくるなんて珍しいじゃん」などと、オレと同じ制服姿で、手をひらひらさせてやってきたのは、同学年の、片倉琴音(かたくら・ことね)。名前と顔とスタイルだけ見てしまえば、かわいいのは間違いないが、これでも、小さい頃か
みなさん、こんばんは。我々が描き出す世界は、お楽しみいただけているでしょうか?神崎日歩です!!さて、今日は4月26日。…ちょうど1年前の今日、我々、Trinity-sagaは産声をあげ、それから1年、試行錯誤を繰り返しながらも、自分のペースで、メンバーそれぞれが自分のスタイルで、色とりどりで、鮮やかな世界を描き出してきました。時に合同企画、時にゲスト出演ありと、なかなか自由な雰囲気で、のびのび創作できる空間であることも、ここまでメンバーそれぞれが、モチベーションを保ってこれた要因のひ
#04その手をつかみたくて-Lightandshadows-(あーあ、…手、離しちゃった…)あたしは、またひとりになった公園のブランコをゆっくり漕ぎながら、寂しさを噛みしめるように、そう思った。…彼が、無理をしないなんてことはないのに。《オレも同じ経験をしてきたよ。だから、痛いほどわかる。…いじめられて、自分が必要なく思えて、死にたくなってさ。オレは本当に誰も死にたくなったときに止めてくれるような存在がいなかったけど、小鳥遊がそうなるのは、似た者同士、意地でもオレが全力で止めてやる
ここまで足を運んで頂きありがとうございます。急に暖かくなりましたね。Trinity-Sagaデスクのきなこヨーグルトです。本年度もよろしくお願いします。さて、企画の時間ですよ!!今年もやって行きたいと思います!!Trinity-Saga一周年の企画は百合ジャンル限定!!タイトルは『Lily:lyirics』!!夜の景色、クリスマスときて、我々が開く新しい扉の先は一面に咲き誇る百合の花畑ですwめまぐるしいねww投稿予定日は4/26水曜日!!よろしくお願いします!まだ一文
#03彼女の涙に、青年はすべてをさらけ出す「…勢いだったとはいえ、あんな偉そうなこと言うんじゃなかった…」そう言って、オレは大きくため息をついた。あのメッセージを小鳥遊に打ったあと、その無責任さを思ってひどく後悔していたのである。昔であれば、こんなこと気にもしなかった(=他人のことなんかどうでもよかった)だろうけど、今、オレの思考回路では、久しく存在を忘れていた理性がまともに働くようになったらしい。とにかく、あのメッセージは無責任すぎたと、悶々とベッドの上でゴロゴロとしながら考えるだ
#02彼女の瞳の奥には…〈入学式から2週間〉…あれから2週間経ってもなお、オレは彼女の目の色のことが気にかかっていた。寝る前に、部屋で少しあの目の色を浮かべながら、小鳥遊が抱えた小鳥遊は、極度の人見知りのせいで、人と会話することがうまく出来ない、というのが、彼女の母親の見解であった。ただ、あの目の色から察するに、あいつがああなったのは、どう考えても極度の人見知りのせいだけではない。同じ目をしていた。だからこそ、痛いほどわかる。理由は人それぞれだとしても、おそらく彼女は―。…そ
#01気だるいひねくれ者とサイレント・ガール「高校なんて気だるい場所に来たのが間違いだったかな…」ぽつりとこぼした言葉は、形もなく、一瞬で空気と混ざりあって消えていく。たぶん、誰もオレの憂鬱な気分を察することはできないだろう。というか、今のひとりごとだって誰も聞いちゃいない。普通なら胸が高鳴ってもおかしくない日のはずだが、オレ、日高祐一はこの日を心底嫌っていた。今日は高校の入学式。人によっては新生活のスタートにもなりえる記念日だが、オレは、どうもこの浮かれた空気の中にある息苦しさ
改めて。クリスマス企画お疲れ様でした。楽しんでいただけたでしょうか?楽しんでいただけたなら幸いです…!あまりにも神崎日歩からの批評がとても褒められ過ぎて嬉しいのでたくさん褒めたいと思いますwww彼の方式に習って、小説家神崎日歩の印象を挙げると、【恋愛】がその多くを占めるのではと思います。実際、彼の投稿しているものの多くは恋愛があり、神崎日歩の代名詞的とも言えるジャンルです。自分の話になってしまいますが、今回初めて「百合」という別ジャンルの恋愛を書かせてもらった時に彼の凄さというのを
きなこヨーグルトさんという人を小説家という目で見たのは、Trinity-sagaを結成してからだった。実は結成以前、きなこさん、カレー粉さん、さらには田中委員さんとも一緒に、一度だけ、お仕事させていただいたことがあり、実質的に、それが神崎日歩としての、はじめての執筆だったのだが、なんというか、その時も、この人を(←きなこさんは私より上だが、親しみを込めて)私は小説家として見たことはなかった。それから1年が経ち、Trinity-sagaとしての活動をスタートさせてから、お互いに定期的に作品を
どうもきなこヨーグルトですです。今日は大晦日ですなぁ…w早いものでTrinity-sagaも4月からここまで約8ヵ月!!駆け抜けて参りました!!これまでの総投稿数は70ページ!!!いやぁ、結構な更新数ですよ…これも皆さんが我々の記事をチェックして頂いているので、高いモチベーションを保って、楽しんで更新する事が出来ているんです。本当にありがとうございます!さて、次にアクセス数の報告に参りたいと思います。我々がちょくちょく確認しているのですが、毎回増えているのを見て嬉しくなりますwww
LadiesandGentleman,MerryChristmas!!Didyouenjoythisparty?というわけで、クリスマスの本場、アメリカらしく英語で始めてみました。Goodevening!!神崎日歩です!3人組同人小説サークル・Trinity-saga、2回目の合同企画『MerryChristmas_from:Trinity-saga』、お楽しみ頂けましたでしょうか?覚醒カレー粉さん『バカ女』、きなこヨーグルトさん『幸か不幸か飴か蜜か先手か後手か』
こんばんは、神崎です。メリークリスマス!(唐突)というわけで、久しぶりの合同企画『MerryChristmas_from:Trinity-saga』がスタートしました!!そして、今回の『バーミリオン・キャンドル』いかがだったでしょうか?バーミリオン(vermilion)とは、英語で『朱色』の意味をもちます。B'zの所属レーベルに、vermilionrecordsという名が冠されていたりしますが、バーミリオンという色そのものの名前で、この言葉を聞くことは、普段なかなかないのではない
小さい頃、親戚の家に行った帰り、浜松町の駅を出てすぐ見える、東京タワーが夜空へ向かって、赤く真っ直ぐに伸びているのを見て、最初に綺麗とは思わず、ある考えが浮かんだのを覚えている。『キャンドルみたい』少し幻想的にも見える、あの夜空と東京タワーのバーミリオンの対比(コントラスト)は、幼かった僕の目に夢のように映った。だが、そのうち高校生になって、その親戚の家にも行かなくなり、あの東京タワーも見なくなった。そういえば、都会に堂々とそびえ立つキャンドルは、今も変わらないのに、僕はずいぶんと変わっ
Ladiesandgentlemen!!皆さんお集まり頂けましたでしょうか?普通はこんなことをしなくてもいいのですが、せっかくなので茶番にお付き合い頂こうかなと思います。司会は私、きなこヨーグルトでございます。今回はクリスマスというテーマで我々TrinitySagaのメンバーが皆さんの聖なる夜を様々な色に彩る作品をご用意させていただきました。まだ、届いてない作品もありますが、それは後でのお楽しみです。なにせクリスマスは2日間ありますので、ゆっくり、ゆったりと楽しんで頂ければこ
どうも、メリークリスマスイブの2日前、咳が最高にまずい感じのきなこヨーグルトです…さぁ、いよいよという感じで近づいて来ているクリスマスですが、我々ではクリスマスを題材に『MerryChristmas_from:Trinity-saga』という企画で小説を投稿する予定なのですが…一向に原稿が上がって来ないです。はい!すいませんでした!(土下座)自分も原稿上がってないので土下座するしかない感じなのです。やばい(直球)自分においては最近音沙汰がなかったので本当にやばいんです…神崎日歩
こんばんは、寒いですね。神崎です。私がこうしてブログ的な文章を書いているということは、告知のお時間ですね(^_-)Trinity-saga・デスクのきなこヨーグルトさんもどうやら忙しいみたいですので、書いていきたいと思います。夏ごろ、Trinity-saga初の合同企画『「いつかまた会えるよ」で始まる世界』をお送りしたのは、読者の皆さんにも記憶に新しいかと思います。あの企画を、面白い企画として受け取っていただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか?(願望)そんな面白さを求めて、再び
どうも、失恋の数だけは多い者です(苦笑)今回も、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。Trinity-sagaで書いた作品としては『夢で会えたら』以来の恋愛もの。今回もまた、彼女はいなくなりました。…なんとなく、最近彼女との死別設定にハマりかけてますね(笑)ただ、毎回ヒロインがいなくなると大変なのは知っているので、次の恋愛ものを書くことがあれば、ノーマルな感じに戻そうと思います(笑)さて、この『せつなさが渇ききる前に』いかがだったでしょうか?私としては、甘酸っぱ