ブログ記事272件
ケイト•モートンさんの『湖畔荘』読了いたしました。本格ミステリではないかもしれませんが誠に、面白かったです私の拙い記事をご覧になって、興味を持ってくださる方もいらっしゃるかもしれませんので出来るだけ、余計なことは書かないようにいたしますネタバレ厳禁感溢れる作品ですので上下巻ある海外作品、しかも登場人物一覧表が無いそのわりには登場人物は多くて、、最初は犬の名前まで細かくメモっていましたが(笑)ご安心くださいっ主要人物だけ押さえていれば大丈夫です主要人物だけでもそこそこの人数
今年1年で読んだ本は目標の120冊(毎月10冊)には大きく届かない88冊でした。その上、このブログに感想を掲載できたのは、『猫の傀儡』(4月6日読了、4月24日ブログ掲載)が最後となってしまいました。実は、今年の4月に転職し、新しい職場での仕事をスタートしました。新しい職場は、人間関係も良好で、仕事の内容にもやりがいを感じることができる恵まれた職場です。また、この職場は会社にとっても初進出した分野なので、一日も早くこの職場を軌道に乗せようと会社全体で応援していただきましたし、職場も
未ゲット、拝読するなら来年になりそうですがきになるほんこちら、謎屋珈琲店オフ会でも話題に上がっていた白井智之さんの『エレファントヘッド』エログロ少なめとの噂なので、拝読してみたいです白井さんのエログロ少なめ作品は、面白いですよねこちらは、書影に一目惚れ白木健嗣さんの『抜け首伝説の殺人』こちらは、拝読してみたい海外短編フレドリック•ブラウンさんの三部作(?)越前敏弥さん訳なのも安心ですなんだかんだすべてうまくいっちゃったありがとう愛してます強運HIROKO☆
一日雨の予報でしたが、夜中だけで終わり、なんとか保ちそうだったので、当初の予定通り、ニョウボと娘と娘と3人で、あいの里にあるBOOKOFFに行って来ました。購入したのはロバート・B・パーカーの私立探偵スペンサーシリーズの「約束の地」と、ピエール・ルメートルのカミーユ警部シリーズの掉尾を飾る「傷だらけのカミーユ」、そして伝奇冒険アクションのボイド・モリソン「THEARK失われたノアの方舟」上下です。明後日から約2週間のA脳神経外科へのリハビリ入院ですが、そのためには前もって自分が脳出血
昨年、ヨドバシで購入したミニ扇風機大活躍の季節到来小さいのに、なかなかの風力なんです職場にちょっとしたプライベートルーム(一人になれる部屋)がありまして私の業務内容の特権ですその部屋にエアコンは無いのですが隣の部屋から流れてくるエアコンの冷気とこちらのミニ扇風機があれば今のところは、かなり快適に過ごせてますミニ扇風機は2台使ってますいそがしい時期なのに私の心は、海外モード海外ミステリが読みたい気分という意味です(笑)今、読んでいる本の次はこちらの記事の2作品が気になりま
桜は猛スピードで咲いて散りそうですね。当地は今週中に満開の予想。早すぎ!昨夜揺れて、何か嫌な感じがします。震源マグニチュード震度2023年3月27日0時04分ごろ宮城県沖5.242023年3月26日23時33分ごろ宮城県沖4.422023年3月26日8時20分ごろ福島県沖3.713.11前の群発地震の回数はこんなもんじゃなか
ヘンリー・ウェイド中川美帆子訳論創社2022年9月発行論創海外ミステリシリーズの287番このシリーズはどれも楽しく読めるのでハズレがありません。今回も新刊が出たので予約して借りました。ヘンリー・ウェイド(筆名)は1887年生まれ。1969年没。第一次世界大戦に従軍。除隊後は治安判事や参事会員を歴任。37年に父のあとを継いで6代目準男爵になったそうです。ということで現代とは違う舞台。古いモラルの持ち主。オールドな「社会派推理小説」と言われる。今回のお話
今年今日までに聴いた本は77作。うち6割ぐらいが海外ミステリですが、最近とみに長編に付き合うのが億劫になってきました。古典的な有名作品から新作まで取り混ぜて書くと。「災厄の町」エラリー・クイーン「マルタの鷹」ダシール・ハメット「歯と爪」ビル・S・バリンジャー「毒を食らわば」と「ナイン・テーラーズ」ドロシー・Ⅼ・セイヤーズ「検屍官の領分」と「ホワイトコテージの殺人」マージェリー・アリンガム刑事マルティン・ベックシリーズの「笑う警官」、「煙に消えた
赤ん坊を死なせた夫の罪を肩代わりし、3年後に出所の日を迎えた母親、静寂の中で余生を暮らし、夏の終わりに小銃に弾を込めた湖畔の住人──唐突に訪れる犯罪の瞬間には、彼ら彼女らの人生が異様な迫力をもってあふれだします。刑事専門の弁護士であり、当代随一の短篇の名手が、罪と罰の在り方を鮮烈に問う12の物語です。12編の短編が収録されたミステリ短編集です。「参審員」「逆さ」「青く晴れた日」「リュディア」「隣人」「小男」「ダイバー」「臭い魚」「湖畔邸」「奉仕活動(スボートニク)」「テ
高級ホテルのメイドとして働くモーリ―は、清掃に入った客室で悪名高い大富豪ブラックの死体を発見します。社会性に乏しく、他人の意図を読みとることができないモーリ―は、それゆえに警察から容疑者として見られてしまいます。ずっと見守ってくれていた老ドアマンをはじめ、頼れる仲間が現われ、危機一髪を脱する作戦にでることになります。予想もしない展開の奇妙な味のミステリーです。物語はホテルのメイド〔客室清掃員〕の独白からなる「プロローグ」で始まります。「月曜日」と題された章が始まり、主人公のモーリー・グ
ミステリ好き、クリスティ好きなアリシアとリネットの姉妹の読書会メンバー募集に応えてきたのは、古着ショップのオーナー、医師、主婦、図書館員に博物館学芸員の面々でした。ところ、が読書会二回目にして早くもトラブル発生します。メンバーのひとりが現われなかったのです。家にも帰っておらず、事件に巻きこまれた可能性もあり、アリシアはメンバーの協力のもと捜し始めます。第一部は、2ページ足らずで、“マーダー・ミステリ・ブッククラブ”を良からぬことに利用するために、クラブに入会した人物の独白です。第二部に
密室で、ミステリ作家が鍋に顔と両手を突っ込み死んでいました。傍らの料理は湯気が立っているのに、何故か遺体は死後24時間以上が経過していました。犯罪学者アラン・ツイスト博士が、快刀乱麻を断つシリーズ第2弾の文庫化です。物語は、犯罪学者で難解きわまる怪事件があればロンドン警視庁が応援を頼む名探偵として知られるアラン・ツイスト博士とロンドン警視庁の警部でその難解きわまる怪事件にいつも遭遇するアーチボルト・ハーストとが、9月の土曜日の夕方、パブ“ブリタニア亭”でいっしょにビールを飲んでいるシーン
副題は“レヴィンソン&リンク劇場”。『刑事コロンボ』、『ジェシカおばさんの事件簿』等の推理ドラマで世界を魅了した推理ドラマのクリエイター・コンビが贈るミステリーの愉しさあふれる日本オリジナルの小説集の第2弾完結編です。10編の短編が収録された短編集です。「ミセス・ケンプは見ていた」(1959年)〔川副智子訳〕「生き残り作戦」(1959年)〔仁木めぐみ訳〕「鳥の巣の百ドル」(1959年)〔上條ひろみ訳〕「最後のギャンブル」(1959年)〔中井京子訳〕「記憶力ゲーム」(1959年)〔小
高校生のピップは、友人から失踪した兄ジェイミーの行方を探してくれと依頼され、ポッドキャストで調査の進捗を配信し、リスナーから手がかりを集めることにします。関係者へのインタビューやSNSも調べ、失踪までのジェイミーの行動が少しずつ明らかになっていきます。やがてピップの類い稀な推理が、恐るべき真相を暴きだします。ピップが探偵役を務める傑作謎解きミステリの第2弾です。主人公のピップことピッパ・フィッツ=アモービは18歳、イギリスの小さな町のリトル・キルトンに母のリアン、義理の父のヴィクター、弟
高級車リンカーンをオフィス代わりにしている刑事弁護士、ミッキー・ハラーが殺人容疑で逮捕されます。被害者の射殺体はハラーの車のトランクにあり、銃弾が彼の自宅ガレージで見つかったのです。収監されたハラーは、自分自身を弁護する本人訴訟に臨みます。彼を救うため異母兄ハリー・ボッシュや元妻たちが集結します。弁護士のマイクル〔ミッキー〕・ハラーが主人公の“リンカーン弁護士シリーズ”の第6作です。物語は、裁判で勝訴したミッキーことマイクル・ハラーが、裁判所近くのレッドウッドで開かれた無罪評決を祝う
本格ミステリー倶楽部関西の“本格の鬼”邦さんお薦めの海外作家さんポール•アルテさんの新訳『死が招く』出ましたね名探偵、ツイスト博士シリーズ第2弾とのことツイスト博士は、絶賛積読中の『第四の扉』でも登場されるみたいでこちらの作品がシリーズ第1弾になるのかな?まずは、『第四の扉』そして、次に『死が招く』を拝読したいですっ2022年の上半期は、海外ミステリを1冊しか読みませんでしたので下半期は、海外ミステリを積極的に読んでいけたらなと思ってます只今、絶賛拝読中凄く面白いです
副題は“初版本図書館の事件簿”。わたしはイングランドの美しい古都バースにある初版本協会の新米キュレーターです。この協会は、アガサ・クリスティなどのミステリの初版本を蒐集していた故レディ・ファウリングが設立しました。協会はレディの住まいだった館にあり、図書室には彼女の膨大なコレクションが収められています。ある朝、その図書室で死体が発見されます。本を愛する人々に贈るミステリ“初版本図書館の事件簿シリーズ”の第1弾です。主人公のヘイリー・バークは、イングランド西部の古都・バースにある初版本
『ル・ギード』調査員志望のイギリス娘――これが、なんと編集長宅の元料理人・魅惑のエルシー――の研修を担当し、彼女を落第させるのが今回のパンプルムース氏の任務です。彼女はなぜ、宿泊先に名もないホテルを選んだのでしょうか?ホテルのオーナー・シェフは行方不明だし、彼女の振舞いもおかしく、おまけにポムフリットは怪しい拾い物をし、事態はとんでもない方向に動き出します。グルメ珍コンビのシリーズ第8作です。主人公のアリスティード・パンプルムース氏は、パリ警視庁の元刑事で、フランスで、最も伝統と権威ある
ずっと疎遠でいた兄妹、エディーとベス、ポーシャは、亡くなった祖父の莫大な遺産を受け取るため遺言にしたがっていっしょに旅に出ることになります。20年前に祖父が彼らを連れていったアメリカ横断ドライブ旅行を、祖父の遺灰を車に乗せて完全再現するものでした。彼らの過去の旅は、奇妙で危険な秘密を孕んだものでした。そして現在の旅も、はじまりから狭い車内には不穏な空気が漂います。『殺人記念日』(https://ameblo.jp/hiikun-book/entry-12671292935.html)の著
看板シリーズの長編はもとより、短編の名手でもあるディーヴァーの8年ぶりの第三短編集。レギュラーキャラクターが総出演で暴れまわった2分冊の上巻『死亡告示トラブル・イン・マインドⅠ』(https://ameblo.jp/hiikun-book/entry-12741157037.html)から一転して、この下巻では普段のディーヴァーとはちょっと違うスーパーナチュラル、オカルトめいた怪しい雰囲気の漂う作品も登場します。5編の短編と1編の中編が収録されています。「プロット」「カウンセラー」「
大学生のハリーは、父親の事故死を知らされ、急ぎ実家に戻ると、傷心の美しい継母アリスが待っていました。刑事の話では、父の死体には殴打の痕があったとのこと。ハリーはアリスと話し合うが、その態度に違和感を覚えます。これは事故なのか、仕組まれた死なのか?過去と現在を行き来しながら進む物語が、ある場面で読む者の予想をはるかに超えた展開を見せる圧巻のサスペンスです。物語は、“現在”と記された大学の卒業を1週間後に控えたハリー・アッカーソンという青年が、父が亡くなったという知らせを父の後妻のアリスか
副題は“歴史と秘密のホテル②”。アイヴィーの働く高級ホテルで殺人事件が起きてしまいます。怪しい動きをする宿泊客、墓石愛好会のメンバーをよそに疑われたのは支配人でした。厳格で公平で公正な彼がそんなことをするはずがないと、アイヴィーは警察に立ち向かいます。主人公のアイヴィー・ニコルズは〈ホテル1911〉でフロント係として働き始めて9か月の28歳の女性です。アイヴィーの働く〈ホテル1911〉は、テネシー州のチャタヌーガにあり、グレコローマン美術に彩られたかつて隆盛を極めたモロー家の屋敷を、
パンプルムース氏は今回は鉱泉で有名なヴィシーに、アメリカの推理作家6人組のイヴェント・ツアーのサポートで出張することになります。お供はもちろんかの愛すべき元警察犬、ポムフリットくんです。ところが、作家のひとりが“バタール・モンラッシェと、魚”〔高級ワインと魚〕という言葉を残し、水を飲んで死亡します。このダイイングメッセージは何を意味するのか、ダルタニャンの仮装で臨んだ晩餐会の後、パンプルムース氏の運命はとんでもないことになります。グルメ珍コンビのシリーズ第7作です。主人公のアリスティー
編集長の死亡記事を見たパンプルムース氏が急遽出社すると、当の編集長は生きていて、社内OA化についての大演説します。そして、コンピュータがおすすめレストランとして打ち出してみせたのは、悪名高いテイクアウト専門店の名でした。誰がなぜ、データを改ざんしたのか、パンプルムース氏は苦手のコンピュータに挑みます。経理担当のマダム・グラントの意外な顔も明らかになるグルメ珍コンビのシリーズ第6作です。主人公のアリスティード・パンプルムース氏は、パリ警視庁の元刑事で、フランスで、最も伝統と権威あるグルメ
代休に編集長からの電話で呼び出されたパンプルムース氏を待っていたのは、英仏間を結ぶ飛行船就航記念機内食メニューを考える仕事でした。食の国フランスの威信がかかっているため、パンプルムース氏はわれらが愛犬ポムフリットとともにブルターニュへ飛びます。折しもサーカスが興行中でゴム女と鰐、おまけに彼を追い回す謎の老婆も出現します。グルメ珍コンビのシリーズ第5作です。主人公のアリスティード・パンプルムース氏は、パリ警視庁の元刑事で、フランスで、最も伝統と権威あるグルメ・ガイドブック『ル・ギード』の覆
いきなりざっくりした事を言うようですが、昭和と平成でTⅤドラマの変化で気づいた事のひとつ。平成はコミック原作のドラマが目立つけれど、昭和は海外ミステリやサスペンスの翻案物が多かったと思うんです。平成で思い出せるのは、レイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」(長いお別れ)で、浅野忠信さんがフィリップ・マーロウを演じましたが、これはちょっとキビシかった。アメリカのハードボイルド探偵を日本に置き換えるのはまず無理なんです。「無国籍アクション映画」のようになります。
編集長命令は、ダイエットをかねたヘルスクラブ調査でした。パンプルムース氏と美食犬ポムフリットに食事制限など可能なのでしょうか?ピレネー東部のヘルスクラブに潜入してみると、そこには何やら秘密めいた雰囲気が漂っていました。パンプルムース氏と瓜二つの軽薄男も登場して大騒動となります。グルメ珍コンビのシリーズ第4作です。主人公のアリスティード・パンプルムース氏は、パリ警視庁の元刑事で、フランスで、最も伝統と権威あるグルメ・ガイドブック『ル・ギード』の覆面調査員です。パンプルムース氏は、年齢は
看板シリーズの長編はもとより、短編の名手でもあるディーヴァーの8年ぶりの第三短編集。リンカーン・ライム、キャサリン・ダンス、ジョン・ペラムと、ディーヴァーの看板スターが次々登場し、長編とも趣の違う快速ぶりでまさにフルスロットルの攻防を繰り広げます。6編の短編が収録された短編集です。「キャサリン・ダンスフルスロットル」「ゲーム」「バンプ」「リンカーン・ライム教科書どおりの犯罪」「ジョン・ペラムパラダイス」「三十秒」各編は、街中でのテロを計画している自由兄弟会という過激派グル
冬のイルミネーションイベントが近づく、ビールで有名なアメリカの小さな町レブンワース。選挙を控えた市議会議員が殺されているのが発見されます。彼はビール産業の盛んなこのレブンワースで、こともあろうに禁酒政策を推し進めようとしていました。容疑者とされた人物から頼まれて、ビール職人のわたしは聞き込みを進めていきます。おいしいビールと料理が満載のビール・ミステリの第3弾です。物語の舞台は、ドイツ系の住民が多くビールづくりが盛んなアメリカ合衆国の北西・ワシントン州の山のなかにあるレブンワースという
副題は“警部ヴィスティング”。2人の女性に対する暴行・殺人・死体遺棄の罪で服役中の男が、第三の殺人を告白します。男は、死体を遺棄した場所を供述する見返りに、世界一人道的とされる刑務所への移送を要求します。ラルヴィク警察の主任警部ヴィスティングらが警備態勢を敷く中、手足を拘束された男が現場に到着します。男が転倒を繰り返したため足枷が外されると、一瞬の隙をついて男が走り出し、その直後、爆発が起こり、男の姿は忽然と消えてしまいます。残虐な犯罪を繰り返してきた男には、共犯者がいるとされており、