ブログ記事463件
5歳から教室に通っている中学生の生徒さんが「チェルニー30番」に入りました。今年で10年目になります。初めて出会ったときは、お母さんの後ろに隠れてしまう大人しい、そして電車とピアノが大好きな男の子でした。今は私より身長も伸びて、物静かだけれどしっかりした少年に育ちました。私が「1から教えた」子がチェルニー30番に入るのは、これで2人目となります。かつての私の生徒は、なぜか超スローペースの子や3~4年でレッスン終了してしまう子が多かったのです。「ぴあのすく~るSan'
現在は、特に新型コロナウィルス感染症対策もあって保護者の同伴は必要最低限にして頂いています。そのため、レッスンの様子を写真を撮ったり、動画を撮って送ることが増えました。写真の生徒さんは、手を大きく上下させる癖があるので動画を送っています。<生徒さん大募集!>「保育士試験実技対策短期集中レッスン」令和3年度課題曲「あひるの行列」「揺籃のうた」の弾き歌い楽譜を読むのが苦手な方への読譜トレーニング忙しくてもできる基礎練習あま市・近隣
レッスンをしていると、ときどき、「えっそうだったの?!」と驚くことがあります。例えば。1)「ベートーヴェンは途中から耳が聞こえなくなった」ということを知らなかった生徒さん(ベートーヴェンの人生の話をしていて。)2)「とんぼのめがね」を知らない保育士さん(歌ったことないし学校でも習わなかったらしい。ひえ~~)3)「オーストリア」と「オーストラリア」をごっちゃにしていた生徒さん(モーツァルトの話をしていて、どうも噛み合わないと思ったら・・・)4)「インディアン」を知らな
ピアノを習うことで、実にいろいろなことを体験したり、考えたり、工夫するという場面に出会います。今回は「演奏を発表するために目標を立て、本番までの見通しを立てる」と言うことについて考えてみます。大人でもそうですが、特に子どもたちは、「目標が身近ではないほど、ブレやすい」「見通しを立てて物事を進行させるのが難しい」のは当然です。そういう経験をしていないわけですから。例えば、中学に入学して初の定期試験。小学校の頃のテストの方法とは異なります。1週間前に部
元T-SQUAREのキーボード・ピアニストの和泉宏隆さんの訃報が入ってきました。まだ62歳。若い。先日配信されていたのを知っていたので、本当に驚きました。表題の2曲は、元エレクトーン弾きだった私と、元吹奏楽部員だった次女共通の「思い出の曲」。いずれも和泉さんが作曲されています。20代でT-SQUAREに出会ったのは、エレクトーンを習ったことがきっかけです。その20代でエレクトーンのソロ演奏をした「宝島」を、25年以上経って我が子の吹奏楽の演奏で聴くこと
今回は教室についてご案内します。<場所>甚目寺観音さんから徒歩3分。ほんとに3分くらいでつきます。名古屋からは名鉄で15分弱。(乗り換えナシ・急行の場合)岐阜行き急行にのって「須ヶ口」駅で津島線に乗り換えてすぐです。駅からは徒歩5分程度です。ただし、昔の門前町の名残がありますので、道はあまり広くありません。教室の向かいには、「竹鍼灸治療院」という鍼灸のお医者さんがあります。鍼灸院さんのHPはこちらです。<注意!>車は鍼灸院さんの駐車場に停めないでくだ
「保育教職コース」では、ピアノ初心者、経験者ともに、スキルアップしたい方を対象にレッスンを行ってきました。養成校(大学や専門学校などの保育系の学科)に入学して初めてピアノに触れる方の場合は、単位を取ることがどうしても最優先となってしまいます。ということは、「課題をとにかく弾いて覚え込む」にとどまってしまい、基本的に知っておきたいことが抜けてしまうケースも見てきました。これは決していい傾向とは言えません。就職してしまうと、幼稚園教諭は行事にあわせて、保育士は
ピアノを習っている方、お子さんが習っている保護者の方。「ポジション移動」ってなんだかわかりますか?????初歩の教本や曲では、手を決まった場所(5本の指を1本ずつ鍵盤に並べる)から、移動しない範囲で弾く曲から始めます。この状態は、ポジション移動がない状態です。これで収まれば楽なのですが、当然のことながらそんな楽な曲ばかりはないわけで・・・。例えば昨年ヒットしたYOASOBIの「夜に駆ける」の冒頭。みそらーふぁみれーどーれーらーそーらみーどれーど
ピアノを再び習いたいという大人の方や、お子様にピアノを習って欲しいと考える保護者の方の中には「昔教わったピアノの先生が厳しかったのでレッスンをやめてしまった」という経験をしている方がいらっしゃり、希望として「厳しくしないでください」とおっしゃる方もいらっしゃいます。確かに、昔の先生は怖かったというか怖い先生が多かった。私が長らくお世話になった先生も、ある意味怖い先生ではありました。自分が頑張っていたからか、「要求が厳しい」先生だったんです。そう、「怖い」と「厳しい」は別のもの
休符があるとき、その休符もそこそこに、次へ進んでしまう、ということがよく起こります。所謂「待てない」現象です。特にフェルマータ。休符を十分休んでいない。あせりすぎだ・・・・。しかし、本人は別にあせっているつもりはなさそう。ときどき見かける現象です。先生から「だんだん速くなっちゃうんだけど」とか、「休符が短すぎない?」と言われたり、8分音符以降、急いだり滑ったりしている場合。拍子が正確に取れているか?自分が弾くパートのリズムが正確かどうか?そもそも、自分が弾く曲のテンポ
部活に勉強に、やることが増える中学生。通学時間がかかるようになり、部活や進学対策に熱心になる高校生。教室がある甚目寺地域の中学校は防犯対策もあり、平日の部活の時間帯が区切られています。2020年はコロナ対策で部活が縮小されたりもしたと聞いています。塾もこれからは一斉授業よりも少人数やオンライン授業が増えていくかもしれませんね。感受性が豊かになり、表現力も出てピアノを弾くのが楽しくなる中学生になる前に、「受験があるから」などとレッスンをやめてしまうのはもったいな
NHKで放映されている「駅ピアノ」という番組を録画して見ています。日本でもストリートピアノが少しずつ盛んになってきましたが、この番組では色々な地域の駅ピアノを弾く人たちを追っているドキュメンタリーのような番組です。(見たことはありませんが、「空港ピアノ」もあるそうです)見ていると・・・。意外なことに、ふらっとピアノを弾くのは男性の方が女性よりも多いと感じました。かつて「ピアノは女の子の習い事」と言われてきた時期があります。今でもあるのでしょうか?息子さんがピアノを
ピアノを習ったことがない方、弾いたことがない方は特にそうなのかもしれませんが・・・。「楽譜通り音が出ればOK!」と言われるとがっくり来ます。実は、「楽譜通り弾けるようになる」のは、第一段階なのです。レッスンでは、その先をいつも追求したい。特に、発表会、コンクール、オーディションや合唱伴奏などの場合は・・・。私は割とレッスンで細かい指摘をしたり、生徒に「今の弾き方どう?」みたいな質問を投げる先生だと思うのですが、その理由はつまり、「ただ音を羅列しただけで満足して欲しくない」
せっかくピアノを習っていても、「あこがれの曲」がみつからないままで、モチベーションがどんどん下がってピアノをやめてしまった生徒さん・・・私の生徒さんだった方でも、他の先生の生徒さんだった方でもいらっしゃいました。私は、自分の力不足と不甲斐なさに情けなくなり、ピアノが上手になりたいといって入会した生徒さんがやる気をなくして去っていく後ろ姿を、本当に申し訳ない気持ちで見送ったことがありました。とはいっても、ピアノのために書かれた曲っていったいどんなものがあるのか知らなければ困っちゃ
レッスンでは、ドリルを基本的にはレッスン時間内にやってもらっています。4月から小1のプレクラスの生徒さん、ママの付き添いなしでレッスンを受けられるようになりました。ドリルも自分で取り組みます。「ひとりで取り組める子」を育てるピアノ教室です!<4月からの大募集>「保育士試験実技対策3ヶ月集中レッスン」令和3年度課題曲「あひるの行列」「揺籃のうた」の弾き歌い楽譜を読むのが苦手な方への読譜トレーニング忙しくてもできる基礎練習あま市・近隣市町村採用
お子さんに「ピアノ習いたい!」と言われて、大抵の親御さんはきっと慌てると思います。まさかお子さんが0歳の頃から、「あの先生に習わせよう」と決めて予約される方…それほど多くないと思います。自宅にピアノがなく、ご両親どちらもピアノなんてご縁がなかったのに、なぜ我が子はピアノと言い出したか…?教室の古参になってきた、中2の男子生徒くん(おもしろ男子君”じゃない方”くん)。彼はまさしくこのケースだったのです。年中さんの頃、「ピアノを習いたい」と教室にいらっし
10年前にひょんなことからご縁があった生徒さんがきっかけで、「保育教職コース」というコースを併設しています。再三お伝えしていますが、ここ10年でピアノ初心者の保育科学生さんや、ピアノを全く弾いたことがない、こどものうたを知らないまま保育士資格を国試(保育士資格は国家資格です)で合格する方が増えているんです。ピアノ未経験の方にとっては、やったことがないことをやるのが不安、だったり、わざわざお金や時間をかけて外部に習いに行く余裕がないのですが、その心の中に「いまさらやったってどうせそんな
小曽根さんのソロの生音は、実は30年ぶりです。noteに書いた記事ですが、以前勤務していた音楽教室の研修で、小曽根さんがいらしたことがありました。まだ帰国して数年?尖っていた頃の小曽根さん、かもしれません。時を経てふたたび|なかつかさきこ|noteそれから、なんだかんだあって私は小曽根さんの演奏を聴く機会が長年ありませんでした。昨年の53日間の配信「WelcometoOurlivingroom」で小曽根さんと再会し、素晴らしい才能と音楽への溢れる思いに惹かれました。小
石山さんとのコラボ対談(教室紹介)ぴあの屋.comの石山社長とリモートでコラボ対談をさせていただきました。パンダ好きのさきこ先生のトーク炸裂してます。面白い先生に習いたい方ぜひ入会お待ちしております(笑)youtu.beぴあの屋.comの石山さんとは、インターネットでの交流が長いです。教室HPがまだ素人くさいしょぼしょぼな頃から応援して下さっている石山さんと、リモート対談で紹介動画を作ったのにうっかり紹介を忘れてました😂😂😂さきこ先生のキャラはかなり濃いです。決して真面目なだけではないさ
近所にいろいろなピアノ教室があることで、どこの教室がお子さんに合っているかなかなかわからない、という声も聞きます。私もあまりその辺、うまく伝えてこられていないかもしれませんので、今回から「さきこ先生」と「ぴあのすく~るSan's」について、「習い続けたらどうなるのかな」というお話をしていきたいと思います。お付き合いください。まず第一に、私の得意なことは「うまくいかない生徒さんのお助け」なんです。私は先生になった最初から、めちゃくちゃ「引き継い
終業式、卒業式が終わり、受験生は進路が決まり、3月が終わります。新学期に向けて、新たに習い事を探す方、また今の教室から転居などで移動を考える方が増える時期です。そこで、久しぶりに「ピアノの先生」と「ピアノを子どもに習わせる母」の両方の視点で、教室選びについての記事を書いて行こうと考えています。教室の問い合わせでも、「小1になるので」などの理由で入会を考える方が多い時期です。既に幼児の頃から習っているお友達を見て焦る気持ちもわかりますが、生徒を見ていて焦ってもあまりよ
「うちの子、練習しないんです・・・」と、お悩みの保護者様、きっと多いと思います。我が家にもかつて「練習しない子ちゃん」がいましたので、親御さんたちのもやっとする気持ちは良くわかります。よく言われるのが、どれくらいの時間練習できればよいかということですが・・・。あくまでも目安ですが、最低「学年×10分」かなと考えています。小1で10分小6で60分。週の時間じゃありませんよ。1日の練習時間です。幼児の場合年齢×2分がめやすです。
今ある本を読んでいる途中なのですが、読みながらタイトルのことを考えました。生徒が仕上げてきた曲を聴いて「じょうずね」「じょうずになったね」と言う言葉を、つい言ってしまいがちになります。ですが、こうも考えたことがあります。「じょうずというのは、どういうことなのだろうか」まだ小さい幼児さんにこの言葉を多用してしまうと、上手く弾けない時などに、「自分は上手じゃないからダメなんだ」と悩み、それが積み重なって「じょうずになれないからもうピアノを弾いちゃいけない」
レッスンで一音でも外すと、とたんにテンションだだ下がるという生徒さんがいます。レッスンで実際にあった話ですが、最後の音を外したので、本人はそれが気に入らず「もういっかい!今度はかんぺき!」と弾いたのですが・・・。4回弾いて4回とも、パーフェクトではありませんでした。しかも、それまでにミスが出なかったところがミスになったこともあり・・・。「もうやだ、この曲嫌い!!!」と、生徒さんはキレてしまいました。私は、必死になりすぎているので、もう一週間今度は
現在の「ぴあのすく~るSan's」では、幼児プレ・こどもクラスの中で姉妹が3組3人きょうだい1組が在籍しています。ひとりっ子の生徒さんもいらっしゃいますが、まあまあ多い方かなと思います。入会については、「上の子(お兄ちゃん・お姉ちゃん)のレッスンに付き添いしていて、下の子も興味を持った」「上の子の練習を邪魔する程、下の子がピアノを弾きたがっていて、いつから始めたらいいかご相談」というケースが多いです。そして、お母様方は揃って
「保育教職コース」で、10年程保育・幼児教育系の学部に学ぶ学生の方、保育士試験を受験して就職されたい方、現場に出ている方などのレッスンをしてきています。私は幼児・低学年のいわゆる「導入期」のレッスン経験も長く、仕事のためにピアノを習う保育教職コースの初心者の指導と、幼児や低学年の導入期のレッスンには様々な共通点があることがわかりました。それと同時に、幼児や低学年と16歳以上の方では、発達段階的に同じことをやったとしても臨界期というものがあり、アプローチを変えないとうまくいかないことが
たまに、「ピアノを習ってすぐに曲を弾かせてもらえなかったからすぐやめた」と言う話を聞くことがあります。習った経験のない保護者様から「なかなか弾かせてもらえない」と言われたこともありました。見ていると、幼児の場合は始めた年齢、お子さんの発達段階も関係してきますし、小学生以上でのスタートであっても、すぐにいろいろ弾けるようになるわけではありません。テニススクールに入ってすぐにコートに入ってラリーが出来ないのと同じように。バレエを習っていきなりトウシューズを履かせてもらってポワントはでき
読み仮名が全部の音に振ってある楽譜、という物が存在します。他にもYouTubeで見た、落ちゲーみたいに弾く箇所が降ってくるのをそのまま弾くと弾ける、という動画なども。「知ってる曲を弾きたい」「すぐ弾けるようになりたい」「今弾きたい」そう思ってピアノのレッスンを始めると、楽譜を読む、記号を覚える、指番号が~など言われて嫌になっちゃう、だから習うの嫌!っていう人もいますね。いろいろ便利になっていいこともあります。弾きたい気持ちは大事にしたいなと思います。ここでふと
週1回のレッスンを受けている子どもたちに、しばしばこんなことが起こります。例えば祝日などで、1週お休みになった時。お休みがあろうがなかろうが「でもそんなのかんけーねー」と、いつも通り練習してくる生徒さん。「まいっか~、まだ1週間余分にあるしさ~」と、手抜きしてしまう生徒さん。前回の記事の「自立」ではなく「自律」ができているかどうか、ということになるかもしれませんね。自律。自分を、律する。これは大人もなかなか難しいですね。ダイエットをサボっちゃうみたいな
幼児の生徒さんたちの中に、お母様が送迎や付き添いはするけれどレッスンでは口を出さずに見守っていただく、という流れが出来つつあります。4歳児でも、ひとりでレッスンを受けることは可能です。本人は大丈夫そうでも、親御さんが心配して手をかけてしまう、ということが時にあるのを感じました。私はどちらかというと本人に任せるタイプの親なので、最初は驚きました(今は慣れました)ピアノのレッスンを受けるだけでなく、お子さんの成長に必要なことに「自立」と「自律」があると考えています。この二者