ブログ記事206件
「遊びをせんとや生まれけむ」何故か、この言葉がずっと気にかかっていた。後白河上皇の『梁塵秘抄』に収められ、今様ーーーー世間で流行っている唄、白拍子が舞と共に唄う流行歌ぐらいの認識だったけれど、最高権力者の戯言か、でも、だから、持っている、深い意味があるのか、何となく、胸の奥でもやもやしていたものがあった。4月21日の朝日新聞の加藤登紀子さんの「ひらりひと言」で、「私も、歌う仕事が『最高の遊び』と感じるようになってから、変ったわね。歌っている時が
カノンです。お久しぶりですの更新になりました。あ、これを書いたらいいな等と思いつつ、日が経ちました。昨日は春分の日、そして、宇宙元旦の日でしたね。宇宙元旦って?と最初聞いた頃は思っていましたが、昼と夜の長さが同じになる春分の日が、新年の始まり宇宙元旦という捉え方なんですね。じゃあ、秋分の日は?と、突っ込むのはやめておきますね。そういえば、その宇宙元旦の前日に来られた方は、幼い頃からの辛い日々を、浄化して行かれました。多分ご本人は、全然そんなつもり
あそびをせんとやうまれけむたわむれせんとやうまれけむ…・・・・・・・・トントンと描いてたら、大河ドラマ『平清盛』のテーマ曲や劇中にも出てきた、この言葉を歌う女の子のうたごえを思い出しました。妙に惹かれて言葉を調べたり、曲をYouTubeでも何度か聴きました。「梁塵秘抄」というものの中にある歌だそうで、解釈もいくつかありました。儚げな、悲しげな…そんな風に聴こえて、妙に惹かれるのは、挿入されたり、劇中で歌われたイメージが重なったせいもあるかもしれません。・・
大人のお年玉?京都に住む友人から届きました。京都・丹波ワイナリーのワインです。左は「PonotNoir2020」。1800本製作、シリアルナンバーは1328。日本ワインチャレンジ2023で銅賞。自社農園産ピノ100%。仏産小樽で熟成。ピノを使った国産ワインは希少。開栓が楽しみです。右は「ヌーボー(白)」。デラウェア100%。低温発酵で、キレの良い爽やかな新酒。数の子や伊達巻に合いそうです。丹波ワインは1979年、京丹波の自然豊かな里山で創業
…5代の天皇に渡り30数年間、院政を行ない、源頼朝に「日本一の大天狗」と言わしめたとも伝わる法皇は?「後白河法皇」である。第77代・後白河天皇は、鳥羽天皇の第4皇子で、母は待賢門院璋子(ショウシ)。久寿2年即位、保元3年譲位し、天皇5代・34年間、院政を行なった。在位中に「保元の乱」があり、平氏政権から鎌倉幕府確立に至る変動期にあって、朝廷の威信保持に努めた。仏教に深く帰依した他、今様を好んだ事でも知られる。『梁塵秘抄』を撰集した。
天山ヒスイです。新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。能登半島地震がありましたので、挨拶は簡単にさせていただきます。亡くなった方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。そして被災された方々が一日でも早く、安心して暮らせるようお祈りいたします。今朝撮った写真です。少しでも心癒されますように。仏は常にいませども現(うつつ)ならぬぞあはれなる人の音せぬ暁にほのかに夢に見えたまふ
東北最終日です。宮城県・松島にやってまいりました。日本三景の一つです。宮城県も、人生初です。青い海と、点在する小さな緑の島々。瀬戸内海もこんな感じですね。安らぐ景色です。松尾芭蕉が「松島やああ松島や松島や」と詠んだ一句は有名ですが、あまりにも単純で💦「芭蕉の句ではない❗弟子がふざけて作った作だ❗💢」という説もあるようです。あ~何かビオトープ見てるような気分だわ🎵赤い橋を渡り(これもビオトープみたい)小さな出島のお堂にお詣り。「仁王丸」という船に乗りました。
式子内親王の悲運な生涯を辿る前回では、それまでの仮住まいから、やっと大炊殿に身を落ち着けることができたまでをお話ししました。前回引用した、『源家長日記』の御殿の庭の記述からは、内親王が、平安な暮らしをようやくにして得たことがうかがえます。しかし、それは長くは続きませんでした。重い病が内親王を襲うことになるのです。それが、明らかになるのは、定家が『明月記』正治元年(1199)五月一日の次の記事からです。「大炊殿ノ女房告ゲ送リテ云ハク雑熱ノ事御ハス之間、医師等ヲ召スト云々」2018年に評
No.0089(酬恩庵一休寺)今日のテーマは『朝の喫茶室』今日は「タイトルで損をしている本」についてです。私が拝見させていただいてるブロ友さんは、俳句や短歌をブログで紹介されている方が沢山いらっしゃいます。(ᴖ·̫ᴖ)皆さんご存知の俵万智さんのコラムで、「題で随分損をしている本がある」と書かれてました。その本は……。『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』です。俵万智さんによると・・・「わっ、さすが、モト古典の先生!」「なにそれ、宗教関係の本?」ものすごく難しい本を
平安時代、今の大阪市淀川区と兵庫県尼崎市の辺りには、遊女の街が広がっていました。江口、神崎、蟹島(かしま)です。神崎川と淀川の分岐点に江口、神崎川の北側に神崎が、南側に蟹島がありました。この内の神崎には、『平家物語』の「横笛」の章に出てくる横笛がいました。建礼門院の雑仕(ぞうし)横笛といふをんなあり。滝口是(これ)を最愛す。(『平家物語』巻第十「横笛」より)また、横笛という女性は神崎川の河口近くに住む長者の娘で遊女であった。横笛は流行の今様(いまよう)をはじめ、琴
~舞え舞えかたつぶり舞はぬものならば馬の子や牛の子に蹴させてむ踏み割らせてむまことにうつくしく舞(も)うたらば花の園まで遊ばせむ~(「梁塵秘抄」)。蝸牛(かたつむり)は日本に約700種も存在し、湿気の多いとき、又は夜間、樹や草にはいあがって若葉などを食べる。梅雨のころは紫陽花の葉の上にへばりついている蝸牛、最近はめっきり見かけなくなってしまった。古くから親しまれてきた蝸牛の、ゆっくりとした歩みこそ、今の時代、見直したいことだと思える。
https://youtu.be/bpFRRnDDf9A琴奏蓮花浄土にて梁塵秘抄を歌う於:愛知県瀬戸市感應寺お寺、観世音菩薩様の御前にて、とりどりの蓮の花に囲まれ、ご奉奏し歌う機会を得ました。2022年8月の記録です。youtu.beふと、「南無大慈大悲観世音菩薩」という祈りが浮かび、観音様がご本尊様のお寺でのご奉納で、即興で歌った時のことを思い出しました。2022年8月の記録を編集しました。『梁塵秘抄』より「佛は常にいませども…」を歌っております。
南宮大社◆玉鋼(けら)の杜~金屋子縁起と炎の伝承~16間を空けることなく…前々回の(前編)、前回の(中編)に続き「金屋子神」の呼称についての諸説の(後編)をお届けします。~*~*~*~*~*~*~*~*~*~■過去記事1…金屋子神社の概況(金屋子神祭文雲州非田伝)2…金屋子神の信仰圏3…「金屋子神」八幡神説(前編)4…「金屋子神」八幡神説(中編1)5…「金屋子神」八幡神説(中編2)6…「金屋子神」八幡神説(後編)7…「金屋子神」天
動画はおりゅう柳です。おりゅうは、器量良しの娘でして、町のお屋敷に奉公へ行った。そこで、楊の下に一人の男性が居た。おりゅうは、その男性が好きになって、夜になると、その男性に会いに行った。だが、身体が衰弱して、里に引き取られた。それを心配してか、男性が家に尋ねるようになった。ただ、不思議なことに、楊の葉が一枚落ちていた。その後、その男性は、もう会えなくなるようなことを言った。京の都に三十三間堂建立の話しがあった。その為に材木が必要とのこと。その後、楊の木が倒された。男性は柳の精霊であった。切った柳
おもちゃを持ってくるので、しばらくひっぱりごっこをしてあげると、後はひとり遊び(*^_^*)まだ2歳、遊びをせんとや生まれけむ、お年頃のゴンザ^^;ゴンザからの遊んで攻勢をかわした後、睡眠をとるシェリねえさんは8歳(^^)ヒト年令で、ゴンザは26歳、シェリは50歳、家族しています♡♡兵庫県産【小型犬中型犬用】天然ジビエ鹿の角約12cm/角は丸く加工済み犬のおやつ犬用歯磨きガム鹿つのしかのつのAmazon(アマゾン)1,680円ペットステージ(Pe
■倉庫蓮華王院境内南西側にある鎮守社。■久勢稲荷大明神一ノ鳥居鳥居扁額は「久勢大明神」。■久勢稲荷大明神手水鉢■久勢稲荷大明神二ノ鳥居■久勢稲荷大明神本殿■久勢稲荷大明神境内社■梁塵秘抄の碑後白河法皇歌碑。鞍馬山の閃緑岩製。治承年間(1177-1181年)に編まれた歌謡集、梁塵秘抄より。観音誓いの広ければ普[あまね]き門より出でたまひ三十三身に現じてぞ
こんばんは私にとっては金土日の三連休が終わりました贅沢ですね毎週三連休ですでもあっという間なんです今週もガーデニング三昧の3日を過ごしました今日はクレマチスの植え替えのはずでしたが薔薇のアーチの補強や薔薇の葉を落としてアーチに絡ませるだけで午後までかかりました南側のフェンスにひとつくぐり抜けるためのアーチではなく薔薇のオベリスクのようなものですがここはフェリシアとスパニッシュビューティーと決めましたスパニッシュビューティーは一季だけ、でも春は豪華ですあとを四季咲きフェリシ
「ふさぎの虫」第五十八行(弱虫)弱虫……苦痛と凌辱との思ひ出が切々と蘇る。弱虫、白秋の泣き言。後文より、然し俺は心中は御免だ――独で死ぬのももう厭になつた。たつた一人で生き度い、命が惜しい。ついに未決監に拘束される。これにより白秋の盛名は一時に失墜した。白秋は罪の意識に苦しみ、狂気寸前の錯乱状態となり、八月に死を覚悟して木更津に渡ることになる。しかし、死ぬことができず生き延びた。だから、後の苦しみとなり、嘆きの「雀の卵」となる。輪廻三鈔序大正三年六月、我未だ
「ふさぎの虫」第五十五行(逃れつこはありやしない)「悪因縁だ」――もう逃れつこはありやしない。悪因縁、この小品の精華と言うべき言葉、文学を研究するならば「悪」だと思う。源氏物語も華やかでいいが、白秋の小悪魔との情事は「暗愁」で暗く憂う男の美学といえよう。この三文字、悪を冠された「因縁」とは、前世からの定まった運命、関係。転じて、何らかのつながりを有すること。縁。ゆかり。特に姻戚にあたること。また、その人。俊子なのだが、白秋は「悪」を付けた。様々に論じたが、強いという賛辞も
仏は常にいませども現(うつつ)ならぬぞあはれなる人の音せぬ暁(あかつき)にほのかに夢に見えたまふ仏様は常にいらっしゃるけれど俗世に住む、わたしたちには現実に、そのお姿を見ることができないということはしみじみ、尊いものです人の寝静まった、物音のしない夜明けの頃にかすかに、夢の中にそのお姿をお現しになられることです梁塵秘抄(後白河法皇編纂)後白河上皇『梁塵秘抄口伝集』:熊野参詣記熊野に関連する和歌などをご紹介www.mikumano.net梁塵秘抄
【きまぐれ】(287)1980年@妙心寺/嵐山【♪音楽小旅】(120)松浦愛弓(あそびをせんとや)***気まぐれ***Kさんに連れていってもらった京都小旅です(セピア色になった写真が3枚だけ残ってました)。妙心寺(みょうしんじ)を訪ねた後、嵐電で嵐山公園に行ったはずだけど、ほとんど何も覚えてなくて詳しい場所はわかりません。写真がなければこの小旅の記憶はなくなっていたでしょうね。妙心寺を訪ねたのはこの時だけなので、近々また行ってみたいと思っています。嵐山公園の写真
我が家の前に植わっている木々がどうも鳥たちの遊び場になっているらしく毎日いろんな鳥たちがやってきます春にはうぐいす、夏にもものすごい大声で鳴く山にいるようなやつとか笑(名前わからないのが残念…)名も知らぬ小鳥たちからキジバトやヒヨドリ、たまにノスリもとくに私が好きなのは、オナガたちで美しいブルーグレイの羽はもちろんですが彼らは本当に、遊び好きなのです♪月に2,3回くらい、群れでやってきては2階の屋根よりも高い、2本のヤシの木の周
「白猫」講読第五十五行(白秋に聞えた声)声がしたのである。『どうぞその児を引き取つて下さいませんか。』と「何かの深い執念と怪しい魔力を秘ひそめた声音(こわね)で」聞えた。音波ではなく、夢の中の霊波だろうか。白秋の「声」で有名な歌、雲母集より、深々と人間笑ふ声すなり谷一面の白百合の花読みは、谷一面の白百合の花より、心に深々と人間を笑う声がする。白秋の歌風は、「雲母集」から一変した。梁塵秘抄の影響を受けた、ここに来て梁塵秘抄を読むときは金色光(こんじきくわう)のさす心地するウ
何のために踊るのか?と考えるとき思い浮かぶのは「梁塵秘抄」の中の歌です。遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ遊ぶために人は生まれてきたのだろう。わたしの遊びは舞踊なのだろうと思っています。遊びは何か得をするわけでも物質を生産するわけでもありません。心を満足させることが遊びの本質です。今の社会の仕組みの中で純粋に遊ぶことはなかなか難しいですね。それでも人のヒトたる所以は遊ぶことにあると思います。得も利も関係な
今日はまず番外編として、後白河法皇について書いてみたいと思います。きっかけはたまたま録りだめしていたこの番組を見たことです。「“日本第一の大天狗(てんぐ)”後白河法皇」-英雄たちの選択貴族の世から武士の世へ、過渡期に生き残りをかけ権謀術数の限りを尽くした権力者がいた。後白河法皇である。終生、今様歌を愛し続けるというユニークな存在でもあった。平清盛の後押しによって院政を敷いた後白河法皇は、平清盛、木曽義仲、源義経と次々に武士の力を利用して、権力の座にとどまり続けた。頼朝は、法皇を「日本第一の
名古屋のシンゾウです勉強を進めると、難読漢字に多々出会います。例えば「上野岑雄」、正式には「かみつけのみねお」と読みます。読めませんよね。一生懸命覚えると今度は、「かみつけのみねお」から「上野岑雄」がなかなか書けません。「上野岑雄」は「うえのみねお」と覚えた方が漢字は書き易いですね。試験ではルビはふりません。でも、「うえのみねお」と覚えると、仲間で話をすると、「うえのみねお」??、誰それという話になります。「上野岑雄」を「かみつけのみねお」と覚えれば問題ないのですが、難読漢字の全てに対応す
この投稿をInstagramで見る中島章子(@shoko.nakashima1324)がシェアした投稿
"ブログ"21日チャレンジ7日目。"暗記"21日チャレンジ10日目の今日は「遊びをせんとや(梁塵秘抄)」。梁塵秘抄(りょうじんひしょう)というもの自体を知らないためネットで検索。何かのお経みたいな名前だけど、実は当時の流行歌の歌本だったみたい?ですね。編集者は後白河法皇というくらいだから、流行歌といっても軽すぎない立派なものなのかもしれません。今日は多忙でブログを危うく忘れるところでした。"暗記"21日チャレンジ記録は以下。1日目:発祥の詩(渡辺龍神)2日目:春は花(道元)3